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バスケと人生の日々~陽のあたる場所へ

NBAと高校・大学・JBL・Wリーグバスケの話題中心に日々の雑感、バスケ戦術の記録、時に音楽・将棋について

特集ジェレミー・リン~ここ5試合の軌跡(奇跡)ワンダーボーイ・時の人

2012年02月14日 | NBAバスケ

 

 人生には予期せぬことが起こるものだが、誰も予想できないことが突如として幸運な巡り会わせで起きて、周りが興奮しワールドレベルでブレイクする瞬間があるものなんだ。こんなことはNBA史上においても、記録上においても超珍しい出来事だったみたいだ。

 まず、現地時間2月4日のネッツ戦から11日のウルブズ戦までの5ゲーム、リンの個人成績を振り返ってみる。

                                           <ニックスH.C.マイク・ダントーニ>

  

 

 ネッツ戦 92-99 ニックス(9勝15敗)  Benchスタート36分 25得点 FG:10/19 3Pt:0/4 7Ast

 ジャズ戦 88-99 ニックス(10勝15敗) NBA初スタメン45分 28得点 FG:10/17 3Pt:1/3 8Ast

 ウィザーズ戦 93-107 ニックス(11勝15敗)  スタメン36分 23得点 FG:9/14 3Pt:0/3 10Ast

 レイカーズ戦 85-92 ニックス(12勝15敗)   スタメン39分 38得点 FG:13/23 3Pt:2/4 7Ast

 ウルブズ戦 98-100 ニックス(13勝15敗)   スタメン39分 20得点 FG:8/24  3Pt:0/3 8Ast

                     (平均) 39分出場 26.8得点 FG:50/97(52%) 3Pt:3/17 8Ast

 

 この5試合の個人スタッツ見ただけでどれだけ飛びぬけた結果残したかよくわかる。NBA現30チームのスターターPGでどこか5ゲーム連続のアベレージを取り上げても、これほどの数字はなかなかでない。まさしくトップレベルの個人スタッツだ。

 お家の事情ということが作用してることもある。本来得点力あるオールスター級のカーメロやアマレが不在であり、故障者が多く8人で戦わざるを得ないチーム事情がリンを出ざるを得ない状況を作ってくれた。また、開幕からPGらしい仕事の出来る選手をチームとして作れず、ご承知通りの不安定なゲーム運びになっていた。

 『NBA日本語ニュース』が初スタメンとなったジャズ戦からニックスの快進撃をうまく捕らえている。

 

 

 

『PG不足が最大の弱点だったニューヨーク・ニックスだが、ようやく問題解消の鍵となれるかもしれない選手を探し当てた。現地時間6日(月)にホームでユタ・ジャズと対戦したニックスは、キャリア初の先発出場を果たしたジェレミー・リンが、キャリアハイとなる28得点、8アシストを記録し、ニックスが99-88で勝利した。
 ニックスはアマレ・スターダマイヤーが家族の不幸で欠場。そして、試合開始直後にカーメロ・アンソニーがそけい部の負傷で退場するなど、早々に1試合平均42得点を決めているスーパーデュオを失うことに。しかし、NBA史上初となるアジア系2世選手であるリンがチームを牽引。そしてスティーブ・ノバックもシーズンベストの19得点を記録。ニックスは、リンが第4Q残り1分58秒にショットクロックと同時に放った3Pを決め、95-86とリードを広げて勝利した。
 4日(土)のニュージャージー・ネッツ戦でも25得点を記録したリンは、「バスケットボールは難しい状況にいる時ほど楽しい。チームが一丸となって困難に立ち向かう時ほどね。主力が何人かいなかったけれど、このチームには勝ちたいと願う選手が多く揃っているから」と、笑顔を見せた。
 ノバックは、「これがNBAの試合だよ。たとえ先発が何人かいなくても、コート上にいる5人であれば、どんな5人と対峙しても勝つ可能性がある。本来であれば、主力が抜けたチームは厳しい状況に追い込まれるし、負けることも多い。でも今日は全員がチームをプッシュして勝利出来た」と、興奮した様子で語った。
 マイク・ダントーニHCは、「(リンのPG起用は)上手くいくかもしれない。非常に良いプレイだった」と、リンを称えた。
 一方のジャズは、オールスター選手2名が抜けたことで、アドバンテージがあると思ったかもしれない。しかし、タイロン・コービンHCが試合後に語ったように、気の緩みが敗因になったと言える。
「相手の実力を軽視するとこういう結果になる。彼らはNBA選手で、プライドもある。それに実力のある選手ばかりだ。チャンスがあれば、何が何でも生かそうとする選手なんだ」、アル・ジェファーソンは、「自分達で招いた結果。彼らもプロで、スター選手がいてもいなくても関係ない。相手は非常にリズムに乗っていたし、ショットを何本も決められてしまったよ」と、敗因を分析した。』

 

 

『この1週間は、ハーバード大出身のジェレミー・リンにとって最高の週となった。ニューヨークで行われた前の2試合で先発し、それぞれ25得点、28得点を挙げてニックス勝利に導いたリンが、現地時間8日、ロードのワシントン・ウィザーズ戦でも23得点、10アシストを記録。107-93でニューヨーク・ニックス勝利に導いた。NBAのニュースターとなり、鮮烈なプレイを続けるリンは、ホームとアウェイ両方でファンのお気に入りとなり、わずか5日間で6万人以上のツイッターフォロワーを獲得した。この試合では第3Q終盤、ニックスが4点リードした場面で、リーはリーグ入りして初となるダンクを披露。3人のディフェンダーを抜き去ったリンは、リング下でフリーとなり、右手で豪快なダンクを叩き込んだ。

「一瞬のうちに起ったことのひとつだ。向こうはカバーで混乱したんだと思う。だから自分がフリーになった」と、リンは説明した。 リーの奮起でホーム2連勝を飾ったニックスは、今度は敵地のファンの前でプレイしなくてはいけなかった。だがウィザーズのホームのファンは、選手紹介の際に誰よりもリーを歓迎。台湾の旗を振り、リーを称えるボードを掲げるファンも見られた。試合が終了しても、コートから下がるリンに対して、名前を呼び続けた。

「この前の試合後にも話したが、このようなことは想像もしていなかった。ニックスを応援してくれるファンのおかげで、我々は多くのエネルギーをもらえた」と、笑顔を見せるリン。

 リンは2010年にドラフト外でリーグ入りし、ルーキーシーズンはゴールデンステイト・ウォリアーズでプレイしていた。カーメロ・アンソニーが右そけい部損傷で1-2週間離脱、アマレ・スターダマイヤーも兄弟の死で不在の中、ニックスはこの試合でリンの得点力を絶対的に必要としたが、リンは見事にその期待に応えた。ニックスでは他に、タイソン・チャンドラーが25得点、11リバウンド、スティーブ・ノバックが19得点を記録。対ウィザーズ8連勝を飾り、今シーズン2度目の3連勝を飾った。』

 

 

       

 

『つい1週間前までは控えの控えとして見られていたジェレミー・リンは今、アジア系選手の希望として、NBAで着実に成功への階段を昇っている。現地時間10日(金)のロサンゼルス・レイカーズ対ニューヨーク・ニックス戦は、リンが今季のチームハイであり、自身のキャリアハイともなる38得点をマークし、ニックスが92-85で勝利した。
 初先発で28得点、そして続けてスターターとして出場した試合でも23得点を記録したリンは、2003年にレブロン・ジェイムス(マイアミ・ヒート)が達成して以来となる、初先発から2試合続けて20得点以上を記録するという偉業を達成。同記録を達成したのは、1970年以降リンを含めて僅かに6人しかいない。リンは第4Q中盤に試合の流れを大きく引き寄せる3Pを決めると、残り52秒にもフリースロー2本を確実に沈め、追い上げるレイカーズの猛攻を止めた。
 ニックスはこれで今季最長となる4連勝を記録。リーは涼しげな表情のまま、「連勝を4に伸ばすことしか考えていなかった。明日も試合があるし、5連勝を狙うだけ。今はチームも勢いに乗っているからね」とコメント。
 ニックスではリンの他に、イマン・シャンパートが12得点、ジャレッド・ジェフリーズが11得点を記録。カーメロ・アンソニー、そしてアマレ・スターダマイヤーが復帰していない中、リンという救世主により悪い流れを断ち切りつつある。
 マイク・ダントーニHCは、「(リンは)非常によくやってくれている。今日の試合で周りが疑問に思っていたことの答えを出せたと思う。アウトサイドショットを決められるのか、大事な場面でビッグショットを決められるのかなど、彼の功績は大きい」と語った。
 リンの活躍は、コート外にも影響を及ぼしている。
マディソン・スクエア・ガーデンでは、Tシャツがソールドアウト。それに加えて、アジア地域でNBAとパートナーシップを結んでいるテレビ局が、放映するニックスの試合数を急遽増やした。
 この日対戦したレイカーズのコービー・ブライアントは、リンの活躍について、「凄いストーリーだと思う。諦めず一生懸命に努力をすることで成功出来るという例だよね。世界中の子供達にとって希望になる」とコメント。
 好調を続けるリン、そしてニックスについて質問されると、「今をエンジョイすれば良い。来季に審判が下されるよ」と話した。
 敗れたレイカーズでは、ブライアントが34得点、10リバウンド、パウ・ガソルが16得点、10リバウンドを記録。
前日ボストン・セルティックスとの延長戦に勝利したものの、疲れが抜けない状態では、勢いで勝るニックスを止める手立てが見つからなかった。
 ガソルは、「38点も取らせないことは可能。俺達は彼(リン)がどれだけ活躍しようが知ったことではないよ。チームとして、相手に立ち向かっていけなかった結果だと思う。ひょっとしたら、彼のことを見下していたかもしれない。ビッグショットを決めていたし、素晴らしい選手だと思う」と、リンを高く評価した。』

  

                      <少し大げさだが、『世界を変える2人のPG』と評したニュース>

 

『試合後に「夢を見ているような気分」と語ったリンは、後半こそFG1本(13本中)に終わったものの、試合を通して20得点、8アシスト、6リバウンドを記録。第4Q残り4.9秒にはフリースロー1本(2本中)を沈め、接戦をものにした。
 第4Q残り6分41秒の時点で7点を追っていたニックスは、リン、イマン・シャンパート、スティーブ・ノバックらを中心に反撃を開始。残り36.2秒にはノバックが98-98と同点に追いつく3Pを決め、その後リンがスピードを生かして相手からファウルをもらい、フリースローを決めた。
 それに最近のスケジュールの影響で皆疲れていた。それでもチーム全員が諦めずにプレイしたおかげで勝てた。これがバスケットボールの魅力さ」とコメント。また、「明日は休みだ。待ち遠しいよ」と笑顔で続けた。
 タイソン・チャンドラーは、「彼(リン)がチームの全てを変えた。試合に対する気持ちの持ち方、それに強い精神力を与えてくれたんだ。本当に信じられないくらいの活躍さ」と、リンを絶賛した。
 一方のウルブズでは、ケビン・ラブが32得点、21リバウンド、ルビオが12得点、8アシストを記録したが、ホームでの接戦をものに出来なかった。終盤に2回もファウルを犯してしまったルビオは、「重大なミスを犯してしまった。この経験から学習しないと」と、唇を噛んだ。』

『14歳でプロ入りし、世界が注目したリッキー・ルビオ。NBAからドラフト指名を受け、それから2年という期間を経て、遂にミネソタ・ティンバーウルブズの一員として活躍する場を与えられた。そして今、ルビオと共に新世代のPGとして一躍注目の的となっているのは、ニューヨーク・ニックスのジェレミー・リン。バーバード大出身で、台湾系アメリカ人2世であるリンは、ドラフト外でゴールデンステート・ウォリアーズに入団後、ウォリアーズそしてヒューストン・ロケッツからウェイブされ、ニックスと契約した。PG不足に悩むチーム事情、そしてマイク・ダントーニHCが思わぬ形で先発というチャンスを与えた途端、水を得た魚のように躍動。先発4試合で合計109得点を記録するという大活躍で、チームも5連勝を記録。リンの登場まで8勝15敗と低迷していたニックスは、5割復帰目前の13勝15敗にまで持ち直してきた。また、前述した初先発から4試合で109点という数字は、NBA-ABA時代を通しても最高記録。あのアレン・アイバーソン、マイケル・ジョーダン、シャキール・オニールをも上回る大記録となった。
 ウルブズのケビン・ラブは、スターダムに乗る2人のPGについて、次のように形容している。
「2人とも試合をコントロールする技術に優れているし、プレイはもちろんだけれど、彼らの性格はチームを変えるだけの影響を持っていると思う。リッキーはNBAに来るまでに実績を残してきて、彼の未来は明るいものになると言われてきた。それに比べてリンは、突然現れた超新星っていう感じだよね」
 両者の台頭により、今後もNBAは北米だけではなく、欧州、そして特にリンの出現によりアジアでも一層の人気を得るのではないだろうか。
リンに対する熱は増すばかりで、この1週間足らずでツイッターのフォロワー数が10,000から200,000へと激増。今ではレブロン・ジェイムスについて投稿する人数より、リンについて投稿する人数の方が増えた。そして背番号17のジャージーは、ここ8日間でリーグトップセールスを記録しているという。
 リンは、「毎朝起きて、その日をエンジョイすることだけを考えている。もちろんプレイにも集中して、チームの勝利に貢献することもね。今の生活をエンジョイすることだね」と、世界から注目されているにも関わらず冷静さを失っていない。
 チーム内外からもリンを称賛する声は多く、ロサンゼルス・レイカーズのメッタ・ワールドピースは、「ジェレミー・リンは皆の模範的存在。俺の息子は黒人とフィリピン人の血が入っているアジア系アメリカ人。彼には今後もがんばってもらいたい!」とツイッターで激励している。
 NBA1年目からチームに順応しているルビオは、現在アシスト数でリーグ5位、そしてスティール数でも1位と、期待以上の成績を収めている。ウルブズも2004年以降初となるプレイオフ進出に向け、好位置をキープ。
代名詞になりつつあるビハインド・ザ・バック、そしてノールックパスがラブに通るたび、ルビオの人気も上昇しているようだ。そんなルビオも、リンについて高く評価している。
「僕らはチームも違うけれど、彼は本当に素晴らしいプレイをしているね。シーズン開幕時期には誰も話題にしていなかったけれど、今ではニューヨーク全体が彼のことでもちきりになっている。良いシーズンを送れると良いね」
 両チームの今後を担うであろう2人の若きPG。彼らの栄光は、まだ始まったばかりだ。』

 

 現地時間2月13日のニュースで、Player Of The Week にJ.リンとR.ウェストブルックが選出されたみたいだ。この一週間の数字を見れば当然なんだけど、2月に入りブルズ、セルティックスに競り負け「8勝15敗」となったチームが5連勝して「13勝15敗」に復活。このあと、2月のスケジュールをみるとニックスPOの目があるかもと思わせる。当分この話題は続いてもらいたい。

 これからの8試合どうなるのだろうか?

 エース2人が復帰?してどう噛み合うのか、H.C.とリンの腕の見せ所だ。

 

 2月14日 VSラプターズ   15日 VSキングス   17日 VSホーネッツ   19日 VSマーベリックス

    20日 VSネッツ   22日 VSホークス   23日 VSヒート   29日 VSキャバリアーズ

 

  

 

  


NBA現地2/10試合結果12ゲーム~彗星の如く現る本物

2012年02月11日 | NBAバスケ

 

 日本時間2月11日、FridayNightGameは12ゲームも組まれた。興味深いゲーム盛りだくさんであったが、次の3つについて調べてみた。

 ①レイカーズVSニックス  ②クリッパーズVS76ers  ③ホークスVSマジック

 

 

 

 エース2人(メロとマイヤー)がケガでリタイヤしたニックス、この4連勝をいったい誰が予想できたか?

台湾国籍でアメリカ生まれアメリカ育ち無名の若者リンが、落ちるところまで落ちそうになったニックスを劇的に救った。なんでも今シーズン、GSウォリアーズがドラフト外でピックアップしたがサラリーキャップ制限のためニックスに放出した選手だったらしい。ニックスも20数ゲーム過ぎるまで何故もっと早く使わなかったのだろうか?

 1ゲーム通しで彼のプレイを見ていないが、Youtube映像やNBA.comで4分にも渡る彼のハイライト映像をみて感心してしまった。このペースでの得点は長く維持できないかもしれないが、ニックスにとっては間違いなく必要なスターターPGであるということ。

 

ロサンゼルス・レイカーズ(15勝12敗)85-92(12勝15敗)ニューヨーク・ニックス

 

 

 リンの特徴は、まずボールコントロールのための視野の広さ、ドリブルハンドリングが十分良い。小さく見えるが身長191㎝で俊敏性ある。何よりチェンジオブペースの切り替えが素早くボディバランスが良い。シューターとして滞空時間の長いロングアーチのかかるジャンプシュートは素晴らしい。ぺネトレイトドライブからのクラッチシュートもやわらかくふわっと高くボールを浮かすからシュートブロックされにくい。ゴール下のT.チャンドラーに2度矢の様な足の長いパスをクイックに入れたシーンを見てもパスセンスある。

 マディソンスクエアガーデンが何度も総立ちで万歳してるシーンを見てなにかNBAファイナルの様な盛り上がりで凄かった。今日の中継は全米放送だったらしいから明日のスポーツニュースは彼の話題で持ちきりだろう。

 突如としてこんな選手が現れるNBAはやはりすごいところだ。夢を実現しようとひたむきに一直線に突き進む姿や爆発するエネルギッシュなプレイは、アメリカ人の大好きなところであるからきっと受けるだろう。

 しかし、これからが経験したことのないスターターとしての疲労蓄積、各チームからの分析・マークがきびしくなる。ニューヨークでは救世主現るみたいな騒ぎになってるが、これからの彼の成長は楽しみな材料である。アジア人としてNBAガードポジションでどこまでたどり着けるのか、日本人選手にとっても興味深い。

 

 

 

 

 ロサンゼルス・クリッパーズ(15勝12敗)78-77(18勝9敗)フィラデルフィア76ers

 

 ディフェンス合戦の大接戦、C.ポールが24得点のスコアリングリーダー「まあ落ち着け、俺が決めるから」と言わんばかりの形相。ここにきて76ers連敗、負けゲームは接戦を落とすケースが目立ってきた。「全員バスケ」は裏を返せば「エース不在」という部分でもあるのか、終盤のビッグショットに課題あるのだろうか・・・?

<LAC #3  CP3>

 

 

 

アトランタ・ホークス(18勝9敗)89-87(16勝11敗)オーランド・マジック

 

 ホークスJ.スミスがやはり47分・23得点・19Rebの大活躍。OT(オーバータイム)にもつれ込んだこのゲーム、ロースコアの激戦をホークスが制した。このところ調子良いマジックR.アンダーソンが41分・21得点・9Reb、D.ハワードは45分も出場しながら18得点・18Reb。ホームでの延長戦負けというのは結構こたえる。マジック連勝が途切れ痛い1敗だ。イースタンで6位以内のポジションはキープしたいだろうその6位。3位76ers、4位ホークス、5位ペイサーズとの直接対決は勝っておきたいところだろう。

  

 

  


NBA2/8試合結果~大混戦のウェスタン・分かれたイースタン

2012年02月10日 | NBAバスケ

 

 現地時間2月8日、NBAは11試合も組まれていた。面白そうなカードが多かったが、特に次の3つに注目した。

 

 マイアミ・ヒート(19勝7敗)89-102(16勝10敗)オーランド・マジック

 

 FG:ヒート36/76、マジック35/83  3Pt:ヒート5/15、マジック17/42  Reb:ヒート38、マジック48

 特に、SFのR.アンダーソンが27得点・11Rebの大活躍、D.ハワードも25得点・24Reb、この2人のRebがヒートのチームRebに迫ってるからすごい。

 2点シュートは負けているが、3点シュートが大爆発。42本は打ち過ぎかもしれないが17本も成功すれば・・・

 NBAのスリーはツボにはまると恐ろしい武器になってしまう。

 レブロン39分で17点、ボッシュ37分で12点だけど、この2人をどうやって抑えたのだろうか?

 ウェイド33得点で大暴れだけどマジック会心のゲームでこの何試合か調子を取り戻している感じがする。

 

 

  <マジック#33SFのアンダーソン>

 

 

 インディアナ・ペイサーズ(17勝8敗)87-97(17勝9敗)アトランタ・ホークス

 

 ホークスは何日か前の同カードやられた借りを返した。CのA.Horford負傷欠場が続く中、SFのエースJ.スミスが28得点、#2SGのJ.ジョンソンが20得点と頑張ってる。体の軸が真上にまっすぐ伸びて美しいフォームのジャンプシュートだ。第1ピリオドで30点以上取るスタートダッシュしたときのホークスは要注意だ。

 これから上位陣も星のつぶしあいが起こる可能性高い。

 

 

 

 サンアントニオ・スパーズ(18勝9敗)100-90(18勝8敗)フィラデルフィア・76ers

 

 このゲームも星のつぶしあいになった。スパーズSGのT.パーカーがここ連日乗りにのってる。38分でFG12/24、FT13/13、8Ast、37得点と爆発してる。SFダンカンも16得点、11Rebで活躍、ベンチのG.Nealが18得点、T.Splitterが15得点といいバックアップしてる。

 両チームともスターターセンターのプレイ時間・得点が低い。いまやNBAでセンターがチームトップ3の得点を挙げる選手がほんと少なくなったように感じる。SG、SF、PFポジション選手がオールラウンダー的にプレイする時代になったように思う。だからこそマジックのハワードやレイカーズのバイナムのようなCらしいセンターは貴重な選手だ。

 

 

 ロサンゼルス・クリッパーズ(15勝8敗)92-99(10勝14敗)クリーブランド・キャブス

 ビラップスがアキレス腱断裂で今季絶望になって影響がでたのか、意外な結果だった。

 

 ミネソタ・ティンバーウルブズ(13勝13敗)80-85(13勝13敗)メンフィス・グリズリーズ

 K.ラブの2試合出場停止が痛い。相手選手へのラフプレイ(顔面あたりを踏みつけた)らしいが・・・

 

 その他6ゲームあったが、

 ダラス105-95ナゲッツ  ロケッツ103-96ブレイザーズ  バックス105-99ラプターズ

 ニックス107-93ウィザーズ  ピストンズ99-92ネッツ

 

 シカゴ・ブルズ(22勝6敗)90-67(4勝22敗)ニューオリンズ・ホーネッツ

 ローズ22分もプレイしたのか・・・腰が痛いのか背中なのか、ロード連戦で休む(疲労回復させる)絶好の時期だと思うのだけれど・・・ベンチで見てることの精神的な痛みの方が肉体的な痛みよりまさるのか、彼の責任感の強さ、強靭な精神力は我々凡人の感覚では測れないのだろう。3Ptのシュート確率が悪いが、その分ディフェンスで頑張ったゲームになったのかな。  

 

 少し気が早いかもしれないが、これでイースタン上位7チーム(ブルズ・ヒート・76ers・ペイサーズ・ホークス・マジック・セルティックス)はプレイオフへ向けての順位争い(ホームコートアドバンテージ)になる可能性高い。最終枠8チーム目は、バックス(11勝14敗)・ニックス(11勝15敗)・キャブス(10勝14敗)のいずれかになるのか・・・ある程度はっきりと分かれた。

 ウェスタンは上位3チーム(サンダー・スパーズ・クリッパーズ)以外、接戦でどうなるか予想が難しい。4月まで変動を繰り返す可能性が高いとみる。2月9日現在で、4位ロケッツ(15勝11敗)、5位ダラス(15勝11敗)、6位ナゲッツ(15勝11敗)、7位レイカーズ(14勝11敗)、8位ジャズ(13勝11敗)、9位ブレイザーズ(14勝12敗)、10位グリズリーズ(13勝13敗)、11位ウルブズ(13勝13敗)、12位サンズ(11勝14敗)、つまり4位~12位までの9チームが負け数3差で大混戦になっているから、まだまだ全然わからない状況が続くと思う。

 

 

  

    


NBAあれこれ~現地2/4注目カード、Bulls記録バックス戦

2012年02月06日 | NBAバスケ

 

 開幕の遅れた今シーズン、23~26ゲーム消化して東西それぞれの上位チームがハッキリしてきた。ウェスタンぶっちぎりの首位、勢いのあるサンダーが5敗目を喫して勝率8割超えのチームは現地点で消滅した。そもそも勝率8割というのは、とんでもない数字だ。勝率7割超えていれば十分強豪チームと言える。

 現地2月5日終了現在、イースタンで勝率6割超えは、ブルズ20-6(.769)、ヒート18-6(.750)、76ers17-7(.708)、ペイサーズ16-7(.696)、ホークス16-8(.667)、マジック15-9(.625)の6チーム

 ウェスタンでは、サンダー18-5(.783)、クリッパーズ14-7(.667)、スパーズ16-9(.640)、ナゲッツ15-9(.625)の4チーム

 サンダー・ブルズ・ヒートはある程度予想されていたが、76ers・ペイサーズ・ホークス・クリッパーズ・ナゲッツの5チームは、失礼ながら大健闘で今季NBAを面白くしてくれてる。とてもいいチームだと思う。

 

  <スパーズ#9 PGのT.Parker>

 

 サンダー(18勝5敗)96-107(16勝9敗)スパーズ

 スパーズのFGが37/88(42.0%)であるのに3Ptが12/23(52.2%)、PGパーカーが42点の大爆発、さすがのサンダーもこれだけシュート決められるとお手上げだったみたいだ。

 

  <ブレイザーズSFのN.Batum FGが11/19、3Ptが9/15で33点>

 ナゲッツ(15勝9敗)97-117(14勝10敗)トレイルブレイザーズ

 スパーズ同様、ブレイザーズもFGが46/86(53.5%)、3Ptが15/33(45.5%)ですごいシュート力だ。

 NBA選手の外角シュート力が爆発したときの威力には凄まじいものがある。

 

 ロケッツ(13勝11敗)91-100(12勝12敗)ティンバーウルブズ

 やった!はやくもウルブズ5割到達。K.ラブ25点・18Rebで本領発揮。R.RubioとのダブルPGで先発したL.Ridnourが22点、ルビオ13点・11Astで活躍。

 

 76ers(17勝7敗)98-87(16勝8敗)ホークス

 76ersは、スターター5人で44得点に対して、ベンチメンバー4人で54点という相変わらずの全員バスケ。応援したくなるチームだ。

 

 マジック(15勝9敗)85-81(16勝7敗)ペイサーズ

 ペイサーズらしくないFG(34.1%)、3Ptが4/22とマジック24TOしながら助けられた。

 

  <ブルズ#9 SFのL.デン>

 

 左手にしっかりとサポーターしてるが、やっとデンがもどってきた。後ろで気のせいか心配そう?にT.ティボドーHCがしかと見守ってる。一人の選手が復帰しただけでこうもゲームが変わるのかという展開になった。

 ブルズ(20勝6敗)113-90(10勝13敗)バックス

 いきなりデンがチーム最長の41分も出場して21得点の活躍、そんな数字よりPGローズの13アシストに象徴されるように、生き生きとチームメートを生かすゲームメイクをしたみたいに見えた。ブルズにおいてオールスターゲームに出場する選手はローズしかいないかもしれないが、SFデン・PFブーザー・Cノアの3人はほんとうに欠かせない、今のシカゴを縁の下からしっかり支えてくれる重要な選手たちだ。

 ローズ試合後のインタビューでも心からうれしそうな発言をしている。このゲームが今季一番楽しくプレイできたみたいに感じた。ロード9連戦後半4ゲームもこんな調子で怪我なくいってほしい。

 

 

 

 

 

 


Bulls記録~76ers戦、ニックス戦

2012年02月04日 | NBAバスケ

 

 現地時間2月1日、ロード9連戦の3戦目、この厳しいロード初戦をヒートに競り負け翌日ウィザーズに勝っての76ers戦。開幕前イースタンはヒート&ブルズの2強かと思っていたが、1か月過ぎて様相が混戦へと明らかになってきた。2/1までだと6敗チームがブルズ・76ers・ヒート・ペイサーズ・ホークスの5チームでひしめき合っている。特に、76ersとペイサーズは傾向の似たチーム同士でベンチ層が厚い。ガード、フォワードに良い選手が多くディフェンスもよい。

 

  

             <フィラデルフィア76ers SFのイグダーラ>

 

 76ersはマジ強、イグダーラに加えてPGのホリデー、ベンチメンバーであるがFのT.ヤング、PFのL.アレン、PGのL.ウイリアムスがこのゲームでも19点・15点・14点とスターターに負けないバックアップしてる。

 シュートFG、リバウンド、TO(ターンオーバー)、Stl(スティール)等すべての面で完敗。ブルズらしからぬ敗戦だったみたいだ。体力的にもつらいロード序盤だ。BullsGame24の最終スコアは、ブルズ82-98シクサーズ

 

 

   

 

 BullsGame25は現地時間2月2日、前夜の76ers敗戦の直後。今季のニックスはここまで8勝13敗と苦しい状況であるが、ブルズもチーム状態が下降線の中、終了ブザーなるまでわからないゲームになったみたいだ。

 このゲームのシュートFG本数だけ見るとブルズ39/74・ニックス44/90と明らかにブルズの負けゲームなんだけど、全体のゲームスタッツから今季ニックスの苦しい状況がうかがえた。ニックスはブルズより16本も多く2ポイントシュートを放っている。3ポイントシュートもブルズ6/13・ニックス4/16と3本も多く打っている。

 1ゲームで相手より19本多い106本ものシュートを打ってどうして競り負けるんだろう?

 Rebはお互い同数の37本ずつ、TOも14と同じ。異なる点は次の4つ。

 1つ FT(フリースロー)ブルズ21/29、ニックス10/14

 2つ Stl(スティール)ブルズ10、ニックス7

 3つ 速攻からの得点がブルズ12点、ニックス4点

 4つ ベンチメンバー得点合計がブルズ25点、ニックス6点

 

 

 

 ニックス#1PFのStoudemire34点、#7SFのAnthony26点とすごいのだけれど、カーメロはFG%が低すぎる。2ポイントが10/26、3ポイントが0/4と30本ものシュートを放ってる。チームオフェンスのシュートが偏り過ぎては相手ディフェンスは焦点を絞りやすくなる。オールスター級のいい選手なのだから、チームとして良いシュートセレクションを作れるようにハーフコートオフェンスを工夫すれば、ニックスはきっと確実性高いシュートFGを作れると思う。あと、チームディフェンスの狙いどころを相手に応じて明確にすれば、100点台ゲーム点数のいれっこみたいなシュートに頼る勝負から違った勝ちの形が見つかるかもしれない。ブルズとは正反対のチームカラーで戦うチームにみえた。 

 

 

 

 


ブルズ記録~ヒート戦から感じたこと

2012年02月01日 | NBAバスケ

 

 一昨日、Bulls Game 22 VSマイアミ・ヒート戦を静かに見守った。途中経過を一切見ることなく(見ることができず)BoxScoreを開いてみた。これほど均衡のとれたBoxScoreは珍しい。

 

     1   2   3   4    T     FG      3Pt     FT   Reb  Stl  TO  PF  

Bulls  22 29 20 22  93    35/81    3/11  20/28   47   11  15  28

Heat   24 32 20 21  97    32/78    3/8    30/40   48   5   13  20

 

 速攻からの得点 Bulls15点:14点Heat 、 ペイント内の得点 Bulls44点:36点Heat

 相手TOからの得点 Bulls13点:22点Heat

 

 ローズ最後のFT(フリースロー)がいろいろと報道されているが、この1ゲーム通しでFTはローズ12/14、

 レブロン10/15、ウェイド7/10・・・両チーム中FTによる得点はローズが一番入れている。

 バスケにおけるFTはゲームの流れに無関係であったり、関係したりと気まぐれな要素がある。うまく説明のつかない運みたいな気流が存在するかのようなときがある。ゲームを見ていないので推測でしかないが、この試合の勝敗を分けた直接要因はたぶん2つ。

 1つはブルズの方がFTになるファウルをヒートよりしすぎたこと。ファウルをしないと止められなかったのかどうかわからないが、1ゲームで相手に40投もさせてしまう状況が先行される原因ではないだろうか?終盤第4ピリオドでインサイドの要ノアとブーサーが6ファウル退場してしまったことは、いろんな意味でチームに大きな打撃を与えただろう。

 2つは相手TOから得点に結びつけたヒートのオフェンスが効いてること。

 ただし、ヒートの得点がレブロン35点、ボッシュ24点、ウェイド15点と3人で74点/97点と偏りすぎている。ヒート他のメンバーはすべて5点以下だから、この3人がいかに攻め続けたかわかる。この点はヒートの強みでもあり、場合によっては弱さにつながることもある。ウェイドがチーム一番のアシスト7を記録してることから、PG的な役割をしたのかな。ウェイドがレブロンやボッシュの良さを引き出したように感じた。

 

 

 

 ウェイドとマッチアップしたであろうハミルトンはディフェンスにおいても消耗があったのだろう。ハミルトンのFGが極端に悪い状況は、怪我によるコンディションの回復不足もあったのかもしれないが、SGとしてウェイドとのマッチアップの影響が大きいかもしれない。

 

 

 

 この人(レブロン)を1on1で抑えられる選手は、地球上に存在しないといえるくらいだから、チームとしていかに守るディフェンスシフトをひくのか、大きな課題だ。ブルズで唯一のSFらしい選手はL.デンしかいない。デンが不在の中でこのゲームはよくこれだけ戦えたものだと思った。

 

 

 

 ローズのこんな姿を見れることも、この先のことを考えれば悪い出来事ではなかったように思える。責任感が強すぎることを解放して、チームメイトがどれほどローズのことを信頼し、ローズを支え切ることがチームが勝つことの全てにつながるか、ブルズの選手たちはわかってる。このようなブルズの状況は、マイケル・ジョーダンがNBA2連覇するピストンズに挑んだ年にとてもよく似ている。まだまだ続く今シーズンの闘いが一層楽しみになってきた。

 

 

 

  


NBAあれこれ~ブルズ記録VSバックス戦

2012年01月29日 | NBAバスケ

 

 

 

 昨日はFridayNightGameで13試合も組まれていた。NBAでは昔から金曜日の夜が一番人気あるカードを組むことが多い。その中でも次の5ゲームに注目した。

 

 ペイサーズ × 87-94 ○ セルティックス

 

 好調ペイサーズをロンド、アレン抜きのセルティックスがピアース28点の活躍で破った。5割復帰、ひたひたと上位に上がってくる気配がする。

 

 

 

 スパーズ × 7987 ○ ウルブズ

 

 ウルブズあと1勝で5割である。この試合、ルビオがチーム最長の42分プレイし18得点・10アシストの大活躍。完全にチームの司令塔としてNBAで通用するPGになってきている。ラブも18得点・16リバウンドの活躍。ウルブズなんか5割超えしような予感と期待。

 

 

 

 マジック × 6793 ○ ホーネッツ

 

 マジックどうしちゃったの?セルティックスに大逆転負け喰らってからどこか歯車が狂ってきてるのか・・・ハワードが一人気を吐き28得点・16リバウンド、彼以外の選手が全員一桁得点ではゲームにならない。もしこういうゲームが続くと、2月D.ハワードのトレード話が再発してしまう。NBAのゲームは順位に関係なく、世界一プロとしてのプライドと個人技術をもった集まりだ。スコアだけ見て簡単に勝てると判断できるゲームはほとんどない。ギリギリのところでチームの精神性で決まる勝負が多い。序盤・中盤・終盤とすべてホーネッツペースでやられた感じがする。

 

 

 

 ニックス × 8999 ヒート

 

 第3ピリオドまで互角の展開。カーメロいない方がチームとして機能しいい勝負してるみたいにみえる。スタウドマイヤーがショット不調なのか、ニックスの3Ptが43本も打っている。1試合通しでオフェンスが外角シュート頼りすぎては終盤厳しい。ヒートはウェイド復帰してチーム力本来の姿に戻りそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バックス × 100107 ○ ブルズ

 

 ブルズ序盤からローズがアップテンポに積極的に攻めるゲームメイクをしたみたいだ。ローズのアシスト3で34得点だから、いかに自分で決めに行ったかがわかる。チームリバウンド50本のうち、Cのノア16本・PFのブーザー13本とこの2人がこれだけReb安定してるとゲームが締まる。バックスのCであるグッデンには23得点・15Rebとやられたが、ノアがRebで遜色なくこれだけ頑張ってくれれば十分である。とにかく心配なことは、このゲームでも9人で戦ってること。10人~12人で戦える状況になってほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 ノアのこんなガッツポーズめずらしい。彼のサムライヘアー?いいね。腕のサポーターもなくコンディションよくなったのかな。

 

 この試合で気になったことは1つ、FT(フリースロー)。バックス15/16、ブルズ20/33と13本も落としている。バックスの2倍FTをもらいながら、この数字はいただけない。75%以上は決めないと・・・もう少しゲームが楽な展開になったはず。スターターのブリュアーが43分もプレイしながらFG%が低すぎる。ちょっと疲れているのかもしれない。

 

 ブルズはいよいよ明日、昨年のカンファレンスファイナル以来のマイアミ・ヒートとの決戦。単なるR.シーズンの1試合に過ぎないかもしれないが、お互いそのずっと先を見据えた戦いになるでしょう。静かに結果を待ちたい。

 

 

  


Bulls記録(13)NBA2011-12RegularSeason~Game19(ネッツ戦)・Game20(ペイサーズ戦)

2012年01月27日 | NBAバスケ

 

 NBA今シーズン、ブルズは開幕1か月余りでもう20ゲーム消化、3日でおよそ2ゲームペースで消化していくのだから消耗度が激しいはずだ。1試合48分のゲームに加えて、アメリカ大陸の横断、長距離移動と日本では想像つかないまさにTripツアー。1シーズン何か月もチームで寝食を共にするわけだからスタッフも含めチームは一種の「Family」と呼ばれることもうなずける。チームは生き物と同じでほぼ同じメンバーで戦ってるのに調子の波がアップダウンしたりする。

 Game19のネッツ戦、今シーズンからブルズに移籍したR.ハミルトンがチーム最長の42分もプレイしての大活躍だった。足の付け根(股関節)痛めてた怪我が完全回復したのかな。彼は単にベテランで経験あるだけでなく、とても賢いスマートなプレイをするし、ローズが速い展開に持っていこうとするのを誰よりも早く察知して必死で走る姿がとても印象に残っている。ディフェンスも相手プレイへの予測が非常に良い。昨シーズン、デトロイトで腐りかけてたことがうそのように生き生きと一生懸命プレイしている。環境が変わることで全盛期の勢いと経験でつかんだ技術とを見事に融合・復活させた感じがする。ブルズに欠けてた選手というより、若いブルズガードの直線的なプレイ選択肢を幅広くしてくれた感じで、直球のスピードは衰えたが相手との駆け引き、間合いが絶妙な変化球を自然に投げられるピッチャーみたいだ。おそらくブルズガード陣だけでなくインサイド陣へも良い影響と触発するものを与えているのではないだろうか。

 

 

 

 この試合、ブルズはチームFGが57.3%でよくシュートが入ったことが直接的勝因であるが、今のブルズが勝ちゲームになるための十分条件は、チームRebにある。チームRebが40半ばのゲームは安定している。一人二人の選手が13以上Rebを稼ぐことはめったにない。ガードもフォワードも5~8くらいのリバウンドを稼ぐときのブルズは強い。全員が常にRebに参加するチームだ。このゲームのチームアシストも33と多い。アシストもみんなで相手次第で臨機応変にできるときは調子がよい。しかし、アシストが多いからと言って一概に良いともいえないのがバスケットの難しいところで、積極的にバスケットへ向かわないパスプレイが多いときは危険信号である。

 

 

<ペイサーズCのHibbert、SFのGranger>

 

 BullsGame20対ペイサーズ戦は、特にこの二人にやられたみたいだ。同じディビジョンでの1位・2位対決であり、昨シーズンプレイオフ1stラウンドでブルズ4勝1敗、プレシーズンマッチも2連敗とこれまでブルズにさんざん煮え湯を飲まされ続けたペイサーズ。今シーズンはやはり違うチームレベルに進化してることがわかる試合になったのではないか。スターターフロント陣の上記2人とPFのD.ウェストで56点、ブルズフロント陣3人(ノア・ブーザー・ブリュアー)で42点、インサイドこの差は大きい。おまけに、ブルズ3Ptが3/13でペイサーズが5/10ではよく5点差の接戦になったものだ。競り勝ったペイサーズがPOで勝ったかのような大喜びだったみたいで、これで12勝5敗のチーム力は決してフロックなものでなく確かなチーム力があることが一層わかるゲームであった。ブルズは4敗目だから、今後のペイサーズゲームを注意深く見ていかなくてはならないだろう。

 

 

 

 NBAでは、鼻骨骨折くらいは日常茶飯事なんだろう。顔が千差万別であるようにフェイスガードもいろいろあるね。ブルズL.Dengの穴が埋まらないほどデンは欠かせない選手であることを改めてわからせてくれたゲームであったかもしれない。

 

 

  

  


NBA現地1/21注目カード~1/22まで各ディビジョン上位チーム

2012年01月23日 | NBAバスケ

 昨日の注目Game1 「76ers VS Heat」

 開幕からここまで11勝4敗と大健闘してるフィラデルフィア76ers、ホームに戻ってウェイド抜きで心配された10勝4敗のマイアミヒート。言い方を変えれば、オールスター出場級の選手いない76ers対ビッグ3→2のヒートの対戦に興味があった。

 やはり、この2人(レブロン28点とボッシュ30点)がしっかり実力通りの活躍を見せた。ウェイドが負傷してその後の3ゲームがそれぞれディビジョン首位のスパーズ、レイカーズ、76ersとちょっとやばいかなと思っていたが、問題なく3連勝となった。これでウェイド欠場の6試合を全勝だそうである。不思議なものだ。しかも、レブロンは風邪(インフルエンザ)で体調不良の中休むことなく、いつものように?プレイしたらしい。この人は同じ人間とは思えない。

 しかし、本日マイアミホームのMILバックス戦、91-82で競り負けている。第4ピリオド勝負になって4ピリが一番FG%を落としての敗戦。対戦前5勝9敗のバックスに金星を献上してしまった。これでヒート11勝5敗。

 5日間で3試合という過密日程を終え体力を完全に消耗。バックスは試合を通してFG成功率35%と低かったが、ヒートが記録したターンオーバー22から22点を奪い、更にはブランドン・ジェニングスが終盤に試合を決める活躍をみせ、ロードで2連勝を記録。バックスではジェニングスが23得点、アーサン・イリヤソバが16得点、アンドリュー・ボガットが13得点を記録した。明らかに疲労しているヒートに対し、スコット・スカイルズHCは速いペースで相手の体力を更に奪う戦術を実行。これが功を奏し、シュート成功率に苦しみながらも要所を締め、勝利に繋がった。ヒートとして通算1870試合という歴史がある中、NBA史上ワーストに並ぶ1試合9アシストに抑えられた。アシスト数を含め、ヒートは得点(82)、FG成功率(37.3)、合計FG成功数(25本)でもシーズンローを記録するなど、散々な結果となってしまった。ジェイムスは、「言い訳しない。完敗だ。今日はゲームが始まった時から体力が残っていなかった」と語った。(NBA日本語公式サイトより一部抜粋)

 

  

  

 昨日の注目Game2 「Nuggets VS Knicks」

 昨シーズンまで在籍したビッグプレイヤーの古巣初対決、因縁対決とでも云うのか、当時ナゲッツ所属のカーメロ・アンソニーがニックスに移籍した昨季の超大型トレード以来、両チーム初の顔合わせとなったこの試合は、ダブルオーバータイムの末にナゲッツが119対114で勝利。

『 同トレードでナゲッツに加入したダニーロ・ガリナリが古巣相手にキャリアハイの37得点に加え、11リバウンドをマークする活躍。他にも、元ニックスのアル・ハリントンがこの日記録した24得点のうち22得点を後半以降に挙げて勝利に貢献した。ナゲッツは連勝を4に伸ばし今季12勝5敗としている。
 試合は、ナゲッツが第4Q残り2分半の時点で6点リードを奪っていたが、この日得点を伸ばせていなかったニックスのエース、アンソニーが土壇場で本領を発揮。3人のディフェンダーに囲まれる中、試合残り1.7秒にジャンプシュートを決めて98対98の同点に追いつき、ニックスが延長戦に持ち込む。
 最初のオーバータイムでは、ナゲッツはリズムが蘇ったアンソニーにシュートを決められ、残り1分の時点で2点のビハインド。しかし今度は残り9秒のネネイのフリースロー2本で同点に追いつき、試合はセカンドオーバータイムへと突入した。ここでもアンソニーにジャンプシュートを決められて残り1分38秒の時点で、ナゲッツは110対111と1点を追いかける展開。しかしここからガリナリがフリースロー2本、ハリントンがスリーポイントシュートに成功し、残り47秒に115対111とするとあとはリードを守りきった。
 敗れたニックスは、キャリア最初の7年半をナゲッツで過ごしたアンソニーが25得点、10リバウンド。フィールドゴール(FG)は最初放った17本のうち14本を外し、地元ファンからブーイングを受けたものの、第4Q終盤には4本のシュートを決めて勝負強さをアピールした。アンソニーの最終的なFG成功数は30本中の10本。ニックスは6連敗で今季成績を6勝10敗とし借金が4に増えている。』(Yahoo!スポーツより一部抜粋)

 デンバーは7人でこのゲームを戦ったから6人はすごいプレイタイムだ。ガリナリ52分、ミラー49分、ローソン48分、ヒラリオ45分、ハリントン41分・・・プレイ時間をやりくりできるチーム状況を作っていかないと今後の戦いに目に見えづらい影響が出る。

 

 

 1/23(日本時間)現在、各ディビジョンでの上位チーム

  イースタン>

  アトランティックDIV. 1位:76ers 11勝5敗 2位:セルティックス 6勝9敗

  セントラルDIV. 1位:ブルズ 15勝3敗 2位:ペイサーズ 11勝4敗

  サウスイーストDIV. 1位:マジック 11勝4敗 2位:ホークス 12勝5敗 3位:ヒート 11勝5敗

 

  <ウェスタン>

  ノースウェストDIV. 1位:サンダー 13勝3敗 2位:ナゲッツ 12勝5敗 3位:ジャズ 10勝5敗

                4位:トレイルブレイザーズ 9勝7敗 5位:ティンバーウルブズ 7勝9敗

  パシフィックDIV. 1位:クリッパーズ 9勝5敗 2位:レイカーズ 10勝8敗

  サウスウェストDIV. 1位:グリズリーズ 9勝6敗 2位:スパーズ 10勝7敗 

                3位:マーベリックス 10勝7敗

 

 特に、赤でアンダーライン引いたチームが特徴あるチームプレイですごく健闘して頑張ってる。ノースウェストDIV.は、上記で全チームだからメチャ濃い。全チーム勝率5割超えなんてことがあるかもしれない。この中でも特に優れた注目チームがデンバー・ナゲッツ、フィラデルフィア76ers、インディアナ・ペイサーズだと思う。この3チームには共通した特徴がある。76ersとペイサーズには、今シーズン平均得点が10点台~16点までに7人もいること、1試合平均17点以上稼ぐスーパースターいないがチームで接戦にも勝負強く、相手次第で活躍する選手が多彩なこと。いうなれば「全員バスケ」で、アウトサイドシュート力がある。ナゲッツはスーパースターカーメロ・アンソニーが移籍したにもかかわらず、10年以上ベテランのハリントン、ネネに勢いのあるカリナリ、ローソンがブレイクしていい試合してるみたいだ。おそらくこの3チームはヘッドコーチとの信頼関係、選手同士の協力体制などベンチワーク・チームワークがすばらしいのだろう。

 1つのチームを徹底して追っかけてるブログを拝見する。第1ピリオドから4ピリオドまでの試合状況、オフェンス・ディフェンスの総評や選手個人一人ひとりの感想まで頭が下がる思いである。実際ゲームを見られてるから試合状況や流れがわかりやすくとても参考になる。人気ブログランキングでナゲッツといえば「nbaナゲッツ中心に応援」さん、「のんびりとNuggetsを応援しましょ」さん、レイカーズといえば「I Love Lakers!」さん、マジックといえば「NBA ALL-ROUND MAGIC」さん、ペイサーズといえば「31 Iscream 2」さん、ホーネッツといえば「ホーネッツと共に」さん、ニックスといえば「Rock' n' Knicks」さん、ブルズといえば「FOREVER 23」さんよく見させてもらってます。これからもワンチーム一筋のチーム情報楽しみにしています。

 

 

 

  

     < Jazz #24 SFのP.Millsap 26点   #25 #25 CのA.Jefferson 18点 >

        Minnesota Timberwolves 98-108 Utah Jazz         

『2年ぶりとなる3連勝を記録したミネソタ・ティンバーウルブズをホームで迎えたユタ・ジャズは、ポール・ミルサップが26得点を記録。特に試合を決めた第4Qに12得点を挙げる活躍をみせ、ジャズが108-98で勝利した。ジャズはここ11試合で9勝目を挙げる等、好調を維持している。
 ミルサップは、前日のロサンゼルス・クリッパーズ戦で決勝3Pを決めたケビン・ラブとマッチアップ。ラブをFG5本(21本中)に抑える見事な守備をみせ、攻守でチームに貢献。ジャズではミルサップの他に、アル・ジェファーソンとCJ・マイルズがそれぞれ18得点、ラジャ・ベルが12得点を記録した。
 一方のウルブズでは、ラブが15得点、8リバウンド、リッキー・ルビオが17得点、11アシストを記録。
ルビオは連勝を止めた理由について、疲労を挙げた。「特に第4Qは疲れて足が動かなかった」
ラブは、「今日はシュートが全然ダメだった。入りそうで入らないものが多かったね。長いシーズンだし、絶好調の時もある。必ずそうなる」と、自分を鼓舞した。ウルブズはリバウンドでもジャズを35-46と大きく下回った。
 リック・アデルマンHCは、「自分達のプレイが出来ない時でも、上手く対応していく必要がある。この敗戦から学ばないといけない」と述べた。』(NBA日本語公式サイトより)

  ヒートといい、ウルブズも連戦が続く影響で疲労が出てる発言が目立つ。確かに過密スケジュールのため、連戦、試合数消化日程のズレが生じて疲労度の異なる対戦もあるが、これも開幕が遅れた原因を作った双方にあるのだからプロとしては言い訳にならない。Rシーズンをトータルでとらえるとどのチームもイーブンだ。 

 

 

 

 

 

 Bulls Game 18  Bulls 95 ー 89 Bobcats>

 報道されてるほど楽なゲームではなかったようにBoxScoreから感じた。ブルズの勝因はたぶん、相手のTO(8対16)8差とStl(4対11)の差7を得点に結びつけたこと、Rebで44対37で負けているのに、相手3Ptが2/11(18.2%)と振るわなかったことに助けられた。

 Dengが手首を負傷したみたいで、ノア、ギブソンとともにインサイドフロント陣が心配だ。明日からマイアミ戦まで1日おきの飛び石ゲーム。怪我との戦いでもある。

 

 

 

 

 


NBA注目の3Game~現地1/20 PF対決・センター対決・ブルズ記録(VSキャブス)

2012年01月22日 | NBAバスケ

 

 これからNBAを代表するPFになるであろう若きライバルの2人。ッチアップしたこの試合見たかった。同点の残り1秒でウルブズK.ラブが放った3Pシュートが見事ラストショットになった。LACのB.グリフィンは、いかにもアメリカ人が好みそうなガッツ溢れる選手。ブルズとの1ゲーム見て大ファンになってしまった。K.ラブはパワーもあるが賢くてよいシュートセンスある選手。ウルブズ#9のルビオは髭を生やしても少年のようないい顔してる。

   

 

 LACのC.ポールは太もも裏の肉離れなのか、4試合連続欠場している。

ウルブズは約2年ぶりに3連勝を記録した。ウルブズはラブの3Pの前に、リッキー・ルビオが同点となる3Pを決めた。ルビオは試合開始から10本続けてFGを外したが、それでも萎縮せずに打ち続け、ビッグショットを決めた。ウルブズのリック・アデルマンHCは、ルビオについて「冷静な選手だ。誰を相手にしても気後れしないし、自ら調子を落とさない軸を持っている。私は彼のプレイへの集中を評価している。今シーズンはここまで好調を維持しているし、先発もしくは途中出場に関わらず、毎試合第4Qにプレイしている」、「素晴らしい才能の持ち主だ。彼にボールを渡して任せれば良い。ームの戦術も至ってシンプルにしているが、それは彼がいるからこそだ。私が思っていたよりも、ずっと良い選手だよ」と絶賛した。ラブは、「ここ2試合はシュートの調子が良くないけれど、守備がしっかりしているから勝てている。こういうプレイが継続出来れば、俺達はまだまだ勝てる」と、可能性を感じている様子だった。』

(NBA日本語公式サイトより一部抜粋)

 

 

    <LAレイカーズVSオーランドマジック>

 

 オールスターファン投票ダントツ1位マジックセンターのD.ハワード。本日は、ウェスタンファン投票1位レイカーズセンターのA.バイナムとセンター対決に注目した。

 結果はやはり、ハワードが断然良かったみたいだ。バイナムはファウルトラブルで26分12Reb、レイカーズPFのP.ガソルが10Rebだから、2人あわせたReb数を上回るReb23をハワードは記録して、ゴール下を制していることがわかる。

 レイカーズはコービー以外のFG%が低すぎる。マジックみたいなチームに対してはもっと外角シュートを決めないと苦しくなる。それとも速攻を仕掛けてセンターを置き去りにするような状況を時に作りたいのだが・・・アウェイでなかなか勝てないのは、序盤からまさに相手のペースで戦ってしまうからかもしれない。これで、マジックは11勝4敗とチーム力が向上している。ハワードのトレード話に惑わされることなく、むしろ危機感もって必死にプレイしてる感じがスコアから読み取れるような気がする。いろいろと言われてるPGのネルソンはよくやってると思うのだけど・・・きびしい見方をされるね。それだけ能力を期待されてる裏返しじゃないのかな。

 

 

  

 

 BullsGame17 VSキャブス戦、歴史的勝利と報じられたが出場選手全員のFG%が異常に良い結果、大差がついたみたいだ。序盤からの思い切り良さが勢いを加速させたみたいだけど、イケイケばんばんで勝った次の試合は気をつけなくては・・・チームの司令塔ローズが欠場してどこまでこういう状態が続くかは疑問。相手次第だと思うのだけれど、インサイドの要ブーザーとノアがチームリーダーらしい発言をしてる。

 ーザーは、「俺がプレイした中でも、今のチームは最も選手層が厚い。たいていの場合、ベンチ選手の役割はリードを保持すること。でも、このチームはセカンドユニットだけでもリードを広げられる」とコメント。さらに、「デリックがいないことで、全員がステップアップしないといけない。今日は先発もベンチも本当に良い仕事をしたと思う。時計仕掛けのように、全てのピースが完璧にはまったよね」と、喜びを形容した。ジョアキム・ノアは、「デリックにはゆっくり休んでもらって、健康な状態で復帰して欲しい。無理して出場する必要はないからね。これから先、チームは彼の力を絶対に必要とするから」と、エースに休養をすすめた。

 

   

 

  

 


NBAいろいろ~Bulls記録(11)、本日のゲーム結果

2012年01月19日 | NBAバスケ

 

 ローズのスーツ姿、いまひとつ似合わないな、何か大学生の就活みたいな感じで・・・左足はサンダル?思ったより具合よくないのだろうか・・・開幕してまだシーズン1/4満たないところで、主力クラスのケガ多くないだろうか?チームによって4~5試合の差があるのも気になる。

 前回のGame15がふがいない試合内容だっただけに、Game16もローズなしでどう立て直してくれるのか?と思いきや打って変わって目を見張る内容。相手チームの状況が変るだけで1日でどうしてこんなに劇的に変るものなのか、不思議だ。

 やはりNBAの選手たちやチームは、大きな差に見えて実は微差しかないほど接近してるからなのだろうか?微かな雰囲気とかリズムとか、勝負の「あや」みたいなものがコーチの手が届かないところで大きく振れてしまうようなことがしばしば起こるからなのだろうか、よくわからない。大げさに言うとNBA世界の深遠さを感じるGame16の内容だった。

 サンズはこれで5連敗というから、チームとして調子が悪いのだろう。スターターが安定していない。控え選手もいろんな選手を次から次へと送り出すが、決めきらない。チームをリードするはずの司令塔ナッシュまでも5TO(ターンオーバー)で、自身のFG%は素晴らしかったもののチームとしては19TOの嵐。そのTOが30点近くブルズの得点に直接むすびついてしまっては離されてしまう。

 

 <#7控えPGのC.J.ワトソン>

 

 ローズと入れ替わるように怪我から復帰したワトソンの存在は大きいかもしれない。あと、R.ハミルトンもプレイ時間こそ少ないものの貴重な戦力だ。彼がいるとブルズオフェンスにアクセントみたいなものがつきボールの周りもよくなり、よいシューティングリズムが生まれる。

ノアの12Reb(オフェンス6Reb)、ブーザーのつぼにはまると高確率のミドル、バックアップ選手の活躍とこのゲームは言うことありません。

 

 

 本日のゲームは、結構注目カードが組まれていた。その結果を簡単に。

 注目カード① Denverナゲッツ 108-104 Philadelphia76ers

          オーバータイム突入の激戦だったみたいだ。

       ② San Antonioスパーズ 85-83 Orlandoマジック

          こちらも1ゴール差の激戦だ。

       ③ Portlandトレイルブレイザーズ 89-92 Atlantaホークス

          アトランタ逃げ切り。

       ④ Dallasマーベリックス 89-91 LAクリッパーズ

          最初から最後まで接戦、C.ポール抜きでよく戦った。

 

   いずれのゲームも好ゲームで好調さを感じさせる。

  あとは、サンダーがウィザーズに102-105で意外な?敗戦

   Golden 100-107 New Jersey

   Phoenix 91-88 New york

   Toronto 73-96 Boston

   Detroit 85-93 Minnesota

   Memphis 93-87 New Orleans

   Indiana 88-92 Sacramento

 

 

  


ブルズ記録(10)~NBA 2011-12 Regular Season Bulls Game 15 (VS Grizzlies)

2012年01月17日 | NBAバスケ

 

 #22 SF Rudy Gay  24点 シュート力あり、俊敏性あり、いい選手

 残業こなし夜遅く帰宅して、本日の結果見て驚いた。やはり心のどこかで前回の40点差楽勝ゲームイメージがあり安心していた。ティボドーH.C.もひょっとして心のどこかにエース抜きでも勝てるだろうと思っていたのだろうか?

 NBAはプロ集団だ。個人能力もチーム能力もそれなりに差こそあれ、戦う意識、やられたらやり返す闘志にそんな差はない。チーム力だって1戦毎の勝負は紙一重のケースが多い。終盤のワンプレイ、ワンミスで勝負が決まることが結構ある。

 ブルズサイドに、もし心のどこかで楽勝意識があったとしたら、このGame15はいい薬になったのでかないか。バスケでは、悪い流れにはまってしまう時間帯がある。相手ディフェンスが良くてそういう流れになる時と、チーム意識にどこか統一性がなくほつれて負の連鎖に気づかないケースと。

 スーパースターと呼ばれる選手は、もちろん技術的に優れしばしば「あっ」と思わせるプレイをするものだが、スコアには現れにくい精神の強靭さがゲームを支配して、チームの流れをも勝ちに結びつく流れに変える不思議な力を発揮する。たとえば、LALのコービーやLACのポール、シカゴのローズ、マイアミのレブロンとウェイド・・・こういう選手たちをまさにチームの「エース」と呼ぶにふさわしいのだろう。

 

   

    #11  PG  M.Conley  20点            #33  C  M.Gasol  19点

 

      1  2  3  4  T     FG        3Pt Reb TO Stl

CHI  21 17 28 20 86  33/78(42.3%)   1/12   34   19   13 

MEM 28 30 19 25 102   47/87(54.0%)   3/10   46   19   10

 

 このチームスタッツを見れば技術面のブルズ敗戦は明らか。TO(ターンオーバー)とStl(スティール)が双方こんなに多いということは、落ち着かないゲーム展開になったんだろうけど、グリズリーズの高いFG%からすると積極的なリスクを恐れないオフェンスだったのだろう。これまでの連勝中はチームRebで優位に立っていたのに、逆の立場に陥ってしまった。スリーが1/12というこんなこともあるんだね。

 ローズは足指に違和感があって自らの判断なのか、H.C.による判断なのか、わからないが、明日以降はコービーみたいに自らの判断で出る出ないを決めてもらいたいな。自分にしかわからない感覚を大事にしてほしい。

 今日のコービーが十数点だったのを確認して少しほっとした。どこかで無理すぎる緊張感を捨てないと継続性に支障をきたしてしまう。LALはいい勝ち方をした。コービーの調子悪くても、チームでもがき苦しんで僅差で勝ち取った勝ち方には今後に意味を持つような気がする。フィッシャーはもう37歳?になってるんだ。すごい選手会長だ。

 

  

 

  


バスケてんこ盛り~NBA LA対決、ブルズ記録(9)Game13(VS Celtics)・Game14(VS Raptors)

2012年01月15日 | NBAバスケ

 

 本日のNBAは何よりもLA対決に注目していた。夜帰宅してさっそくESPNとヤフースポーツでチェックしてみると、興味そそられる内容を想像できてさっそく記事に。そんなわけで次の2つの順で。

 (記事1) LA.Lakers VS LA.Clippers 今季初対決~BoxScore読み取り

 (記事2) ブルズ記録(9)Game13(Celtics戦)、Game14(Raptors戦)

    

     

 

 LA対決は、面白い対決になったみたいだ。お互いのチーム事情が反映される好ゲームに。

        1    2   3   4    T   FG  3Pt  FT Reb(OReb)  TO  Stl 

 LAL 24 18 30 22  94  45.5 5/12 19/25 42(11)    9    3

 LAC 31 24 21 26 102  41.2 9/21 23/30 50(17)    9    5

 選手 

  P.Gasol(PF) 40分 FG 7/17 Reb 10 Pts 14 

  A.Bynum(C) 39分 FG 6/13 Reb 16 Pts 12

  K.Bryant(SG)44分 FG 14/28 Reb 7 Pts 42

       

  C.Butler(SF) 32分 FG 4/14 Reb 5 Pts 13

  B.Griffin(PF) 45分 FG 9/18 Reb 14 Pts 22

  C.Billups(G) 33分 FG 6/12 Reb 4 Pts 19

  C.Paul(PG)  39分 FG 12/22 Reb 4 Pts 33

 

 ボックススコアのFG%だけみると、レイカーズの方が勝っていて、TO(ターンオーバー)FT(フリースロー)ともに互角、ファウルトラブルもなさそうだ。ートアテンプトがレイカーズ77+12の89回、クリッパーズ85+21の106回、実にLACの方が17回も多くシュートを打っていることがわかる。

 どうしてこういうことになったのか?

 総リバウンド数8本差のうちオフェンスリバウンド6本差とその後の得点率がたぶん、LACが効果的に得点に結びつけたのだろう。外なことに、アシスト数はLAL24、LAC17とLALが多い。これも推測するに、LACのポール(Ast6)は普段と違って自分が積極的にシュートを決めに行ったのだと思う。その結果の33得点。

 LAL最大の弱点PGポジションを攻めたということ。逆に、今のLALは積極的にゴール決めに行く選手はコービーだけで、人にボールを回すようなアシストが増えているのかもしれない。LALに今一番大切なことは、オフェンス面でコービーに頼らないで、たとえコーチやコービーに怒られるようなことがあっても「自分がゴールを決める」という最もシンプルかつ大切なオフェンス心理なのかもしれない。オフェンスで積極的な意識は、良いRebやディフェンスStlに結びつくものだ。コービーの連日40点台のスコアは鬼気迫るものであるが、これからの長いシーズン、チーム各ポジションで責任をバランスよく果たせるOFE.とDEF.を構築してもらいたい。アグレッシブなLALをみたい。同じホームコートでビジターというのは何か変な感じがするが、今シーズンのLA対決は今後もとても楽しみにしたいゲームだ。

 

 

       <NBA 2011-12 Regular Season Bulls Game 13 VS Celtics>

   

 

 たぶんこのゲーム、ティボドーH.C.はマジ勝ちを意識した試合であったろう。スターター5人のプレイ時間をみてそう思った。身体のコンディショニングが今一つ万全でないローズ、ブーザー、ノアのシカゴ核3人を無理させてまでもセルティックスを叩きたかったのだろう。この試合前4勝5敗でエンジンのかかり悪いボストンだが、誰よりもセルティックスのタレントや能力を知っているからこそ、イースタンでの今後の対戦、PO(プレイオフ)を考えるとブルズの強さを示したかったのだろう。

 

   

           1  2  3  4    T

 Bulls    26 26 15 21  88

 Celtics  13 20 26 20  79

 

 どうしてロースコアになったのか?

 お互いFG、3Pt、FT、TO、Stl等はほぼ互角の数字で平均的なもの、決定的な差はRebにあった。ボストンは、OReb 8 +DReb 26 のトータル34と低調だ。シカゴは、11+35の46と12本もの差がついた。ブルズのRebはデン16本、ノア12本、ブーザー8本とこの3人だけでセルティックスのチームRebを超えている。点やFG%には表れにくい、OFE.におけるセカンドチャンスをいかにものにするか、バスケのゲームはこういうところで勝敗を決することが結構ある。LA対決も勝敗の奥底にはこのReb勝負の要素がゲームを大きく左右した。

 ロースコアになった理由はたぶん、ファーストブレイクポイントがお互い4点ずつで、ペイント内でのポイントもブルズ38点、セルティックス34点と少ないこと、TOからものにしたポイントも17点、7点と少ないことから、典型的なハーフコートバスケットの繰り返しになったからだと推測できる。リスクの高い無理攻めや速攻、アーリーオフェンスを好まないボストンのペースになったのかなと思う。

 ボストン・セルティクスはもう4年前?の優勝からあまりメンバーの変動がない?あの時のような爆発的勢いが感じられない。しかし、経験十分なメンバーであるからシーズン終盤にはうまく調整して、マイアミ・ヒートとともにイースタンPOでは怖い相手になると思うのだけれど・・・

 

 

       <NBA 2011-12 Regular Season Bulls Game 14 VS Raptors

                 

 

 ラプターズのチーム・選手をほとんど知らない(ラプターズファンの方スミマセン)からBoxScoreからゲームのイメージが湧かない。この試合も先日のボストン戦のようにロースコアゲームになっている。トロントのFGが34.9%、3Pt 3/10、FT 1/7 と低調な数字だ。ブルズディフェンスが良いと言っても、これでは勝てない。ファーストブレイクポイントが8点、ペイント内ポイント32点ではロースコアになってしまう。ローズをチーム最長の41分も出場させているから、足指の怪我は大したことがなかったのだろう。

            1    2    3    4    T

 Raptors 14  23  15  12  64

 Bulls    23  14  19  21  77

 Bulls:FG 33/82(40.2%) , 3pt 4/15 , FT 7/12 , Reb 52 , TO 5

 BullsMemo:ブーザーReb 13 , ノアReb 12 , ギブソンReb 12でFG%の悪さを挽回し支えてくれている。チームTOが珍しく5と少ないのは、ラプターズのディフェンスが淡泊だったのだろうか?

 これでブルズは、12勝2敗とちょっと走り過ぎだな。もう少し無理しないで行ってほしいけど・・・ローズのアシスト数が増加してることはよいことだ。C.J.ワトソンの怪我の功名?でバックアップPGルーカスがチャンスものにして、今日も22分出場の10得点十分な働きを示している。なにげにFのギブソンも11点・12Rebで良いバックアップを果たしている。これからもレギュラーシーズンでは、どんどんベンチメンバーを出してチーム総合力を高めてほしい。

 

  

 

   


Heat敗因を探る~NBA 2011-12 Miami Heat VS ATL・GS・LAC

2012年01月14日 | NBAバスケ

 

 現地時間、1月10日、11日、マイアミ・ヒートは西海岸ロード遠征で2夜続けてオーバータイムの末、2敗目・3敗目を喫した。レブロン、ウェイドとも軽い怪我から復帰してこれから連勝街道まっしぐらかと思いきや、意外な結果だった。

 マイアミファンの方々にケンカ売るわけではございません。傷に塩を塗るようなことでもありません。マイアミを脅威に思うあまり、ビッグスリーに憧憬のまなざしをもつ者として単純に「どうして負けたのだろう?」とその敗因を探りたくなっただけであります。ハイライト映像とBoxScoreから想像した分析です。近いところからLAC→GS→ATLの順で。

 

 

 

Starters       Min  Pts  TO  Reb

C.Bosh(PF)     43   16   3   11 

L.James(SF)    42   23   6   13

J.Anthony(C)    29   4    1    3

D.Wade(SG)     42   17   2    7

M.Chalmers(PG) 40   18   1    4

 

 

      1    2    3      4   OT    T

MIA  24  24  21  17  3   89 

LAC  21  22  27  16  9   95

 

 

マイアミ FG 39.5% 、3Pt 5/16(31.3%) FT 20/34(58.8%) 、TO 18

  

 ヒートは意外にペイント内での得点が少ない。センターアンソニーのプレイ時間少なくシックスマンS.Battier(SF)やU.Haslem(PF)の出場時間の方が多い。

 接戦の負けゲームでよく敗因に挙げられる要素に、FT(フリースロー)とTO(ターンオーバー)がある。この試合でもまさにFTとTOがLACよりずっと悪い数字が出ている。ビッグスリーの出場時間が多いにもかかわらず、それに比例して得点が取れていない。レブロンはもともと少しTOの多い選手である。チームのトップスコアラーはそれだけボールを保持する回数・時間が多いからその分他の選手よりTOは少し多くなる。LACのC.ポールなどはチームで一番ボールを保持しているが非常に少ないPGである。このゲームでも45分プレイしてTOは「1」である。

 負けた3ゲームとも4ピリオド以降、得点が急に失速している。だから負けたと言えば当たり前なのだが、後半にインサイドで確実な2点プレイよりアウトサイドプレイが増えてきてFG%が落ちると苦しいゲームになる要素があるみたいだ。あと、ファーストブレイクによる得点が相手より多いときは、その回数に比例して確実な勝ちゲームになっているから、ヒートに走られて速攻でやられるとレブロン・ウェイドのプレイが乗ってくる。

 LACは、ポール27点、グリフィンとバトラーともに20点ずつ、ビラップス12点と先発4人が外・内とでしっかり得点できている。ベンチメンバーが少し弱いところがLACの課題でもあるが、スタメン5人はもうトップチームと肩を並べている。

 

 

 

 

Starters       Min  Pts  TO  Reb

C.Bosh(PF)     38   16   4      

L.James(SF)    43   26       11

J.Anthony(C)    23   2     1     7

D.Wade(SG)     37   34   2    6

M.Chalmers(PG)  34   12   4    1

 

 

         1   2   3   4   OT    T

MIA   22  35  27  12  10  106 

 GS  27  26  19  15  15  111

 

 

マイアミ FG 45.9% 、3Pt 2/11(18.2%) FT 26/40(65%) 、TO 22

 

 このゲームもたくさんFTもらいながら14本も落として、TO多すぎることが敗因に直結している。前半の57点から後半39点に失速して、レブロンとウェイドで60点稼ぎながら他の選手、特にベンチメンバーで計16点しか取れていない。得点が偏るとそれだけ終盤ディフェンスの狙いを絞りやすくなる。GSにスティールを14本も許していることが物語っている。

 それに引き換え、ウォリアーズはM.Ellis(SG)22点、D.Lee(PF)20点、D.Wright(SF)20点、ベンチのN.Robinson(PG)24点とポジション的にもバランスよく取れている。チームFTは26/30と実に安定している。もっと勝率を上げてもおかしくないチームだと思うのだけれど・・・相手チームとの相性みたいなものがあるのか、トップチーム戦になると燃えるのか・・・不思議なチームだ。

 

 

 

 

 

 Starters       Min  Pts  TO  Reb

C.Bosh(PF)     38   19   1     

L.James(SF)    39   28       7

J.Anthony(C)    18   2    0    6

D.Wade(SG)     39   12   3    3

M.Chalmers(PG)  27    6       3

 

 ホークスのTO(ターンオーバー)10に対してヒート16はやはり敗因になる。ヒートの得点、今度はレブロンとボッシュに偏っている。チームRebは40本ずつでイーブンだが、ペイント内の得点がマイアミ38点対ホークス50点とインサイドでやられている。4ピリオドアトランタの爆発的シュート力の前に逆転負けを食らってしまった。

 

 このように見てくると、マイアミは現在8勝3敗でもちろん素晴らしいチームであるが、ビッグスリー以外のスタメン2人(CとPG)とベンチメンバーに波というか力をある程度安定して出せていない弱点があるような気がする。レブロンにはある程度やられて25点くらい得点されるのは仕方がないと考え、あとのウェイドとボッシュのどちらかは抑えることができれば、そんなにチーム得点は伸びない。どちらに焦点を絞るのか?口で言うのは簡単だが、なかなかそうは問屋が卸してくれないのでしょう。

 チームとしての総合力を伸ばすのか?それともビッグスリーを徹底して生かすのか?マイアミH.C.はどういうコンセプトで今シーズンを戦うのだろうか?

 マイアミ・ヒートと上位チームとの試合をじっくり通しで見てみたいな。

 

 

  


Bulls記録(8)~NBA2011-12RegularSeason Bulls Game 11 (VS wolves)、Game 12 (VS Wizards)

2012年01月12日 | NBAバスケ

 

< NBA 2011-12 Regular Season Bulls Game 11  VS Minnesota Timberwolves >

 

 

                  1      2      3      4      T             FG           3Pt          FT          TO

  Chicago Bulls 33 20 26 32  111      53.1%    11/20    14/32      18   

  Timberwolves   17 30 27 26  100       42.3%    8/22    26/32      11

   Starters

   Bulls : D.Rose  ,  R.Brewer  ,  J.Noah  ,  L.Deng  ,  C.Boozer

   Wolves : L.Ridnour  ,  W.Ellington  ,  D.Milicic  ,  K.Love  ,  W.Johnson

   活躍した選手

   ブルズ : ローズ(42分、31点、11アシスト、3Ptは3/4)

         ルオル・デン(43分、21点、3Ptは2/4)

         ブリュアー(35分、17点)

         コーバー(24分、13点、3Ptは3/3)

   ウルブズ :   L.Ridnour(34分、22点、3Ptは3/3)

           K.Love(40分、20点、3Ptは3/8、13Reb)

           A.Randolph(29分、18点)

           R.Rubio(36分、13点、12アシスト)

 

    <#9 ルオル・デン>

 

 相変わらず出場時間が40分を超えるデンが調子を取り戻し、ブリュアーとともに良い働きをしたみたいである。ローズのFG 12/22、3Pt 4/8からすると、ローズを気持ちよくフリーでプレイさせてしまったのかもしれない。ノアとブーザーがインサイドで仕事できていないが、チーム全体で外角シュートが高い確率でよく入ったから珍しくハイスコアのゲームを制した感じがする。

 実際に見ていないのでゲームの流れがわからないが、ウルブズは2ガードとPFであるK.ラブ、A.ランドルフのラインは機能してるみたいだが、スタメンCのD.Milicicや有望新人のD.Williamsが全然機能していないみたいだ。アウトサイドシュートに頼る傾向が出始めて、FGや3Ptアベレージを落として苦戦してるのかもしれない。ブルズは9人でロード遠征を乗り切らなくてはいけないのだろうか。

 スペインからの話題の新人ルビオは、ヒート戦を見たがディフェンスをしつこく頑張るタフさが必要だと感じた。パスセンスやオフェンスの組み立てなどは、新人とは思えない非凡なものを持っていると思うが。スタメンPGのL.Ridnourとは全然違うタイプだから2人とも面白い戦力である。とにかくK.ラブ以外チームReb.がほとんど取れていない状況(シカゴReb47本、ウルブズReb30本)をみると、インサイドで苦労してるのがわかるし大きな課題だ。これでミネソタ3勝7敗シカゴ9勝2敗と明暗さらに分かれた。

 

 

< NBA 2011-12 Regular Season Bulls Game 12  VS Washington Wizards >

  

           <PG#15 ジョージ・ルーカス・SF#9 ルオル・デン>

 

                1     2     3     4      T           FG          3Pt          FT          TO

  Wizards   15 22 16 11  64       31.0%     3/9      9/12        14

  Bulls       17 28 12 21  78       36.7%     3/12    9/16        15

   Starters

   Bulls : J.Lucas  ,  R.Brewer  ,  J.Noah  ,  L.Deng  ,  C.Boozer

   Wizards : J.Wall  ,  N.Young  ,  J.McGee  ,  T.Booker  ,  C.Singleton

 

 ローズを丸々休ませて、NBAキャリア3年目のブルズいち小柄なジョン・ルーカスが初スタメンPGとして、あっと驚く活躍をしたみたいだ。これまでのNBAキャリアで出場時間が8分/1試合だから・・・伏線はあった。直近のホークス戦で2ピリオドいい仕事をした。アグレッシブに速いリズムでボールを扱い攻撃的なオフェンスを組み立てる。試合に出ていない分、毎日誰よりも練習して一生懸命取り組む姿をチームメイト全員が知っていたみたいで、46分という出場はチームが怪我などの非常事態とはいえ、ティボドーH.C.はこの1勝の重みをさぞかし喜んでいるだろう。

 2チームとも貧打線みたいでFGアベレージが低く、その分チームReb(デン15・アシク14)が62本とセカンドチャンスを数多くものにしたブルズが勝ちに結びついたのか?ウィザーズはチームRebが46本と差がついた。デンは相変わらず45分も出場して大丈夫かな?デン様様だ。デン様が万一ケガするとブルズほんとうに危ない状況になる。

 これでブルズ10勝2敗、ウィザーズ1勝9敗と試練だ。