浄土真宗は、人生の最期に「おめでとうございます」と、お別れができるのであります。苦しみ、悲しみおおき、娑婆の世界を卒業され、真実の安らぎの世界である極楽浄土に生まれるのであります。極楽とは最上の楽しみ、喜びという意味であります。仏の世界の事は、私たちにはわかりかねます。しかし、いつ死んでも良いと思える人は幸せな人です。早く死にたいとは思いませんけれども、死から逃げたり、護摩化したりする人生よりも、はるかに幸せであります。それには、阿弥陀如来の救いに一刻も早く出会うことであります。浄土真宗のお寺が、親鸞聖人以来続いてきたのは、この死の解決を説き続けてきたからであります。人生終わりよければ全て良しであります。
こんばんは、副住職です。最近の私は、携帯の写真のデータが、これ以上保存が出来ないほどの量になってしまったため、時間がある時に、写真のデータを整理する作業をしております。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/cf/880a000aca2c8a7cfeea02e91e6173b9.jpg?1719229749)
写真のデータを整理していると、法徳寺の阿弥陀様を、間近で写した写真がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/01/455b6e63698b5fbc540b807af640bf3e.jpg?1719230021)
普段みなさまが法事などで、法徳寺の本堂へお参り頂いても、阿弥陀様のお顔を間近でご覧頂くのは、距離的に難しいと思いますが、ご覧頂いてるように、法徳寺の阿弥陀様も、優しい御顔立ちをされていらっしゃいます。
ところで、同じ阿弥陀様の仏像でも、様々な御姿の仏像がございます。
例えば、鎌倉の大仏さまも、阿弥陀様の仏像ですが、座った御姿をしていらっしゃいます。
法徳寺のように、浄土真宗の寺院が、ご本尊と仰ぐ阿弥陀様は、立った御姿をしていらっしゃいます。
阿弥陀様の、立ち上がった御姿は、悲しみ、苦しみの中に在り続けている、私たち一人一人を、一刻も早く救いの中に摂め取ろうと、働き掛けて下さっている、阿弥陀様のお姿を表しているのです。
そのため、阿弥陀様は、本堂で手を合わせている、私たちの方向へ、体を少し傾けている、前傾姿勢で立っていらっしゃるのです。
皆様も、法徳寺で、ご法事をお勤め頂く際は、是非、本堂の阿弥陀様のお姿も、ご覧頂ければと思います。
法徳寺の本堂は、クッション付きの椅子席で、エアコン完備のため、暑くなる、これからの時期も、快適にご法事をお勤めすることが出来ます。
ここ最近、天気が変わりやすく、気温も毎日大きく変化しております。
暑さに身体が、まだ慣れていない時期ですが、皆様もお身体にお気をつけてお過ごし下さいませ。
合掌
副住職より
今の時期、お亡くなりになりますと、49日がお盆の時期に重なるのでございます。法徳寺では、49日の日に合わせて初盆法要をお勤めすることをお勧めしております。49日のお布施が30,000円、初盆のお布施は10,000円にて承っております。7月にお盆をお勤めする地域もございますが、圧倒的に8月にお勤めをする方が多いようでございます。よく盆提灯を買わなければいけないのでしょうか?とご質問を受けるのでございますが、私は、買う必要はないと思っております。浄土真宗では、お盆に特別なお飾りはしない宗派でございます。その理由は、お盆にだけご自宅にお帰りになる仏様ではなく、いつでもどこでも皆さんのおそばにお帰り下さり、皆様をお守りくださっているという教えからでございます。昔からお盆と言えば、きゅうりや茄子で牛や馬を、かたどったものをお供えされるのでございますが、こちらも、正直、真宗では必要は無いのでございます。しかし、お供えしてはいけないのではなく、お供えしたい方は、お供えしても良いのでございます。いつものお飾りを、少し豪華にする程度で充分でございます。特に、提灯は結構かさばるので、数年は使いますけれども、後に、お寺でおたき上げしてほしいとのご依頼をよく受けるのでございます。もったいないのでお寺で使わせていただくことも多いのですが、親戚などから、提灯をお供えして欲しいとのご依頼を受けたお宅も多いようですが、だんだんそれもなくなってきているのかもしれません。昔、お電話でお盆についてご質問を受けたのです、浄土真宗は特別な飾りをしません。提灯も要りませんとお答えしましたら、後で葬儀社さんからお叱りを受け、提灯が売れなくなってしまいますと言われてしまいました。その方は、葬儀社さんからのご紹介の方でありました。要するに余計なことを言わないでください。それなら、法徳寺には、今後、お客様を紹介しませんよと言われたのであります、それから、私は余計な事はいわないように、しばらく黙ってしまいました。本当のことを言ってはいけないようでございます。
関東では、標準的な骨壷の大きさが7寸であります。西日本に行きますと、そのような大きな物は用いません。関東では、すべての遺骨を拾骨する習慣でありますが、西日本ではすべてを拾骨する事は無いようでございます。関東でも葬儀社の方にお願いすれば、7寸の骨壷では大きいので小さめの骨壷でお願いしますとお願いができます。そうすると骨つぼが小さくなるため、移動も楽になりますし、また小さめのお墓であっても、骨壺のまま多くが納骨できると言うメリットがございます。皆さん骨壷を持ったことがあるでしょうか?7寸の骨壷は結構重たいです。ちゃんと持たないと腰を痛めたりします。浄土真宗の方は、西日本の方が多いのであちらで亡くなり、法徳寺に納骨をされる時、とても骨壷が小さいのにいつも驚かされます。移動するのが楽でしたとおっしゃっていました。骨壷が小さくなると、全部の骨を拾えなくなると言うデメリットもありますが、骨壷の大きさは、自分たちで選ぶことができるのであります。
法徳寺ホームページ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/20/3f62cf2a60ece8c7f86345758d7a18e8.jpg?1718969511)
今日は夏至なんですね、日が長いと仕事がはかどります。法徳寺 のホームページにLINEの公式アカウントがリンクされておりますので、ご活用ください。最近お問い合わせの際LINEでお問い合わせいただく方が結構いらっしゃいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/20/3f62cf2a60ece8c7f86345758d7a18e8.jpg?1718969511)
今日も雨がやんだ後、たけのこ掘りに行って、その後、看板を作成いたしました。明日から設置しようと思っております。とはいっても、既製品にステッカーを貼っただけですが、このステッカーを貼るのでも、いい加減にやると曲がってしまうのです。一度貼ったら、もうだめです。やり直しがききません。まるで人生のようです。ちゃんと養生テープを貼って、説明書通りにやれば、曲がらずにきちんと貼れたと思いますが、もう後の祭りであります。明日もう一つ作ろうと思っているのですが、今度こそ
手を抜かずに曲がらずに貼ろうと思っております。
前に読んだ本に、引退を目前にした大工さんの話が出てました。「家を建てて欲しい」との依頼者に対して、引退を目前にした大工さんは、仕事を引き受けたものの、あまり、やる気が起きず、手を抜いて家を完成させたそうです。そして、その依頼主に完成した家を引き渡す時、依頼主は、これは私からのあなたへのプレゼントですと鍵を渡されたそうです。何事も手を抜いてはいけないとの教訓なようでございます。人生は、最後の最後まで手は抜けないようであります。