花のアート写真工房

Ⅰ:透明水彩画集
Ⅱ:旅エッセイ(海外編)

【アートに対する情熱は、青春そのものです!】

タイフォトエッセイ~その3「カタコトジャパニーズドライバー」

2009年11月26日 22時14分03秒 | 旅エッセイ③~タイ
        

        



 空港でキョロキョロしながらタクシー乗り場を探していると、「お客さん、どこ行くか。ホテルまで送るよ」とぎこちない日本語で声をかけられた。私は騙されてはいけないと思い、タクシー運転手にいくらかを聞いた。前払いでタクシーのりばカウンターで支払う良心的なシステムであるにもかかわらず、120バーツ(360円ぐらい)を110バーツに値切った。しかし、タクシーの置いてある場所へ、かなりの道のりを二人で歩いた。私の心に多少不安がよぎった。かもに引っかかった日本人のような雰囲気で、周囲の目が気になった。

 同じカタコトジャパニーズタクシーをチャーターして、エレファントキャンプと山岳民族のを見学した。

 エレファントキャンプは、英語の教科書でも照会されるような世界的に有名な所で、ゾウが絵を書いたり、サッカーをしたり、ハーモニカを吹いて観客を喜ばせた。欧米の家族連れが多く、特にスペイン人が増えてきているようで、運転手さんも、スペイン語を勉強したいと言っていた。日本人は、言葉の壁もあって団体行動することが多く、見当たらなかった。
 私が見学している間、運転手は冷房をきかせた車の中にいたためなのか、バッテりーがあがり、5,6人のひとに車を押してもらって、やっとエンジンがかかった。車は、トヨタ製で走行距離25万Kmであった。バンコクで乗ったワンボックスカーは、54万Kmと、タイでは、想像を絶するくらい乗りつぶす。

 案内された山岳民族のは、タイの旅行雑誌に照会されてない観光村だった。 観光客は、山岳民族と山岳ゲリラとのつながりが強く、限られた村のみ入村できる。村内では、機織をしている人、子供をあやしながらゲームを楽しんでいる様子、子供たちの無邪気な遊びをする姿など、村の暮らしが垣間見れた。タイ、ミャンマー、ラオス、中国南部の部族が集まっているが、その区別はなかなかできない。年齢と共に真鍮のの首輪を巻く「首長族」のみ判った。

 

 

 

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