郷土食研究会 うまかっぺ!茨城 

茨城の郷土食に関するあれこれ。また、そこから、「食」だけではない、た~~~くさんの、よもやま話などなど・・・

酢の物タイプのすみつかれのこと

2015-02-13 20:47:43 | グルメ

先週2/6(金)夜21:30-21:45放送の、ラヂオつくば『つくばね自由研究クラブ』で、『郷土食研究会うまかっぺ!茨城』で行ってきたアンケートや聞き取り調査から、地元のつくばの郷土食・お祭りの食べ物について、クイズを出させて頂きました(^o^)

聴いて下さった皆様、ありがとうございました!

クイズ、答えられました?

 

さて、一昨日2/11は、初午でした。

初午といえば、すみつかれ(すみつかり、しもつかれ、しもつかりetc.)を作られたお宅、召しあがった方も多いかと思います。 稲荷神社にお供えに行かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

番組でもお話しましたが、アンケート調査をしていて、同じ『すみつかれ(すみつかり、しもつかれ、しもつかりetc.)』という料理なのに、かなり違うタイプの料理が2種類あるのですが、ご存知でした?

★ひとつは、節分の残りの豆と、鬼おろしでおろした大根、人参に、酒粕や鮭(の頭など)入れて、煮込むもの。油揚げなど入ることも。

※これが、よくテレビなどで紹介される『しもつかれ』と同じタイプです。栃木の郷土料理としても有名。茨城でも食べる地区、家庭も多いです。

★もうひとつのタイプは、節分の残りの豆と、鬼おろしでおろした大根、人参などを、甘酢にして食べるもの。酒粕も鮭も入らず、煮込まず、生で食べます(酢の物として)。これも油揚げや他の食材が加わる場合も多い。

 

それで、ちょっと、気付いたこと。

酢の物タイプの場合、鮭は入れないのですが、ちくわ、さつまあげ、するめいか、たこなど(どれか1種類ですが)を入れる場合もよくあるようです。

これらの食材の共通の特徴としては・・・海産物(原材料)であり、歯ごたえがシコシコしている!

なんででしょう?偶然なのか、もともと何か意味があったのか・・・? 

考えると興味深いです。

 

これからまたアンケートや聞き取り調査を進めて、もっといろいろ分かるかもしれません♪

ワクワクしています(*^^*)。

(市川)