先日、今年初盆を迎える方にご案内状を出させていただきました。そのため、ここ数日、初盆のご予約またはご相談をよくお受けいたします。「初盆は、やらなければいけないのでしょうか?」というご質問は、よくお受けする質問です。お気持ちは大変よくわかります。決して初盆を勤めなければならないという、強制的なご案内状はしておりません。合同法要も、参加自由、予約も必要なしでございます。初盆を勤めなかったら亡き方が迷い、祟りをもたらすなどいう事は全くございませんのでご心配はいりません。私が法徳寺の副住職を勤め出した頃、約30年前の初盆というのは、それはもう大変な騒ぎでした。私は毎年お盆が近づくと、今年も無事に乗り切れるだろうかと不安だったのであります。お盆参り、初盆参り合わせて、1日30件ほどのお宅にお参りするのは普通でした。その頃は、初盆は、ご自宅で勤めることが当たり前でしたので、私がお参りに伺うと、部屋に入り切れないほどの親戚の方、ご近所の方が、喪服姿で気合充分という感じでございました。初盆と言えば、遠方各地からの親戚をお呼びする盛大な仏事だったのであります。ところが最近は、ご家族だけでお勤めするお宅が多くなりました。みんな、高齢となり、お参りしたくても、だんだんとお互いお参りが、できなくなってきてしまったのであります。今は懐かしい思い出となりました。
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