今年の1月に親友が亡くなった
大腸がんだった
既に3ヶ月以上たつと言うのにあたしはまだ現実とは思えず 彼女の死を受け止められないまま今に至ってる
保育園でも一緒だった( …らしい苦笑 記憶には無いけど写真はあった)
…けど 本格的に仲良くなったのは高一の時からで それから進学し就職し彼女が結婚した後もずっと変わらない関係が続いていた
あたしは土日が休みで彼女は飲食業だったから なかなか時間を合わせる事が難しい状態だったけど
それでも国内海外と旅行にもたくさん出掛けた
でも、やっぱり頻繁にとはいかなかったから 今現在数ヵ月彼女と会えない時間が流れていてもこれまでもずっとこんな感じだったから、もうどんなに会いたいと願っても会えないんだ…と言う事が心で理解できないまま時間だけが流れている
彼女は本当にポジティブシンキングの人で辛い抗がん剤治療も積極的に受け副作用が治まっている間は良く食べ良く笑い楽しそうにしていた
犬を可愛がり仕事が好きでホラー小説を読むのが好きだった
彼女が泣いたのって あたしガンなんだって…と泣きながら電話をかけてきた3年前の寒い夜でそれ以来あたしの前では涙を見せなかった
ガン告知を受けた時既に肝臓に転移しもう手術も出来ない状態だったらしい
それでも亡くなる前日まで生きようとしていた
退院出来たら台所でお料理をして庭で草取りをして洗濯もして犬の散歩に行って
何でもない日常を過ごしたいと話してた
彼女とはもう一緒に行けないけど 彼女が居れば一緒に行っただろう新しく出来たお店や行ったことの無い場所に旅行に出掛け 新しい本を読んで映画も観に行くよ…
でもね…さみしい
やっぱりさみしい
さみしい
彼女の分まで…とはとても出来ないけど 出来るだけやりたいことはやって行きたい所には行って回りに居る人を大切にして慈しんで笑って過ごそうと思ってる
あたし一人だけがおばさんになっておばあちゃんになるのが悔しいけど…って言えば
真っ赤なお洋服の彼女の遺影が笑ってるみたいに見えた
ずっとずっとずっとありがとね
大好きだよ これからも