花のアート写真工房

Ⅰ:透明水彩画集
Ⅱ:旅エッセイ(海外編)

【アートに対する情熱は、青春そのものです!】

フランスフォトエッセイ~その4:モンマルトルからシテ島へ

2013年06月23日 08時46分28秒 | 旅エッセイ⑩~フランス
                                                 

               

            

 まだ雪が残る中、モンマルトルに向かった。アンヴェール駅近くでバスを降り、サクレ・クール寺院へと歩いた。道路沿いの店は、トラックからの荷おろしなど、あわただしく開店準備に追われていた。途中フニクレールというケーブルカーの乗場があったが、歩いて登ったほうが早く着いた。
 似顔絵を描く画家で込み合うテルトル広場の10時半頃は、画家の人たちがやっと準備をしだすころで、あたりは閑散としていた。

 私たちは、コルト通りを曲がり、ブドウ畑に続くシャンソン酒場で有名なオ・ラパン・アジルの外観を散策した。当てもなくスケッチのロケーションを探した。ちょっとカーブした石畳の道で、教会の塔が少し見える坂道でスケッチすることに決めた。絵に夢中になっていたら、お尻がベタベタになった。近くの木からの雪解け水が押し寄せたためである。なんとかおしっこをちびったような濡れ方でなくほっとした。

 その後、色々な画家が描いたラデの風車を横切って、11時半頃、行きに寄ったテルトル広場を覗いたら人で広場を埋め尽くし、大盛況であった。ヨーロッパは、日本に比べて人々の動き出す時間が遅い。ランチは2時頃、ディナーは20時以降から混み出すらしい。

 午後は、シテ島にあるノートルダム寺院からのフリータイムになった。あらかじめ予定してなかった地区の観光であった。ガイドさんがパリで一番好きだというサント・シャペル教会を見学した。壁一面がステンドグラス張りで、宝石を散りばめたような幻想的な空間を演出していた。そこは、ガイドさんのデートコースに違いない。

 歩き疲れた私たちは、サン・ルイ島に渡ったて、「るるぶ」で紹介された「ラ・ブラッスリー・ドゥ・リル・サンルイ」という長~い名前の大衆食堂に入った。100年以上も続く店で、内部は黒ずんだ木のぬくもりを感じた。通路の反対側に6人グループのオランダ人に、デジカメのシャッターをお願いした。私たちがポーズをとると、ウェーターが通りかかりうまくできない。それが、2度、3度とタイミングよく出くわすものだから、お互い大笑いになった。気品の高いジョークのような出来事であった。

 夜のセーヌ川クルーズ前に入ったレストランで、夕食にカタツムリを初めて食べた。カタツムリが前菜であること、味付けがとても良く大変おいしかったことに驚いた。ボーノ!、トレビア~ン!を連発した。カタツムリと言うよりエスカルゴと呼ぶべし。

   

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