ふるさとは誰にもある。そこには先人の足跡、伝承されたものがある。つくばには ガマの油売り口上がある。

つくば市認定地域民俗無形文化財がまの油売り口上及び筑波山地域ジオパーク構想に関連した出来事や歴史を紹介する記事です。

島崎藤村の「夜明け前」に描かれた水戸天狗党(2)和田峠進出、諏訪藩との戦い

2022-03-11 | 茨城県南 歴史と風俗
   島崎藤村の「夜明け前」に描かれた水戸天狗党 (1) の続き   第10章 1   〔和田峠における諏訪藩の防備〕 和田峠の上には諏訪藩の斥候隊が集まった。藩士菅沼恩右衛門、同じく栗田市兵衛の2人は御取次御使番(おとりつぎおつかいばん)という格で伝令の任務を果たすため5人ずつの従者を引率して来ている。 徒士目付3人、書役(かきやく)1人、歩兵斥候3人、おのおの1 . . . 本文を読む

水戸学の尊王攘夷思想と天狗党の乱及び勤皇志士の動向 (2)

2022-03-11 | 茨城県南 歴史と風俗
水戸学の尊王攘夷思想と天狗党の乱及び勤皇志士の動向 (1) の続き江戸幕府の衰亡   江戸幕府は、3代将軍家光に至って、あらゆる機構が整い、武家政治は完成された形を示したが、5代将軍綱吉に至って、幕府の太平が謳歌される傍ら、綱吉の偏執的な性格や、生類憐愍令や、悪貨鋳造などからの影響もあって、太平の余弊たる享楽主義が天下を風靡した。 もっとも、そのために学問、文芸、演劇、美術、商 . . . 本文を読む