ミムラのブログ・マラソン

三村邦久が楽しい体験を公開

西脇工業 駅伝の指導方法

2012年12月17日 | 学び
故郷の西脇工業の駅伝チームがNHK BS1で特集された。

監督を務める足立君は私の同級生の弟で、小学校のころの姿は覚えている。

そこで驚いたのは生徒の指導方法。

選手には一言二言声をかけるだけで、細かいアドバイスは一切行いません。
問題があってもヒントは出しても、自分が気づく迄じっと待っています。

つまり、気づく力、考える力を養うというのです。

走っている間は、監督がアドバイスをすることができない。
事細かく言うと、言われたことはやるが、それ以上のことはやらない。
どこの学校も同じ様に一生懸命練習をしていて、そこでは差がつかない。

よって、練習の前で差をつけるしかない。

つまり、
自分の課題は何で、どんな練習をすべきか、を自ら考えさせるというのです。


◆放任ではない

だからといって放任ではありません。

監督はじっと生徒の生活と練習をきめ細かくみて、心の状態、技術的な課題をつぶさに把握しています。

しかし、直接的には言いません。

生徒は日記を書いて、考え振り返る習慣を身につけています。
そこに、監督は簡単なコメントをするだけです。
詳細は生徒が自分で考えます。

監督のアドバイスの意味が分かっても直に実行できない事もあります。
しかし、監督はじっと待ちます。


◆チームは選手のもの

大会の選手の選考も生徒が行います。

監督は、出てきたオーダーを承認するという方法です。

もめることも多々あるようですが、
その過程で、チームの絆が育って行くといいます。

足立監督は、「チームは選手のもの」であるといいます。

過去8回も日本一になったチーム、凄い伝統を持っています。

とても勉強になりました。

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