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総合計画での「提案」

2007-03-20 | ともに生きる...共生
美幌町総合計画における
 キーワード
(三浦作)2005.10頃 


全体の目標/
笑顔づくり

第1部会:モノづくり
仕事・自信など

第2部会:ヒトづくり
教育・福祉・医療など

第3部会:関係づくり
情報・観光など

○全体キーワード「笑顔の溢れる街づくり」
「笑顔」は幸せで満足していなければ、生まれないもの
それが溢れるマチを作ろう!

○それを支えるキーワード「ヒト」「モノ」それらを支える「関係」
1.モノづくり
 「産業」「物流」「経済」「労働環境」など 
2.ヒトづくり
 「子育て」「教育」「生涯学習」/「文化」「スポーツ」など
3.関係づくり
 「地方自治」「福祉」「環境(ハード・ソフト面)」
  …前記の2つを支え、それを有機的に結びつけるもの

それぞれの部会での内容の進行
1)あるべき姿(理想像)
2)いまの美幌の状況の把握
3)そこから見えてくる、短期的および長期的な「展望と現実化へのステップ」を考える

○現状把握と「やらねばならぬこと」
1)循環(リサイクル・リユース)型社会の確立
 消費型社会(作る→使って→ゴミにする)または拡大型社会(作れば売れていく「右肩上がり…」)の行き詰まりと、それからの脱却
2)「自治体」としての自主独立(身の丈にあった、今あるものの有効活用を含む)
  中央に集まった富の循環が期待出来なくなった(交付税や補助金の減少)こと
  中央から見た「消費地」「労働力の供給源」としての地方の利用価値がなくなったこと
  改めて、行政という「スタッフ」と、住民という「メンバー」の意識の喚起と、その役割分担の確立

3)「美幌」の特性の把握と、それを伸ばす道筋の確立
 「モノづくり」では、美幌ブランドや観光資源の開発など
 「ヒトづくり」では、自然との共生、住a民同士の「助け合い、思いやり」などの意識の育成  「関係づくり」では、それらを有機的に結び付けるための状況づくり

○行政サイドの課題:ハードからソフトへ(「箱モノ行政」からの脱却)
今までは、中央から補助金などをもらって「箱モノ」を作れば仕事をやったと思えた
しかし原資がなくなった(国や道の財政の破綻)こと、またその不足分を補えるほど町税が爆発的に増えるはずもない
縮小するであろう
収入に見合った行政をしなければならないことは周知のごとく
ゆえに、まず「あるモノ」の有効利用と、「人的資産」の効率的な結びつきを含めた「地方行政の再構築」が必要である
また、この規模の自治体では、「情報は役場に集中する」であろうから、その有効な発信基地としての役割(情報収集と、その交通整理と有効な発信)を果たさなければならないだろう

○住民サイドの課題:「他人任せ」から「自治意識」へ(意識の変革「お客様じゃない!」)
今までは、自分で直接、払ったもの(町税など)以外の財源が「行政サービス」のバランスをとっていた
それが当てにならない今、これからは「町としての体力(この地域が生み出す価値)」に見合った行政サービスの規模でやっていかなければならない
しかし、基本に立ち返ると「町は自治体!」である
つまり、「行政サービス」とは、そこで暮らす住民(構成員)がお金を出し合って、全員に関わることを「役場」に替わりにやってもらっているが基本である
本当は、「自分たちのために、自分たちで考え、自分たちの手で」やらなければならなかったことである
ゆえに、もう一度、今まで行政サービスとして提供されてきたモノを、「個人でやれること」「自分たちの役割分担でやれること」「行政に任せること」に整理し、その分担の明確化と再構築をしなければならない

○環境としての課題:「安らぎ」の確保
「安らぎ」には、安心・安全・安いなどの意味が含まれる

もし、自由に住む場所を選ぶことが出来たなら、誰しもが「安心して暮らせるところ」に住みたいだろう。それは平成5年、今年(平成17年)に行われた住民アンケートの結果でも、同じようにみることができる
つまり、治安や消防、医療を含めた、何かトラブルにあったときの、その地域でのシステムの充実度が重視されている
特に、「医療」に関する要求水準は高い
しかし、医療は、それを受ける側、提供する側その双方に取って、安くはない
基本的に、誰もが病気(妊娠以外は)になって病院には罹りたくはない
しかし、ある一定の患者さんがなければ、医療機関は成り立たない(医療水準を確保するには、最新医療機器の導入も必要)のである
そんな微妙なバランスの上に成り立っているのが「医療」である

基本的な方向性としては、 ・病気(認知症を含む)にならない、怪我をしないようにすること
・予防医療の確立(医療機関の収入の最低水準の確保を含めた)
・地域として最低限必要な「医療」の洗い直し
※「安い」は、スケールメリットからは逃れられない
落としどころは「どこか?」である

○三浦から見る、感じる美幌の課題 『 柔軟さ 』が足りない…
まず基本的に押さえたいことは、「可能性のある町」であること
考え方の角度や、立場を変えると、異論があるとは思うが、地域での住民活動も活発であるし、役場職員の皆さんも頑張っている
敢えて、問題点を上げるとすれば、「ヒトの話しを聞かない」「直ぐ諦める」「個々の活動が孤立している」ことである
考え方、やり方など、その組み立て方を変えれば「乗り越えられること」がまだまだあるのに…と思う
私の経験から感じることは、原資としての「住民意識」は高い町なのに、自分と違う考え方を取り入れることに抵抗があるヒトが多く、また「それは出来ない」という判断が速すぎるように思われる
そして、それらのことを含めて、個々の活動の「横への拡がり」が感じられない
まだまだ、ある面「情報」が偏っている
その原因としては、俗に言う「縦割り行政」により、各活動の担当窓口の細分化という問題もある
それにより「情報」が横に繋がらないため、知っているヒトには充分な情報はあるが、知らないヒトは知らないままである

ある面『柔軟さ』ということが、いま美幌にとって、もっとも必要なキーワードであると思われる

この「総合計画町民会議」という組織は、『公募』という方法だけ!?で集められた、新しい取り組み方である
その基本は「自分の手で!という意識」にある
その意識を大事にしながら、既成の考え方、そして現状だけに縛られず、有意義な話し合い、ポジティブな未来像『総合計画』が出来ればと思う

もっと笑い合える町を目指して…



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
予防医療 (難病患者)
2007-03-20 11:08:17
ググっていたらたまたまひかかって読ませて頂きました。予防医療、大事な事です。しかし美幌の場合それ以前の問題があると思います。

どことは言いませんが医師自体のレベルが低過ぎる面があります、テレビでも扱われるような難病のことですら知らないとか、薬の事を知らないとか勉強不足な医師が多いと思います。医者=先生様っという感じで崇められて当たり前という考えを持った医師が田舎程みられる場合が多いです。

これでは皆北見に行ってしまいます。私自身美幌の某病院で誤診誤診誤診で不信感から北見に行きとんでもない事になってしまった一人です。私は美幌の病院にはかかりたくありません、今はすべて旭川医科大学付属病院で診てもらっています。

そこまでの技量は求めておりませんが、予防させるにも医師の日々の勉強は大切かと思います。
返信する
コメント頂きありがとうございます (ほっとあいず)
2007-03-21 06:55:11
確かに、自分を「先生様」としてほかの人と接するヒトは、世の中にたくさんいると思います

また、「技術の進歩」の速さと、それに伴う設備投資の増大の流れの中、地方の小さな町は取りに残されていかざるを得ない状況であることも確かです
お金のない所は状況に追いついていけない…

ですから、「見てもらう側」としては正確な判断と的確な治療をしてもらいたいわけですから、どうしてもより高度な医療を求めて、より選択肢のある中央の都市へいった方が良いのかもしれません
いっそのこと、そこに住んだ方が安心です

ただ私は思うのです
「難病患者」さんのように、それこそ判断が難しい場合、やっぱり医者にしても「難しい」わけです
どのレベルを自分の身近にいるお医者さんに求めるか?ということもあるのかと思うのです
「地域医療」「掛かり付け医」「在宅医療」というの身近なところから、それがより高度な判断が出来る施設と「繋がっていてくれる」、スムーズに移行できる状況に早くなってもらいたい

一方、私たちも「あんたに能力はないのだから、知らん!」といってしまっては、医者も成長しないと思うのです
この「ブログ」のテーマは「ともに生きる」です
私は、一緒に成長したいと思うのです…

人生には「色々な出会い」があります
どんな出会いかによって命にかかわること、つまり「難病患者」さんのように「病気」という場合、まさにそれですが、出会った相手によって「今」が変わってきてしまいます
ある面それは「偶然」の積み重ねと言えるかもしれません

しかし「偶然」の中にも、意識して「必然」にしていけるところがあると思うのです
それは人に求めるものと、自分でも出来ること…
それが「折り重なる」のが、私は「まちづくり」だと思うのです

一緒に頑張りましょう!!
返信する
Unknown (難病患者)
2007-03-26 09:25:52
ご返事が遅くなりまして申し訳ございません。

ほっとあいずさんがおっしゃる通り~繋がり~は非常に大切な
ことです。私が先に書いた医師の勉強不足という所でこの連携
すら出来ない事がお分かりになりませんか?治療や専門的な技
術など求めている訳ではないのですよ、そういうことはできる
都市病院で行えばいいことです。

そうではなくて勉強不足による誤診等があれば難病か奇病か怪
我かそれすらもわからない、急を要する場合ならば生死にも関
わるわけです。判断のできない医師が問題なのです。私だけで
はなく、その手の体験をしている人間を何人も知っております。

ドクターKやDr・コトーを求めてる訳ではないのです、普通の
ことをやってくれる医師が必要なのです。ほっとあいずさんは
町に精通しておられる方のようなので、一度美幌町の医療機関
のことを奥深く調べてみてはいかがでしょうか?

残念ながら私の病気に使える薬は美幌町では使い方をわかって
いる機関はありませんし、それを置ける財力もないので私個人
は今後、余程の突発的な事以外では美幌の病院にかかることは
ないと思います。

ですが、子供から老人まで今はとにかく色々な病気が昨今出現
している訳です。せめて自分の専門分野の病気くらいは勉強し
て頂きたいものでございます。「あそこの病院に行ったら違う
病気になる!」なんて言われないような町になってもらいたい
です。
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