大分トリニータ

2011-03-04 | J2
大分の昨シーズンは
15位/10勝15敗11分39得点49失点
得点リーグ11位、失点リーグ16位

かたや札幌が
13位/11勝12敗13分37得点38失点
得点リーグ13位、失点リーグ6位 

皇甫官が退任で田坂コーチが繰り上げ監督就任。
選手出入りは西野晃平が引退で菊池、高松、キムボギョンを含む15人放出で、水戸の作田、藤川を含む12人を補強、放出が目立ってしまう出入りとなった。

経営絡みで降格してきた大分。
主力選手の放出も目立ち、公式試合安定開催基金から借金しているので完済と債務超過を解消するまではJ2で全勝優勝したとしても昇格できない大分。
そんな状況下、どうなるモンかと注目していたが開幕からチェジョンハンと「鬼の太股」キムボギョン爆発で強さを見せていたが4月には失速。
リーグ終盤には後列も攻撃参加に加われる押上げなども見られたが、開幕からしばらくは連動性が薄く、攻撃陣と守備陣と分断していたような印象。
それでも韓国人プレイヤーの活躍もあり勝星を重ねたが引き出しの少なさから対策されてしまい札幌並みの得点力に落ち着いたワリには失点癖が止まらず15位でシーズン終了となった。
そんな大分に昨シーズンはホーム△2-2/アウェー☆2-1と勝ち越した札幌。
得点力が薄かった両チームながら、直接対決は無失点ではないというのが面白い。

資金難から降格してきたといっても過言ではない大分。
トライバルキックス事件やマルハン問題などスポンサーに縁がなく、昨年はユニフォームの胸スポンサー無しの一年だった。
個人的に思うのだが日本ってサッカー人気が、それほどでもないのに既にJクラブが38チームもある。
チーム数は将来のJ3制に向けまだ増える予定だが、Jリーグ人気ってそれほどでもないのにクラブ数ばかり増えても、このご時勢では資金対策は容易ではないだろう。
なのに「青少年へのなんたらで~」とスポンサー規制でせっかく付いてくれた資金元まで取り上げられたらかなわんよなぁと思う。
札幌からニトリが引いて行ったコトでも思うが、基本的にJ2なんぞ広告対価に伴わないと思う。
一部の熱烈変態J2サポを除く極一般的な観点で見ればJ2各クラブの胸スポンサーをスラスラと思いつくヤツなんざそうはいないだろう、世間の認知度なんざそんなもんだ。
タダでさえ九州はJクラブ5チーム競合なうえにソフトバンクホークスまであるスポーツ激戦区でスポンサー誘致も厳しいだろうなと思う、にも拘らず「けど健全経営じゃないと昇格させない」とか簡単に言うなと思うわ。

とか言うても僕ごときは外様のプチ札幌ファンなんで、大分についてなんざ説得力も何も無いだろうが、ひっそりと応援してるぜガンバレトリニータ!(おおう、脱線しちまったよ。笑)