2004年JRA全国リーディング 2位、関西リーディング 1位の栗東・音無秀孝厩舎はダービールールのPOGではどうなのか。1997~2001年生世代(5世代)をダービーまでの期間でそれぞれ集計した。
全体成績 >
通算 54-29-35-276/394 勝率 14% 連対率 21% 複勝率 30%
期間内重賞 1-1-0-35/37 勝率 3% 連対率 5% 複勝率 5%
1世代当り 18.2頭登録 15.2頭出走 7.4頭勝馬 1頭当平均 5.2走
期間内出走率 84% 期間内勝馬率 49% 期間内出走占有率 31%
1頭当平均 890万円獲得 平均勝利距離 1663m
牡馬のみ >
1世代当り 9.2頭登録 8.2頭出走 4.8頭勝馬 1頭当平均 5.4走
期間内出走率 89% 期間内勝馬率 59%
1頭当平均 957万円獲得 平均勝利距離 1676m
牝馬のみ >
1世代当り 9頭登録 7頭出走 2.6頭勝馬 1頭当平均 4.9走
期間内出走率 78% 期間内勝馬率 37%
1頭当平均 810万円獲得 平均勝利距離 1640m
世代ごとの期間内最高賞金獲得馬 >
2001年産:カンパニー 2000年産:リンカーン(森厩舎から転厩)
1999年産:オモシロイ 1998年産:ピンクパピヨン
1997年産:ロロ
特徴 > やや数を使う、長距離志向、最近急上昇
昨年はじめて関西リーディングに輝いた音無調教師は元騎手。1985年オークスを21番人気のノアノハコブネで制覇し、1987年カブトヤマ記念をユウミロク(のちの名繁殖牝馬)に乗って勝ったが、85年の年間勝ち鞍がノアノハコブネのみの2勝と、けっして一流騎手ではなかった。
しかし開業間もなくイナズマタカオーで重賞勝ちを飾り、ノアノハコブネの縁で珍名小田切氏、さらに最近ではアドマイヤ近藤氏の支持を得て、一流厩舎にのしあがった。先週のニュージーランドトロフィーでも、人気薄のイヤダイヤダが2着に残って波乱を演出した。とくに最近の成績は驚異的だ。上の数字は5世代だが、2世代分に限ると数字はこうなる。
全体成績 >
通算 27-12-14-94/147 勝率 18% 連対率 27% 複勝率 36%
期間内重賞 1-1-0-13/15 勝率 7% 連対率 13% 複勝率 13%
1世代当り 16頭登録 14.5頭出走 9頭勝馬 1頭当平均 5.1走
期間内出走率 91% 期間内勝馬率 62%
1頭当平均 1180万円獲得 平均勝利距離 1719m
牡馬のみ >
1世代当り 10頭登録 9.5頭出走 6.5頭勝馬 1頭当平均 5走
期間内出走率 95% 期間内勝馬率 68%
1頭当平均 1177万円獲得 平均勝利距離 1750m
牝馬のみ >
1世代当り 6頭登録 5頭出走 2.5頭勝馬 1頭当平均 5.2走
期間内出走率 83% 期間内勝馬率 50%
1頭当平均 1186万円獲得 平均勝利距離 1629m
ほとんどの数字が上がるが、登録頭数と、牡馬の平均出走数は減っている。つまり少数精鋭化がすすんでいる(長距離志向も強くなっている)。多くの有力厩舎では最近、登録数増加で稼働率が下がっているので、これは珍しい。
しかも転厩してきたリンカーンを割り引いても、期間内出走馬の1頭当平均は1000万円を超えるから、かなり評価できる内容だ。
ほかの厩舎の数字がでてくるとわかるが、1頭当平均 1000万円以上獲得する厩舎はだいたいPOGでも人気になる。3歳世代の音無厩舎はまだ1頭当平均 541万円にとどまるが、この先の活躍しだいでは、ドラフト頃にはかなり人気になるかもしれない(高額馬ではないが、おもに社台系から馬が入る予定)。よく見きわめたい。
教訓。
・ 音無厩舎の勢いはPOG期間にも表われている
・ 今年のPOG人気は未知数。これまで以上に人気になるかもしれない
全体成績 >
通算 54-29-35-276/394 勝率 14% 連対率 21% 複勝率 30%
期間内重賞 1-1-0-35/37 勝率 3% 連対率 5% 複勝率 5%
1世代当り 18.2頭登録 15.2頭出走 7.4頭勝馬 1頭当平均 5.2走
期間内出走率 84% 期間内勝馬率 49% 期間内出走占有率 31%
1頭当平均 890万円獲得 平均勝利距離 1663m
牡馬のみ >
1世代当り 9.2頭登録 8.2頭出走 4.8頭勝馬 1頭当平均 5.4走
期間内出走率 89% 期間内勝馬率 59%
1頭当平均 957万円獲得 平均勝利距離 1676m
牝馬のみ >
1世代当り 9頭登録 7頭出走 2.6頭勝馬 1頭当平均 4.9走
期間内出走率 78% 期間内勝馬率 37%
1頭当平均 810万円獲得 平均勝利距離 1640m
世代ごとの期間内最高賞金獲得馬 >
2001年産:カンパニー 2000年産:リンカーン(森厩舎から転厩)
1999年産:オモシロイ 1998年産:ピンクパピヨン
1997年産:ロロ
特徴 > やや数を使う、長距離志向、最近急上昇
昨年はじめて関西リーディングに輝いた音無調教師は元騎手。1985年オークスを21番人気のノアノハコブネで制覇し、1987年カブトヤマ記念をユウミロク(のちの名繁殖牝馬)に乗って勝ったが、85年の年間勝ち鞍がノアノハコブネのみの2勝と、けっして一流騎手ではなかった。
しかし開業間もなくイナズマタカオーで重賞勝ちを飾り、ノアノハコブネの縁で珍名小田切氏、さらに最近ではアドマイヤ近藤氏の支持を得て、一流厩舎にのしあがった。先週のニュージーランドトロフィーでも、人気薄のイヤダイヤダが2着に残って波乱を演出した。とくに最近の成績は驚異的だ。上の数字は5世代だが、2世代分に限ると数字はこうなる。
全体成績 >
通算 27-12-14-94/147 勝率 18% 連対率 27% 複勝率 36%
期間内重賞 1-1-0-13/15 勝率 7% 連対率 13% 複勝率 13%
1世代当り 16頭登録 14.5頭出走 9頭勝馬 1頭当平均 5.1走
期間内出走率 91% 期間内勝馬率 62%
1頭当平均 1180万円獲得 平均勝利距離 1719m
牡馬のみ >
1世代当り 10頭登録 9.5頭出走 6.5頭勝馬 1頭当平均 5走
期間内出走率 95% 期間内勝馬率 68%
1頭当平均 1177万円獲得 平均勝利距離 1750m
牝馬のみ >
1世代当り 6頭登録 5頭出走 2.5頭勝馬 1頭当平均 5.2走
期間内出走率 83% 期間内勝馬率 50%
1頭当平均 1186万円獲得 平均勝利距離 1629m
ほとんどの数字が上がるが、登録頭数と、牡馬の平均出走数は減っている。つまり少数精鋭化がすすんでいる(長距離志向も強くなっている)。多くの有力厩舎では最近、登録数増加で稼働率が下がっているので、これは珍しい。
しかも転厩してきたリンカーンを割り引いても、期間内出走馬の1頭当平均は1000万円を超えるから、かなり評価できる内容だ。
ほかの厩舎の数字がでてくるとわかるが、1頭当平均 1000万円以上獲得する厩舎はだいたいPOGでも人気になる。3歳世代の音無厩舎はまだ1頭当平均 541万円にとどまるが、この先の活躍しだいでは、ドラフト頃にはかなり人気になるかもしれない(高額馬ではないが、おもに社台系から馬が入る予定)。よく見きわめたい。
教訓。
・ 音無厩舎の勢いはPOG期間にも表われている
・ 今年のPOG人気は未知数。これまで以上に人気になるかもしれない