ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

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5G時代になっても、ガラケーはなくさないでほしい。

2021-01-05 19:39:00 | 家庭・教育

(イラストは、ノジマオンラインのHPより)

私の同級生が、暮れにFacebookでとある記事を上げていた。
曰く、母に持たせたシニア向けスマホが使いにくくて困っているという内容だ。

私はこの記事を見て、激しく共感した。
私の母が昨秋、
「ガラケーは使えなくなります」
とauに脅されて泣く泣く機種変更したシニア向けスマホが、どうにも使いにくくて私も実家に顔を出すたびに聞かれるのだが、何とも言えずまどろっこしい思いにかられていた。

間もなく3G回線が廃止され、4G・5Gのみの電波になる。
それに合わせauが2022年、ソフトバンクが2024年。docomoは2026年でそれぞれガラケーを廃止する。

しかしなぜ、3Gがなくなるからと言ってガラケーをなくさねばならないのか。
どのキャリア、どの電話機器メーカーのHPを見てもガラケーからスマホに切り替えるメリットだけが記されているが、それらのメリットは一切要らない、携帯なんて通話出来ればそれでよい、いっそメールすら要らない、というニーズが実はものすごくあるのだ、という事に、なぜどの会社も気づいてくれないのか。

私も母にシニアスマホを手取り足取り指導したが、我々のように普通のスマホに慣れた者には余計に使いにくい。
何のカスタマイズも出来ないのが、一番困る。
極端に言えば、普通のスマホをランチャーアプリを使ってトップ画面を電話アイコンだけにしてしまった方がよっぽどわかりやすいのでは、とすら思える。
ディスプレイを触るのではなく、物理キーへの需要もシニアの間には依然として根強い。

各社、細々と4G対応のガラケー型スマホ、いわゆるガラスマも出しているがアレも要らない。
あんなに多くの機能は、シニアがまごつくだけだ。
「本当に電話をかける事しか出来ない、他になんの機能もない4G対応ガラケー」を作ればシニアの間でバカ売れする事は間違いない。

スマホなどは世界中の技術者が先端の技術を競い、スマホにどのような機能をさせられるかの限界に挑戦している。
それも結構だが、例えばクルマはスピードやエコを競い進化する一方で、自転車はおそらくもうコレ以上進歩しないであろうし、進歩の必要もない。
シニアが求めているのは、まさに「自転車のような」ガラケーなのである…



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