郷土食研究会 うまかっぺ!茨城 

茨城の郷土食に関するあれこれ。また、そこから、「食」だけではない、た~~~くさんの、よもやま話などなど・・・

行方レシピコンテスト

2019-05-14 19:53:42 | グルメ

茨城県行方市では数年前から、地元産食材を使ったレシピコンテストが行われており、入賞レシピ、採用レシピは、発案者の名前とともに、クックパッドでも投稿・掲載されています。

クックパッド「茨城県行方市のキッチン」

 

コンテストの結果や審査の様子などは、Facebookではなくてホームページ(Webサイト)に掲載されるので、食材の紹介やレシピ案が誰でも見て作ることが出来ます!

これも大事なことですよね

 

さて昨年度(平成30年度)、第四回のテーマは『川魚』で、霞ヶ浦特産の『鯉、しらうお、わかさぎ、川えび』を使った創作レシピが募集されました。

 

そこで私もアイディアを絞り出して 応募してみたところ、幸いにも採用レシピとして頂きました!

応募総数66作品で、受賞レシピをみるとかなりレベルが高くて、正直よく採用して頂いたな!と、驚く半面嬉しかったです。ありがとうございました

 

詳細

★ なめがた日和[行方市]トップ > 暮らす > 第4回 行方レシピコンテスト【川魚】結果発表!! 

 上記のページの「採用レシピ」6点の中の「鯉・ワカサギ・シラウオ・川エビの加工品を使った部門(主食・おかず)」の1つ

【おこげの「霞ヶ浦の恵み」あんかけ】

がそれです。 

★また、審査会の様子は、こちらに詳しいです。

 なめがた日和[行方市]トップ > でかける > なめがたダイアリー > 第4回 行方レシピコンテスト『川魚』審査会が開催されました!

  

【地元食材を広く知ってもらうということ】

さて、以前、このブログでも報告したこともあるのですが、実は今までに、いくつかレシピ公募企画に応募して、うち2回ほど受賞させて頂いたことがあります。

もちろん純粋に嬉しかったのですが、その半面、その体験から見えてきたことや考えさせられることもあります。

 

そこで、各自治体や公共団体による『地元食材と広報』について、少し感じたことを書いてみたいと思います。

 

町おこしや産業育成を目的に、地元産食材を使ったレシピを、自治体や公共団体が企画/募集するというのは、全国で行われているようで、茨城でももちろん以前からあります。

 

ただどうしても、一発企画で終わったり、担当者が変わると続かなかったり、発信がおざなりだったりで、せっかく応募され受賞されたレシピを生かすことが出来ず、もちろん町おこしや産業復興に生かされることもなく、そのまま埋もれ、忘れられていったものも数多くあると感じます・・・これは茨城だけに限らないと思いますが。

 

そういう中、茨城県内では行方市の取り組みは、レシピコンテストは、今回で既に第4回と続いている上に、発信も、市のホームページに加えて「クックパッド」という有名なレシピサイトへの投稿も続けておられます。

これはすごいことです。

もともと行方市はインターネットでの発信が以前から熱心で、ユニークなブログでテレビで取り上げられたこともありますよね

 

ところで、応募レシピの受賞が決まった時、行方市役所の担当の方から「名前を載せて大丈夫か」のご確認の電話を頂きました。

その時、「道の駅などで配布するレシピ集などにも載せるので…」とのお話もあり、ネット発信だけでなく、道の駅でのレシピ集配布などもきちんとされているのだなぁと思いました。(・・・そのレシピ集、欲しいなぁ♪)

 

また先日のGW、行方市のイベントのチラシを手に入れた友人が、そのイベントで最優秀レシピの試食やレシピ集の配布があると書かれていたと話していました。

ネットでの配信と同時に、イベント等で実際に試食出来たり、レシピ集を配布して家庭でも作ってもらえる機会も設けておられるわけです。

 

ところで、茨城県内の他の自治体や公共団体などで、どのような取り組みがあるか調べてみました。

が、行方市ほど熱心に取り組み、発信を続けているのは珍しいようです。

ちなみに、例えば私が住むつくば市も、行方市と同じくクックパッドに「つくば市のキッチン」として発信しています。

ただ学校や保育園の給食、そして食育のためのメニュー提案に留まり、地元食材を使ったメニューは現時点ではありません・・・つまり、県外の人向けでなく、市内の教育及び給食関係の方向けの発信に留まっているわけです。

またつくば市では、レシピの公募のようなイベントは、寡聞にして私は知りません・・・。多分、ほとんど行われてこなかったと思います。

  

行方市はぜひこのまま、地元産食材を使った美味しいレシピを全国に発信し続けて欲しいですし、さらに楽しく美味しい企画も期待しちゃいます♪

 

また他の自治体や団体も、ぜひ行方市のように、発信と企画を粘り強く続けて地元産食材やレシピ、そして郷土の伝統的料理なども、全国に広めていって欲しいです。

 

それは、食材だけでなく、他のいろいろな「魅力」も発信することに繋がるのですから。 

ただし、ライバルは、全国の都道府県

いわゆる「魅力度」がさらに大きい自治体も、総力を挙げて発信しています。

それに太刀打ちできるくらい、頑張らないと!ですよ!

 

 

写真は、今回頂いた賞品とお礼の手紙。

お題の霞ケ浦の魚にちなみ、

霞ケ浦のワカサギ、白魚、川エビを使った佃煮、煮干し、甘露煮の詰め合わせ\(^o^)/

賞品ももちろんですが、お礼の手紙も嬉しかったです。

(市川)