3日目。
今日は北部のやんばるの森を探検してみましょう。
一番楽しみにしていたエリアです。
沖縄本島最北端に位置する村である国頭村にある大国林道を目指します。
ちょっと入り口がわかりにくい。
すると飛び出し注意の看板が。
この後も何枚か見つけたのでずらっと並べてみましょう。
飛び出し注意看板コレクション。
オキナワキノボリトカゲとイボイモリかな?
ヤンバルクイナ
多分、イシカワガエル
リュウキュウヤマガメ!
多分、ケナガネズミ
ここで地元の人にお話を聞くことができましたが、
動物を見たければ、夜に林道を走るといいと。
道の脇にある側溝に落ちているのを探すのが早いそうです。
ただ今日は湿度があって、さっきヤモリをみたから昼間でも何か見られる可能性があるとのこと。
大国林道は南北に走ってますが、北へ向かえば国頭村、南に向かえば大宜味村。
圧倒的に国頭村側(北のやんばる側)へ向かう方が生き物の密度が高いそうです。
さぁ、期待を胸に道の上を観察しながらのんびりバイクを走らせましょう!!
側溝の造りは生き物が脱出しやすいような構造になってるそうです。
歩いて観察するならずっと側溝をのぞきながら進めばいいのですが、
バイクなので、時々端によりながら眺めては進むを繰り返します。
どんどん大国林道を北へ進みましょう。
この林道は全長が35.5kmもあります。全て舗装されています。
先ほどの方の話によれば、1970年ごろは未舗装だったとのこと。
林業の伐採が激しくて、米軍のトラックでガンガン積み出していたとのこと。
ダートだった後は、木をチップにしたものを敷いていたそうですが、まもなく舗装されたそうです。
ピンボケ。へたくそで申し訳ない。
メタリックグリーンのトンボがいました。
リュウキュウハグロトンボですね~
伊地線という支線があったので、少し入ってみることに。
逆側にも支線がありますが、長袖の薄手のシャツで入るには危険すぎますね。こちらはやめ。
おー、早速、緑色のヘビを発見。
速い。近づくこともできずすぐに逃げられました。
リュウキュウアオヘビですね。
あー、もうちょっと近くで見たかった。。
ダート遊びができるような支線は、植物の勢いが良すぎて入っていけません。
これ、道なんですけどね~
もう一丁、ヘビを発見。
こちらはグレーっぽい色ですが全然種類はわかりません。
とにかく、いつも関西で見るヘビたちよりも逃げるスピードが速いんですわ。
気温があるので代謝が高いんでしょうかね。
やんばるの森を見渡します。
普段見る山とは、趣が異なりますね~
あぁ、楽しい。
なんかワクワクします。
でも意外に生き物を見つけるのが難しいなぁという印象。
あけびの実のようなものが路上にかたまって落ちていましたが、
ここに生き物がいますよ~
正解は蝶が3匹。
1匹が羽を広げましたね。枯葉に擬態しているのか、見つけ難いです。
こんな調子だから、バイクに乗りながら生き物を見つけるなんて、実は難しいのかもしれません。
ちなみにこの蝶は、ルリタテハです。
大国林道開通記念碑。
わはは、こういうのに名前を入れたがるえらいさんっているんですよね~
道から森へ入れる箇所にはことごとくこの罠?が置いてあります。
きっと数百個という数じゃないかな?
いたるところにありました。
ただ蓋が全部閉まっているのに、何も中に生き物がいない?不思議な罠です。
奥の水道管のようなものは怖くて、のぞくことはしませんでした。。。
ちょっとだけやんばるの森の中に足を踏み入れてみましょう。
勿論、ハブなんかがいると怖いので、少しだけです。
それほど鬱そうとしておらず明るい森です。
植生が普段みるものと全然違いますね。
お、ダート?と思いきや
養蜂場だったり
よし、今度こそと思っても
畑への通路だったりで、
実際に林業に使ってるようなダート林道はやはり全然ないですね。
側溝に水たまりがありました!
よーく見ると、オタマがいますね。
真ん中よりちょい右上あたり。
百戦錬磨のオイラでも、ここのオタマは捕獲不可能でした。
大国林道を降りてきました~
もっと生き物の気配がプンプンするのかと思いきや、昼間だったからか
全然でしたね。やはり夜か・・・でも一人で来る勇気はないですわ。
さ、ここからは国道をガンガン北上しましょう。
やんばる国立公園内にはいったようです。
海側へ降りていくダートがあったので、入ってみましょう。
赤土のダートで、レンタルバイクで行くにはひるむようなガレもありますが、
飢えていたので、楽しい楽しい。
うへへへ。うえーい。
そして絶景の場所に出てきました。
風があって気持ちがいい。
遠くにはジムニーが停まっていたので、同じ道を下ってきたんでしょうね。
そしてさらに北上して、最北端の辺戸です。
またいい道がありました。
ひゃっほーーーーで下ります!
おー、ここはパラダイスですね。
ダートの少ない沖縄本島においては貴重な場所じゃないでしょうか。
CRFラリー、車体は重いのですが足回りがいいので、ダートが楽ですね。
シート高がかなりあって足つきが悪いので、フラット向き。
メーターやカウルなどは全てハンドルマウントではなく、車体側にマウントされてるので
ハンドルが軽いように想像したんですが、なぜか重い。フロントフォークか、D605のタイヤが重いのか?
高速巡航は得意ですね。安定していて凄く楽ですわ~
辺戸岬。沖縄本島最北端。
右が太平洋、左が東シナ海
ここでヒルメシ。ここのそばは旨かったなぁ~
さぁここから南下ですが、東海岸のr70を下って行くのでは面白くない。
内陸の林道で縦断しましょう。
夜間通行止の看板が立ててあります。夜間はやはり動物が沢山道路上にも出てくるので、
車にひかれる事故が多発するようです。
散策しながらまたのんびり走りましょう。
チヌフク林道という名前だそうです。
これです。オイラの本命、リュウキュウヤマガメ。野生個体をひと目でいいから見てみたいです。
注意深く視野を広く、ゆっくりと走っていきます。
目が・・・疲れますわ(^^;;;
奥与那林道から
伊江二号線にスイッチしたのかな?
ちょっと看板の位置関係が分かり難いのではっきりしません。
よっしゃ、ダート!
ちょこっと走りましょう。楽しい!
路面はこんな感じで、石が多いですね。
そして人工的に切り開かれた場所に出ました。
ここから臨むやんばるの森のパノラミックな風景は最高でした。
手付かず感がすごいです。
林道を出てr70へ合流します。
パイン畑。
思ってるより、葉の部分が長いですね~
産直ショップでパインを自宅へクール宅急便で送ります。
ゴーデンバレルという品種が甘くて旨いそうです。
そして国道58号線(沖縄本島の大動脈)に戻ってきて、走っていると
道の端に何やら発見!
うそーーーー?すっぽんやん。
あれだけやんばるの森で、あれこれ生き物探して、なかなか見つけられへんかったのに、
国道沿いで見つかるの?(笑)
近くの川に逃がしてやりました。
今度、龍宮城へ連れてってくれよ!
さて、夕飯。
地元の食堂で、ちゃんぽんと書かれたものを注文してみましたが・・・なんじゃこれ?
少しスプーンですくってみると・・・おー、中から御飯が出てきました。
そういうことね(笑)
これを沖縄ではちゃんぽんというのか。
スーパーへ少し寄ったのですが、何げに鮮魚売り場が気になりました。
期待に応えるように、オモロイ魚が並んでますよ~
次は鮮魚売り場コレクションといきましょう。
そして、夕焼け。この日は真っ赤で巨大な夕陽が見えていたので、なんとか海までたどり着こうと
かなり飛ばしましたが、海へ到着したときには既に沈んだあとでしたよ~
あと30分、いや15分早ければ、夕陽が見れたのになぁ、残念。
そして宿へ。ただいま~
クェッ!クェッ!(ヤモリ)
まさに南の島のジャングルという雰囲気で、浜辺には腰巻だけを身にまとった現地の美女が現れて、子孫つくりに協力を迫られそうな気がします、気のせいか!?
私的には鮮魚売り場シリーズがドンピシャ気になりますが・・・
南国感はたっぷりだったのですが、右から左からヘビが飛び掛ってくるんじゃ?なんて心配は皆無で、まさか生き物を見るのに苦労するとは思いませんでした。
このやんばると、知床の森が自分の中でイメージが重なっているのですが、貴重なエリアなので、いっそのこと人間は完全に立ち入り禁止にして、自然や生態系を守るということをしてもいいんじゃないかなぁと思いますね。
残念ながら腰巻美女はいなかったのですが、ゲストハウスには女性もちらほら。
なかなかですよ~カモーン(笑)
スーパーの魚売り場、面白かったです!
やはり地方に行くと、土地で捕れたものがスーパーに並びますから立ち寄ってみると面白いものが見れますわ。水族館ではありえない値段や調理方法がついてるから尚更ですよね。
現地で林道ライダーをやっている者です。
バイクとは関係ないですがちゃんぽんについて
沖縄では色々混ぜた物をちゃんぽんといいまして若者が悪ふざけなどしてお酒を何種類か混ぜたりしたものもちゃんぽんと言ったりしますが一般的には家の冷蔵庫に転がってそうな野菜やお肉を適当に入れてご飯の上にのせた食べ物もいろいろ混ざってるのでちゃんぽんと呼称しております。
ちなみに有名な麺のアレは長崎ちゃんぽんと頼めば出てきます(^^)
沖縄のオフローダーさんでしたか。
できればダートのある場所を事前に聞いて楽しみたかったですが、うまく見つけることができず記事で書いた場所を走ったくらいでしたが、
楽しかったです。すぐに海が見えるロケーションになるので、爽快感が半端じゃないですね。
ちゃんぽんには驚きましたが、現地ならではのものに出会えて、旅感を味わえました。沖縄の人は飾らない感じで、大阪の下町と共通したものを感じました。また行きたいですね~