今日は11月22日 いい夫婦の日 明日は勤労感謝の日
どちらも 感謝がキーワードになる記念日。
すべての物が当たり前だと云う慢心を捨てて
一日だけと言わずに毎日感謝の気持ちで過ごして生きたい。
「いい夫婦」と言えばおととい、精神的幸福度世界一の国
ブータン国王夫妻が帰国された。
沿道で手を振り 迎える人達に手を合わせてお辞儀する
お姿がとても好印象だった。無作の笑顔は大勢の人を
魅了した事だろう・・・ 人々に向ける眼差しがとても優しいのだ。
その影響か 最近はブータンへ観光しようとする人達が増えて
いるらしい。
幸福な国を求める心・・・渇仰してるんだな わかるような気がする。
国王夫妻が人々に手を合わせて礼拝する姿を見て仏教に出てくる
不軽菩薩を思い出した。すれ違う人々 赤子から老人に至るまで
全ての人に「あなた方はとても素晴らしい人です」と手を合せて
挨拶して回った人なのだが 自分に「おかしな奴」と石を投げつける
人に迄、手を合わせて礼拝した人らしい・・・
なんと 驚く無かれ この菩薩は釈尊の前世の姿なのだと云う・・・
ブータンの国教は仏教。
国王自ら 皆に礼拝するのだから 国民が幸せなのは当然かも
知れない・・・ 礼拝とは 相手を尊び感謝する心。
一家族を考えればわかり易いが 一家の大黒柱が 家族を愛しみ
大切にすれば その家は幸福な家だろう。
反して お互いが 何でも当たり前と感謝もできぬのであれば
いくら裕福でも満たされず 不幸を感じてしまうのだ。
もし 家長が家計は苦しいのに 自分だけ外で良い顔をし
浮気して(強者優遇) 家族(国民)を捨てようとしているならば
妻子は疑心暗鬼に陥り たちまち家庭崩壊するのでは
ないだろうか・・・
偏った政治(浮気)の為に 貧富の格差が広ろがっちまったのだ
そろそろ本気で家族(国民目線)を大切にして貰いたいものだ。
ひょっとして 私の敬愛する日蓮上人も ブータンのような国を
目指していたのかも知れない。最高権力者自らが先頭に立ち
一人残らず 相手の仏性を称える姿の先にあるのは
皆が憧れてやまぬ 戦争の無い「平和と幸福」なのだろう。
追伸
悲しきかな 99パーセント以上の権力者は不思議と 金銭欲
支配欲 名誉欲に倒れちまって 悪魔になっちゃうのが
世の常なんですな・・・
嗚呼 はかなし はかなし