富山戦展望

2011-06-25 | J2
仕事に急遽余裕が出たので素人妄想など。
 
前節リーグ20位のFC岐阜に良い形で先制弾をお見舞いした後、岐阜のほぼ自滅と言ってもいいような流れで勝利した札幌は今節、リーグ19位の富山との対戦。
前々節まで7試合勝ち星無しと低調っぷり全開な富山ですが前節は下位に苦しむ東京Vとの一戦でした。
富山は3-3-3-1というシステム。

     苔口
 
 朝日  黒部  大西
  
 谷田  平出  西野
 
 池端  江添  船津
    
     内藤


しかし前節は東京Vが絶好調、際立った阿部と河野のプレイを筆頭に殆どの時間帯を東京Vが支配。
運動量、速度、連携、個人技の全てにおいて東京に勝った部分が少なかった富山は球際に遅く、東京の球保持者が前を向いてプレイできるどころかフリーでパスやクロスを上げられるほどプレスが遅く東京はプランを崩されること無く試合が出来た印象。
21分に東京の井上が負傷交代で高木次男坊に交替したものの東京の流れは変わらず27分に河野の鋭いCKから阿部頭弾で先制すると2分後に東京のゴールキックを富山PAまで30m弱の位置でキープした阿部が富山DFを交わすモーションから素晴らしい弾道のロングシュートをブチ込む追加弾。
これもゴールキックを受けに入った阿部(東)に対する寄せが少ない上に遅く、余裕を持ってシュートモーションに移行できるプレスの弱さを物語っていた。(シュートの弾道自体が素晴らしいのもあったんだがね。)
31分には左から30mの位置から河野(東)のFK、コレも速弾で打ち込み阿部(東)と船津(富)が競るが触れなかったものの2者の動きがGKのブラインドになったかそのままゴールする素晴らしい弾道。
42分にはPA横からのFKを河野がファーに蹴り小林が折り返すと土屋がゴールに背を向けたキープから反転して打ち込むゴリゴリのFWのようなプレイで追加点。
コレも土屋に入るまでのマークも寄せも緩いコトが起因であっという間に4失点。
しかし、この辺から2列目のフリーランニングと苔口の動きがハマりだし、プレイもシンプルになったことから好機が出だしてロスタイムに東京の前がかりを左で奪取しカウンター、西野のクロスに黒部頭弾ジャストミートもGK真正面で弾かれもう一度大西がクロス、これも黒部頭弾ジャストミートだったがクロスバー跳弾、コボレを苔口がダイレクトボレーでぶち込む無駄に派手なプレイの連続で前半1点返した富山。

前半終了間際にいくつか反撃の形を体現できたので後半は面白くなるかと思ったが、相変らずプレスが緩く東京の攻撃を鈍化させるどころかピンチを招く展開が目立つ富山。
富山の攻撃になっても押し込まれた状態からの反撃なのでカウンター速度は遅く、攻撃陣が人手不足化し詰まるか前に蹴るだけになってしまう。
前に入れた球が苔口のトコロに収まってもフォローが希薄でほぼ孤立してる上に、無理に手数をかけようとするのでチャンスは薄まる一方だった。
38分には菊岡(東)のアーリーを裏に抜けた阿部が折り返し次男坊がシュートをキメるダメ押し。
コレも菊岡が余裕でアーリーを打ち込めるプレスの無さにプレスを犠牲にしてブロックしてたハズなのに阿部に裏に抜けられる富山DF、しかも次男坊のファーには河野までPAに侵入していたがここにもマークはキッチリ付いていないという始末。
終了間際にミドル打ったりCKで好機を作ったが東京GKに阻まれ1-5の大敗。


あの守備のままであるならばプレスに弱い札幌でもチャンス多発できるのではないだろうかと妄想する。
まぁ1-5の試合だったが5点目以外は守備でガッチリ崩されたものは少なく、放った東京の弾道が素晴らしすぎたというのもあるがね。
攻撃に関しては、押し込まれる展開が多かったせいか3-3-3-1のわりにはフリーランニングが少なく好機も少なかった。
ただ苔口、大西、黒部のプレイは厄介でプランを体現されれば一刺しされる連携、個人技は持ち合わせているし、ココを警戒しすぎて朝日がシャドーで突っ込んできて喰らわされるプランもありそうだと妄想、札幌はDMFの頑張りにも注目したいです。
富山は大敗の東京戦からどう修正してくるかに注目したいです。
さて、19位にもサクッと勝って連勝と行きたいですね、ガンバレSapporo!