最近、やたらと かっぱえびせんが食べたくなった・・・
私等が幼稚園児の頃は 既にあった 歴史あるスナック菓子。
辞められない止まらないでお馴染みのフレーズ
全くその通りだ・・・
これを食べるといつも 思い出される事。
家族旅行から 帰ってきた 冬、夜の出来事・・
テレビで百一匹のワンちゃんを見ながら
かっぱえびせんを 一袋 全部食べてしまうような
勢いで バリバリやっていると
突然、母が 電気を消して
「そんなに バリバリ食べよったら 明日、食べるものがないよ!
もう 家は旅行で贅沢したから お金がないと!」
楽しかった気分は忽ち 吹き飛ばされ
暗闇に 浮かぶ 赤いストーブの火を不安な気持ちで
眺めて 震えていたいた自分を思い出す。
外は ザーザーと冷たい雨がガラスを鳴らしている・・・
青い ジャージの様な生地で 足の付け根上にキャラクターの
パッチがついた子供用の破れた長ズボンを 引っ張り出して
「今から 破れを繕っちゃるけん これを履いて
明日は 乞食をしてこい!今日は雨やけん 勘弁しちゃる」と言うのである・・・
それも 暗闇で言われると 衝撃は倍以上なのである
ありゃ~心理的にも良くない。
今にしてみりゃ 何故 あんな悪い冗談を言ったのか
分からないが・・・まだ二十代だった親ってぇのは
自分の子供というより 弟感覚だったのかもな・・・
凄いトラウマになり 生前、母にその理由を聞いた事がある
しかし 母は笑い転げて 理由は言ってくれない・・・
きっと、遠い昔の事なので 全てを忘れているのだろう。
今にして思えば 今の俺の性格・・・
常に用心を怠るなという人格形成に一役買っている。
あれは 本人(母)がやったのではなく
目に見えぬ 何かが そうさせたのかも知れないと
ずっと思っていた・・・
そうか・・・そういえば 家の前を通る人達に
「おばちゃん!家に、みかんがあるけん 持っていきィ!」と
呼び止めて 又、時代が時代 通りすがりの 縁もゆかりもない
オバハンが なんのためらいも無く 持っていこうとしたので
母の逆鱗に触れた ばかりだったのだ・・・
だから 何の考えも無しに 辞められない止まらない かっぱえびせんを
バリバリ喰っている
俺を 戒めたのだと 今にして 思っている・・・
(これを 書きながら 今日初めて 思い出したwwwww)
そういえば 電気が点けられて 部屋が明るくなり 普段 信長公のように思えた 強面の父が
ニヤニヤ笑って 俺を見ていた記憶がある・・・
ps 最近、もう既に成人した、我が嫡子の注意力のなさに 激怒したのであるが
俺達夫婦にゃ あのような教育は無理だろうな・・・
何てったって 晩婚なので 子供可愛さに どうしても甘やかしてしまう・・・
2歳児の時・・・ちょっと躾ようと スプーンを取り上げた時
泣いた姿を見て 親、二人して 可哀そうになり泣いちまったくらいだからな・・
ま、俺らの子にしちゃ~じょうてきだといつも腹を立てない様にしているが・・・
追伸:これを読んだ妻は ゲラゲラ笑い出し「お母さんは ただ ※えらかしたんぢゃないと?」
※=からかう
私曰く「可笑しかったか? 俺はノスタルジーを込めて書いたのだが・・・
現役の母親の君に そんなに 笑い飛ばされると・・・
なんか 複雑な気持ちになりますな・・・」と・・・
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