福岡の看板屋 独り言(看板.・カワムラ)TEL092-935-7058

皆様に生かして頂いてる看板屋としての呟きです。内容は独り言なので、万が一気分を害された方が居られましたら何卒ご容赦。

感謝

2011年11月22日 | Weblog

今日は11月22日 いい夫婦の日 明日は勤労感謝の日

どちらも 感謝がキーワードになる記念日。

すべての物が当たり前だと云う慢心を捨てて

一日だけと言わずに毎日感謝の気持ちで過ごして生きたい。


「いい夫婦」と言えばおととい、精神的幸福度世界一の国 

ブータン国王夫妻が帰国された。

 沿道で手を振り 迎える人達に手を合わせてお辞儀する

お姿がとても好印象だった。無作の笑顔は大勢の人を

魅了した事だろう・・・ 人々に向ける眼差しがとても優しいのだ。

その影響か 最近はブータンへ観光しようとする人達が増えて

いるらしい。

幸福な国を求める心・・・渇仰してるんだな わかるような気がする。


国王夫妻が人々に手を合わせて礼拝する姿を見て仏教に出てくる

 不軽菩薩を思い出した。すれ違う人々 赤子から老人に至るまで

全ての人に「あなた方はとても素晴らしい人です」と手を合せて 

挨拶して回った人なのだが 自分に「おかしな奴」と石を投げつける

人に迄、手を合わせて礼拝した人らしい・・・

なんと 驚く無かれ この菩薩は釈尊の前世の姿なのだと云う・・・


ブータンの国教は仏教。

国王自ら 皆に礼拝するのだから 国民が幸せなのは当然かも

知れない・・・ 礼拝とは 相手を尊び感謝する心。

一家族を考えればわかり易いが 一家の大黒柱が 家族を愛しみ

大切にすれば その家は幸福な家だろう。

反して お互いが 何でも当たり前と感謝もできぬのであれば 

いくら裕福でも満たされず 不幸を感じてしまうのだ。


もし 家長が家計は苦しいのに 自分だけ外で良い顔をし 

浮気して(強者優遇) 家族(国民)を捨てようとしているならば 

妻子は疑心暗鬼に陥り たちまち家庭崩壊するのでは

ないだろうか・・・

 偏った政治(浮気)の為に 貧富の格差が広ろがっちまったのだ

そろそろ本気で家族(国民目線)を大切にして貰いたいものだ。


ひょっとして 私の敬愛する日蓮上人も ブータンのような国を

目指していたのかも知れない。最高権力者自らが先頭に立ち

一人残らず 相手の仏性を称える姿の先にあるのは

皆が憧れてやまぬ 戦争の無い「平和と幸福」なのだろう。


追伸

悲しきかな 99パーセント以上の権力者は不思議と 金銭欲 

支配欲 名誉欲に倒れちまって 悪魔になっちゃうのが

世の常なんですな・・・

嗚呼 はかなし はかなし 




 




映画について考察

2011年11月18日 | Weblog

うっとうしい雨・・・

こんな日にゃ でっかいホールで映画鑑賞でもして気分を

一新したい・・・


此間、テレビでネタばれの映画の方が観客の映画への評価が

高いと言っていた。つまり 結論をばらした映画の方が面白い

と云う事だ。


さもありなん 映画を作る側は いろんな深い意図を物語りに

仕掛けているのに 観客側はそれに気づく事が少ないからだ。

特に邦画こそ、是に云い当たるのではないだろうか・・・


前にも「最近、映画がつまらなくなった」と憂いたが  

映画館側が回転効率を高めるために 1度しか見れぬように

しているのが原因だとも言いたい。

これじゃあ 脚本家が仕掛けた ウイットに富んだカッコいい

セリフや、監督指導のエキストラの

面白い動きや凝った画も 「なんのこっちゃ」で終わってしまう。

見る側は聖徳太子じゃないのだから・・・

おまけに外資企業特有のスタッフの情の無い対応に

怒りは増し ちゃぶ台をひっくり返したくなる様な気持ちを

抑えるのに 精一杯だったのだ。

これじゃあ 千数百円払うのも億劫になるだろう。

金を払って 不愉快な想いをしようとは 誰も思わない。

何でもかんでも 欧米化すれば良いという物ではないのだ。

たまたまかも知れないが 昔みたいに 立ち見状態を

目にすることが無くなった。(まあ 興行側に言わせれば

効率化を謀ったのであろうが・・・)


少年時代、友人と映画を観にいく時は 弁当を持って最低3回は

繰り返し同じ映画を鑑賞していた。普通の人間は呆れるだろうが

友人は文句も言わず付き合ってくれたものだ。

彼はとても絵が上手く 芸術センスには一目置いていたし

スポーツや笑いのツボ、価値観が一緒だった。 

だから「映画は3回以上観ないと作者の意図が判らない」との

私の主張に同意してくれていたのだ。


此間 映画の日に観た 「猿の惑星ジェネシス」はCG酷使とはいえ

良く出来た 面白い映画だと思う。今の世情が込められているから

だ。ビデオで楽しむ方法があるが 感動は生ものだ 鮮度が落ちぬ

うちに できれば映画館でその日の内により深く感動したい。

儲け云々よりも 興行側はドけちな事いわずに大衆に娯楽を

提供する原点に帰れば 観客は戻ってくるのでは・・・

 

PS 「過去 映画にゃ 必ずテーマ音楽があったのだが

    最近、全然無いみたい・・・映画って 総合芸術なのに

   節約してんのかな?」と呟いたら 

   妻が「あるよ 気付いて無いだけやん!」と返された。

   私:「えーっ!?あったっけ?」と何度も記憶を確認するので

   ありますが 最近の映画ってのは 何か、こう においのしない 

   現代人好みのファーストフードを食わされている様な感覚で 

   印象に乏しいと感じているのは 私だけだろうか・・・

   全然心に残らないし 映画を観たと云う満足感が

   全く無いのです。  もっと こねくり回さんば!

   

   印象といえばコマーシャルの日に生まれた私はキャッチ

   コピーを考えるのが好きで 角川映画のセンスの良いコピー

   にゃ いつも感動しまくっておりました。

 

   そういえば 最近 印象に残るコピーが無い・・・

   あの時代は 日本が元気だったので 芸術家も創作意欲が

   旺盛だったのかも・・・パソコン等なかったから 

    創造力に満ちていたのかも知れませんね。

   今は 風邪を拗らせて 澱んじゃってるのか 

   奇抜さが感じられないのは 物足りない気持ちです。

    もっと詩的で 人の心を動かすようなキャッチが

    あれば良いですね。できれば ゲーテみたいに 深い共感

   を起こすような言葉・・・

   感動を創りだすのは 人間の特権なのだから

   芸術家はITのハッタリなんかに 負けちゃいかんのです!

   これはあくまで ツールでしかないのですから。

 




 




危機2

2011年11月10日 | Weblog

先月、娘達が遠足に行って お友達が蜂に 刺されて

怪我をしたらしい 秋は要注意だ。

 

そういえば 今年、我が工場には スズメバチは飛んでこない。

さもありなん 去年、軒の下に巣を作ろうとした蜂と死闘を

やったのだから・・・

息子 娘:「父さん さっき 耳元にスズメバチが飛んできて刺され

      そうになったよ!」  

 カッと頭に血が上った私は 

私:「お前達は 家の中におれ 絶対に出てきてはならぬぞ!」

   と 木刀を握り締め 攻撃されるようにわざと黒いTシャツを

   着て 香水をぶっかけ庭先に躍り出た。

 

案の定 威嚇のつもりだろうか 凄い羽音で耳元を通り過ぎる

蜂に 凄い形相で木刀を振り回す私に 子供達は笑い転げている。

 

こっちも 刺されまいと必死なのだ。

対象が空を飛んでいるので 足裁きも大げさで カッコ等

言っておれない 刺されれば 間違いなく 病院行きなのである。

大袈裟かも知れぬが これもある意味 命のやり取りであり

真剣勝負なのである。


今まで 知恵のある人間と剣を交えて来たのだ 虫などに負ける

理由がないではないか・・・と心を奮い立たせ 落ち着けと自らに

言い聞かせながら 「コン!」と命中。

部屋の中から「すげー」と子供達の奇声が上がった。

御前試合をやっている心境 残心を忘れず 深く息をした。

 

だが 虫の息 また飛ぼうとしたので 慌てて ほうきをつかみ 

お百姓さんが鍬を何度も振り下ろすようにして

「こんつくしょうがっ!」と叫びながら 止めを刺したのであった。

秋で空気が澄み切っていたからだろうか わめき声が家々の壁

ぶつかり残響が凄かった。

ご近所さんが窓を開けて様子を窺う視線から逃げるように身を隠す。

 

蜂には悪いが 人の家に侵入して来て刺そうとした行為にゃ

頭に来たので 当然に応戦させてもらった。

 

それに スズメバチはとても危険だ。家族を守るためにも

「こうするより他なかったのだ許してくれ」と心の中で経文を

唱えた・・・ 申し訳ないが其の身印(死骸)をぶら下げ

見せしめにしたのだ・・・もう二度とくる事はないだろう。

 

♪蜂の武蔵は死んだのさ♪と畏敬を込めて口ずさむのであった・・・

 

あれから一年・・・家には蜂は来ぬが

 

今、世の中はTPPが国論を二分?しているという。

嘘コケ!反対派は反対派と名乗らず「慎重派」と言うとるやんけ。

モット真面目にやらんば!

平成の不平等条約受理は元々決まっていたような物・・・

今更、カッコだけのガス抜きは止めて欲しいものだ。

とっくの昔に国の中は規制がとっぱられ 欧米化されておるのだから

大阪城の堀を埋められて「ヤーヤー」言っているようなもの。

宮沢賢治作の「注文の多い料理店」を想起させる 滑稽さ。

震災で気を使うどころか ショックドクトリンも視野に入れた交渉提示

にゃ 惻隠の精神を重んじてきた日本と国民性が全く違うのだ。

 

TPPで日本ブランドはより価値が上がると言うとったが

庶民は1円でも安い物をと思っているのに 誰が買うのだろう。

日本だけじゃない 世界中 貧乏人が増えたのだぞ!

安いものに流れるのが世の常。

♪デフレは続くよどこまでも・・・♪

平成の日米修好通商条約・和親条約は幕末の世から現代になって

なんなく通過・・・あーあ やってもうた!

茶番!政治家の顔には必死さがないのだ。

 

此間 トアル番組で 腰抜けの外交交渉に対して日本は軍隊を

復活させよ!と叫ぶ人が居たが そりゃ短慮でナンセンスだ。

 

言わずもがな日本の最大の防衛は「平和思想」だと思う。

相手はハチでは無く 高等動物の長 人間なのだ。

過去、悲惨な目に遭わされたのは此方なのだから 人間の善の心

に問いかけるしかないと思う。

交渉のテーブルに就くのは当たり前として 承服できぬ事を

何も 卑屈に飲む事はないのだ。

まあ 私がどうこう言うたとて 蚊の一刺しにもならぬが、

あくまで 国を愛する人間の末席を汚す者、一人として言わせて貰う・・・

危険だ!

 

ps この前 テレビで池上さんが 世界不況の説明をして下さった

   完璧な総括だったと思う。難しい専門用語で庶民を煙に巻いて

   来た御用学者や政治屋は庶民の政治離れや衆愚政治の

   牽引役だったのだろう。判らぬと判ってて 庶民相手に

   専門用語こねくり回す奴にろくな奴ァ居ない 

   自分を権威付けるのに必死なのだ。

   

  それに対し誰にでもわかり易く政治経済を伝えようとする

   ジャーナリスト・池上さんは「庶民の宝的存在」だ 衆賢政治の

   先導は 「立派な文殊菩薩の働き」だと思う・・・