最近どうも悪いことばかり続くなぁとお悩みはないでしょうか？必ず思い浮かぶのは、何かのたたりではないかということではないかと思います。有名な神社仏閣にお参りに行こうとか、お祓いをしてもらおうとか、先祖供養をしなければとか、お考えになられるかと思います。同じ仏教でも、宗教宗派によって様々な捉え方があるのですが、仏教で共通するのは、すべての出来事は、因果の法則で成り立っていると言うことです。何かの出来事には、必ず何か自分で種を撒き、そしてそこに縁が結びつき、結果が出たのであります。はっきり言って、たたりではありません。すべては自業自得であります。ですから、自分で引き受けていかねばならぬのであります。逆に、最近なんで良いことばっかり起こるんだろう？と悩む方は誰もいないのであります。しかし、それも良い種をまいたから、良い結果が出ただけであります。ですから、できる限り良い種をまかなければならないのであります。しかし、良い種をまいたからといって、そこにはご縁があり、そのご縁が結びつかなければ、良い結果がもたらされません。世の中は、複雑であります。しかし、すべては、因果の法則で成り立っているのであり、仏様は祟ったりいたしませんのでどうかご安心ください。お花も種をまかなければ芽が出ないのであます。人間の死因は、病気でも事故でも災害でもなく、それらは全て縁であり、因は生まれたことであります。
