借金2600億円増、生活予算削る
こんな「改革」ごめんです
大阪市長選、府知事選(27日投票)で、橋下徹前知事・「大阪維新の会」は、「府財政を黒字にした」と大宣伝しています。橋下市長候補は街頭演説(18日夕、阿倍野区)でも、「改革、改革の3年9ヵ月だった」とのべ、府知事として「徹底したムダの排除」をおこない、「11年赤字だった財政を黒字にした」と胸をはりました。
ところが、これも橋下流の大うそです。
橋下知事の3年間に府の借金は2600億円も増え、合計6兆円を超えました。「黒字」といっても、借金を増やしたうえ、地震防災関連11事業の6割カット、私学経常費助成の大幅削減、救命救急センターの補助金削減、学校警備員補助の廃止など、府民の安全、安心、教育、医療・福祉などの予算を919億円も削り、さらに青少年会館など府民の財産を613億円も売り飛ばした結果です。
府民生活にしわ寄せをしておいて、「黒字」もないものです。橋下氏は、「とことん、行政改革をやる。究極の行政改革は、『大阪都構想』だ」とも訴えましたが、「1人の指揮官」で、こんな「改革」をやられたら市民のくらしも福祉も大変なことになってしまいます。
「だまされないでください!」
「維新の会」は言うけれど
「独裁VS民主主義の共同」という対決構図が鮮明になった大阪市長選、府知事選(27日投票)。橋下徹前大阪府知事が率いる「大阪維新の会」の知事選用の法定ビラ2号で、「だまされないで下さい!」といいだしました。
住民生活はそっちのけ
告示後、評判が悪い「大阪都構想」。ビラでは、「大阪都構想は市民の皆様の生活を良くするための手段です。大阪都構想が実現すれば市民の皆様の生活は良くなります」と弁解しています。
ところが、橋下氏が告示2週間前に出した『体制維新―大阪都』(作家・堺屋太一氏との共著)には、こう書いてあります。
「『大阪都構想』が実現したからといってすぐに住民サービスが具体的に変わる、ということではありません。装置をつくる話ですから、保健所が増える、健康保険料が下がる、学校が増える、といった施策の話とは違います」
本当は住民生活など、そっちのけです。
大阪市解体宣言を明言
大阪市24行政区を「8~9にする」ことへの批判かわしで、ビラは、「大阪市はバラバラになりません。大阪市をつぶすことはありません」と書いてあります。
しかし、この著書では、「大阪府も大阪市もありません。両方を一旦解体して、新しい統治機構を作り上げる」と【大阪市解体宣言】を明言しています。
「大阪都構想」で、「大阪市役所から財源と権限をむしり取られる」との指摘について、ビラは、「大阪市役所が持っている財源と権限を、区に取り戻します」と“反論”します。
これも大うそです。著書では、「大阪市役所が有する権限と財源からすれば、名前は市でも立派な都道府県と同じです。大阪府域内という全国で二番目に狭い地域に知事二人は不要です。原則通り知事は一人、船頭一人にすべきです」と、大阪市役所が持っている「権限と財源」を「知事一人」に集中させることをはっきりと言っています。
「維新の会」のビラに「だまされてはいけません」。
こんな「改革」ごめんです
大阪市長選、府知事選(27日投票)で、橋下徹前知事・「大阪維新の会」は、「府財政を黒字にした」と大宣伝しています。橋下市長候補は街頭演説(18日夕、阿倍野区)でも、「改革、改革の3年9ヵ月だった」とのべ、府知事として「徹底したムダの排除」をおこない、「11年赤字だった財政を黒字にした」と胸をはりました。
ところが、これも橋下流の大うそです。
橋下知事の3年間に府の借金は2600億円も増え、合計6兆円を超えました。「黒字」といっても、借金を増やしたうえ、地震防災関連11事業の6割カット、私学経常費助成の大幅削減、救命救急センターの補助金削減、学校警備員補助の廃止など、府民の安全、安心、教育、医療・福祉などの予算を919億円も削り、さらに青少年会館など府民の財産を613億円も売り飛ばした結果です。
府民生活にしわ寄せをしておいて、「黒字」もないものです。橋下氏は、「とことん、行政改革をやる。究極の行政改革は、『大阪都構想』だ」とも訴えましたが、「1人の指揮官」で、こんな「改革」をやられたら市民のくらしも福祉も大変なことになってしまいます。
「だまされないでください!」
「維新の会」は言うけれど
「独裁VS民主主義の共同」という対決構図が鮮明になった大阪市長選、府知事選(27日投票)。橋下徹前大阪府知事が率いる「大阪維新の会」の知事選用の法定ビラ2号で、「だまされないで下さい!」といいだしました。
住民生活はそっちのけ
告示後、評判が悪い「大阪都構想」。ビラでは、「大阪都構想は市民の皆様の生活を良くするための手段です。大阪都構想が実現すれば市民の皆様の生活は良くなります」と弁解しています。
ところが、橋下氏が告示2週間前に出した『体制維新―大阪都』(作家・堺屋太一氏との共著)には、こう書いてあります。
「『大阪都構想』が実現したからといってすぐに住民サービスが具体的に変わる、ということではありません。装置をつくる話ですから、保健所が増える、健康保険料が下がる、学校が増える、といった施策の話とは違います」
本当は住民生活など、そっちのけです。
大阪市解体宣言を明言
大阪市24行政区を「8~9にする」ことへの批判かわしで、ビラは、「大阪市はバラバラになりません。大阪市をつぶすことはありません」と書いてあります。
しかし、この著書では、「大阪府も大阪市もありません。両方を一旦解体して、新しい統治機構を作り上げる」と【大阪市解体宣言】を明言しています。
「大阪都構想」で、「大阪市役所から財源と権限をむしり取られる」との指摘について、ビラは、「大阪市役所が持っている財源と権限を、区に取り戻します」と“反論”します。
これも大うそです。著書では、「大阪市役所が有する権限と財源からすれば、名前は市でも立派な都道府県と同じです。大阪府域内という全国で二番目に狭い地域に知事二人は不要です。原則通り知事は一人、船頭一人にすべきです」と、大阪市役所が持っている「権限と財源」を「知事一人」に集中させることをはっきりと言っています。
「維新の会」のビラに「だまされてはいけません」。