
先週、OKCがGame6でSASに勝利しウェスタン制覇して以来、オクラホマCityは文字通り大変なお祭り騒ぎが街中あちこちで起きているらしい。
アメリカ南中部に位置する、もともとNBAバスケチーム不在で市民のスポーツ関心ごとといえば、カレッジフットボールの強豪「オクラホマ大」かレスリング名門の「オクラホマ州立大」のどちらかしかなかったらしい。これが、2008年シアトルからスーパーソニックスが移転して、もともと竜巻や雷が年中頻発する土地柄であったことに由来して『サンダー』というチーム名になったらしい。
マイアミ・ヒートのレブロンは、今シーズン始まる数週間前のロックアウト中、彼の故郷オハイオ州アクロンにKD招いて”地獄の一週間”と彼らが呼んだ4日間の過酷なワークアウトともに行い、お互いしのぎ削ったらしい。
レブロンは、この両者対決を「すごく当然のことと思う。俺たちはこのチャレンジを楽しみにしているんだ。俺たちにとってとても大きな試練になるだろう」として、最高のライヴァルとの対戦に意欲見せている。
『悲願の初優勝』、周囲のレブロンに対する1つの見方集約された言葉だ。レブロンは18歳でNBA入りして9シーズン、
06-07シーズン(4年目)
キャブスはシーズンを50勝32敗でカンファイナル4勝2敗でピストンズ下しファイナルへレブロン初の出場。しかし、スパーズに4-0スウィープされた。ファイナルはFG35%とこのシーズン一番振るわなかった。
07-08シーズン(5年目)
リーグ初の得点王に輝くが、チーム成績はパッとせずレブロン入団後キャブスで最も振るわないレギュラーシーズン。しかし、POではカンセミファイナルで優勝したボストンとGame7までもつれる激戦だった。
08-09シーズン(6年目)
キャブス両リーグトップの66勝16敗でシーズン初MVP受賞、しかしマジックとのカンファイナルであっけなく敗退。最終ゲーム後、マジック選手との健闘たたえあう挨拶もなく記者会見も無視して帰ってしまった。「チームは負けたかもしれないが、俺は勝者だ。」などと後に語って批判の的になる。このあたりからゲーム以外のところでレブロンの発言・行動に異常性がみられてくる。
09-10シーズン(7年目)
レブロンは29.7得点7.3リバウンド8.6アシスト1.6スティール1ブロックFG50%という驚異的な成績を残し2年連続でシーズンMVPを獲得、しかしプレーオフではボストン・セルティックスの厳しいチームディフェンスの前に苦しみ本来の力を発揮できずにまさかの敗退を期してしまった。キャバリアーズは、レブロンのためのチーム作りを行ってきたが故に、レブロンが抑えられてしまえば機能しないチームとなってしまっていることがこのシリーズで露呈された。また、一人でなんでもしてしまうレブロンのプレイスタイル自体がチームプレーとして健全では無いという評価を受けてしまった。
『 2009年の延長契約交渉で、当時所属していた、キャバリアーズから最高額での提示があったがレブロンは契約延長を保留しチームに補強を示唆した。そして、補強が進展しなければ移籍するとチームに脅しをかけたのである。キャバリアーズは何としてでもレブロンを留めようと全力を尽くした。チームの献身的な経営もありクリーブランドの補強は順調に進み、チームは2年連続でリーグ最高勝率を達成し、レブロンも2年連続でシーズンMVPを受賞した。しかしプレイオフでは2年連続で敗れており、レブロンはプレイオフでなかなか勝つことができないチームに見切りをつけて、同期のライバルが所属するチームに本当に移籍してしまったのである。今回レブロンがここまで激しい批判を受ける結果になってしまったのはヒートに移籍した事だけでなく発表の仕方にも大きな問題があったとされている。レブロンは去就を発表する場としてESPNで「The Decision(決断)」と銘打たれたこの為だけの1時間の特別番組を組んで、全米生中継で大々的に発表するというアメリカスポーツ界でも過去に類を見ない異例の方法をとったのである。そしてレブロンがクリーブランド首脳陣に移籍を決断した旨を伝えたのは、この番組が始める僅か数時間前のことである。この配慮の欠けた発表の仕方にクリーブランド市民は激怒し、NBAファンや関係者からは「傲慢、エゴ、ナルシスト」とレブロンに対する激しいバッシングが巻き起こった。特にクリーブランドではレブロンのユニフォームを燃やす市民の姿がテレビで多く映し出された。今回の一連の移籍騒動によりレブロンの社会的イメージは「スーパースター」から「裏切り者」へと大きく移り変わり、NBAの一大ヒールとなってしまった。』(ウィキペディアより)
10-11シーズン(8年目)
ご存じマイアミビッグスリー結成、カンファイナルで第1シードブルズを見事下してPO順調に勝ち上がり、自身4年ぶりとなる2回目のNBAファイナルに進出、マヴスと対戦。しかしファイナルを通して低調な内容に終わり、特に勝負所の4Qでの勝負弱さ、消極性にメディアからは批判が集中した。レブロンがファイナルで記録した平均17.8得点は、レギュラーシーズンの平均26.7得点からは実に8.9得点も下がっており、この落差はNBA歴代ワースト記録となってしまった。また、第5戦の試合前、風邪を押して出場していたノヴィツキーをウェイドと共に茶化すような仕草がカメラに捉えられて騒動となった。結局ヒートは2勝4敗で敗退し、またしても優勝には届かなかった。オフシーズン、ヒートに移籍した経緯やファイナルで期待された活躍が出来なかった事からも、自身の評価を大きく下げると共に、NBAファンや関係者、メディアからは激しいバッシングが巻き起こった。
デュラント本人は、「みんな俺とレブロンのマッチアップにばかり言及するけど、これはサンダーVSヒートの戦いなんだ。1対1のマッチアップではこのシリーズは勝てない。すべてはチームなんだ。」とチーム総合力がカギになると発言している。まだ弱冠23歳の若者の発言だろうか?レブロン20代前半とはあまりに異なる。KDは3年連続でNBAシーズン得点王に輝いている。
もちろん、今シーズンのレブロンみるとマイアミ2年目にして発言内容や行動に大きな変化・急成長みられる印象受ける。弟が落ち着いちゃったからその分ウェイド兄貴がいろいろとやってくれたシーズンであったが・・・
さて、前置きが長くなりすぎてしまって本題の予想であるが、3つ予想する。
予想1 4勝3敗でサンダー優勝、サンダー初ファイナルで序盤力入りすぎGame7までもつれる。
最後はホームOKCでサンダー爆発。
予想2 4勝2敗でヒート優勝、サンダー緊張感からゲームメイク苦しみ、ボッシュ復調したビッグスリーに
勝負強くかわされる。
予想3 4勝1敗でサンダー優勝、スパーズ戦のようにテンポ良いチーム総合力発揮してビッグスリーねじ伏せる。
いよいよ明日からGame1、また予想や想像裏切るほどの激戦期待している。
とうとうファイナルはじまりました。
僕の予想は4勝2敗でサンダーです。
今日さっき終わりましが、おもしろい試合になりました。
ヒートがバティーエ、チャルマーズのスリー当たり前半先行しました。
後半はサンダーらしい勢いでKD凄かったです。
コマスケさんの分析楽しみです。
コメント気が付かず返信遅れてしまいました。
ちょっとインチキな3通りもの勝敗予想、情けないですが、1通りに断言できるほど簡単ではないと思い、あんな形になりました。
私は密かにレブロンファンでもあります。コート上彼のプレイには時々ハッとするような人間業ではないものを感じます。この感じはMJやローズに通じる感覚です。スパーズVSサンダーGame2のパーカーやGame6のKDにもそういう感覚湧いてきました。
レブロン、ウェイドはGame1でたいしてショック受けてないと思います。むしろ前半の戦い方で手ごたえつかんだ感じもってるのではないでしょうか。それは裏を返せば、サンダーの強さやKDの存在感を十分認めてるからだとも思います。イースタンカンセミのペイサーズ戦のような殺伐とした荒れた感じは全然ないですね。真剣勝負楽しむような貫禄あります。
サンダーのバスケットは予想つかないスリリングな面白さありますね。
しかし、まだまだわかりません。ビッグスリーは数々の修羅場乗り越えてきた強者です。ウェイドの図太い精神性は不気味です。