ミムラのブログ・マラソン

三村邦久が楽しい体験を公開

ルールを変える

2006年03月15日 | Weblog

 トリノオリンピックも最後に荒川選手の活躍により、一定の盛上りをもって終了しました。当社は窓から新横浜のスケート場が見下ろせる場所にあり、村主選手がランニングしているのを度々見たり、近くの交差点で荒川選手や安藤選手を見かけたこともありました。そんなこともあり、今回のフィギュアスケート競技には強い関心を持っておりました。
 今回のフィギュアでは、採点方法の改定による荒川選手の葛藤についてマスコミでも大きく取り上げられました。スポーツ競技ではルール改定がメダルの行方を大きく左右することがあります。過去には、ノルディック複合でジャンプのポイントが引き下げられたり、ジャンプでも身長で板の長さが制限されたりと、日本選手にとっては不利になるルール改定がされました。
ルール改定の主導権を握る欧米の委員によって自分たちには有利な、しかし日本には不利益な改定がなされました。こう理解するのは私の被害妄想でしょうか。
 本来ルール改定は、自らに利益を誘導するために改定するのではなく、公平性や組織や社会の変化に対応するために改定するものであるはずです。

 ビジネスの世界でも、ルールを変えることは頻繁にあります。今年は会社法の改定がなされ、株式発行のバリエーションが増えるなど柔軟な経営が出来るようになります。
 当社も企業内のルール改定の支援を行っています。代表的な例が評価制度や賃金制度の再構築です。このテーマは、経営者から一社員まで各々の立場にとって重要なテーマであり、経営の健全性と社員にとっての納得性とのバランスを中立的な立場から取っていくことが当社の使命と考えています。しかし、ルールを変えると変化が生まれ、変化は不安を引き起こします。しかし、その混沌の先には新たなステージが待っているということです。
我々の取組みの評価は、その会社の発展の行方を見て判断が下されるわけですが、振返ってみてその企業の進化の一つにトリガー(一石を投ること)になったと評価されれば本望です。



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