2014年過去記事
春は、恋する季節とよく言われるが・・・
成る程 そうなのかも知れない。
今年は特に寒く 気持ちが内側に押し込められていて
何処かで春に触れ、少しでも、開放感を感じると 脳細胞のドーパミンが
日常より多く排出されるのかも・・・
気分が良いと 我が愛犬までもが タレントのローラちゃんに
見えてしまうのだ。
つい此間の出来事だが・・・長身187cmという 営業マンがやって来た・・
世間話に花が咲いていると 大男・たまに見せる遠い目・がリンクして
坂本龍馬を連想させた・・・
私「ネエネエ・・・貴殿 坂本龍馬に似てるって 言われた事ない?」
男・・・咄嗟の質問に すこし 驚いたように首をかしげる。
私「否!絶対に似ている!たまに 動いている龍馬と話している事を
妄想しているので 俺にゃ判る 龍馬にそっくりじゃ!間違い無い」
商談で暗く 渋い顔をしていた私が突然、憧れの芸能人を見つけたように
黄色い歓声をあげ ワンちゃんのようにシッポをフリフリ興奮していると
男は、こちらに話を合わせなければと思ったのかも知れない
男「ぼ・僕の身長が187センチ・・・龍馬と一緒です」
私「えーっ!違うよ 龍馬は俺の身長と一緒!最近証明されたんだよ」
男「いえ 違いますよ」
と、龍馬フェチの私を差し置いて 何かトンデモナイ自信に満ちているのだ
私「そうか まあ 当時の人達から見たら 龍馬は貴殿のように見えた
のかもね・・・ それじゃあ 声もそんな声だったんだろうな」
男「そうですね 龍馬の声はこんな感じですよ・・・」
私(おっ?よう言うた・・・なんじゃ その断定は!まさか この人 龍馬
の化身かも知れぬ!)
腕を組み感慨深げに彼を見つめ 今、俺は龍馬と話をしているのだ
と自己催眠をかけちまった訳だ・・・
私は、今迄の上から目線を辞め 居住まいを正し この龍馬の化身と
向き合い直し・・・「拙者・・・云々 カンヌン」とやり始めたのだ・・・
工場の近くで最近知り合いになった 30歳代の兄ちゃんが作業している
私「おい!山ちゃん!山ちゃん!山ちゃんって!」
※南海キャンディーズの山ちゃんに似ている青年なので勝手にそう呼んでいるのだ・・・だが 彼はとても良い奴 「ハイ!」と反応してくれる・・・・
初っ端は 三日月をひっくり返したような目で 怒っていたが・・・
そりゃそうだろう 初対面の私が勝手に名前を付けたんだからね。
本名は忘れた・・・
作業を止めて また 何を言われるのだろうと 引きつった顔をみせる
山ちゃん・・・彼も私と同様 幕末フェチな男なのだ
私「どう?山ちゃん この人 誰かに似とらんか?」
突然、興奮しつつ 何を言い出すのかと思ったのかも知れない
眼鏡の奥の細い目を更に細め「・・・・・」と考え込む山ちゃん。
私:痺れを切らして「龍馬だよ!坂本龍馬!似とろうがって!」
「ぽかーん」とした表情に焦れて 更に語気が荒くなる・・・
私「どう見ても 龍馬だろう おんし(お主)の目は節穴かっチ!?」と
まくし立てたのだ。私の取り憑かれたような迫力に押されたのだろうか・・・
山ちゃん「そそそ そうですね 本当だ! 龍馬に似ている・・・」
私 「本当の事言えって!似ているよな!?」
山ちゃん「た・確かにっ!」やっと エンジンがカカッタバイクの様に
山ちゃんと私の2台のバイクは ふぉふぉふぉふぉーん!と
爆音を轟かせたのであった!
初めて 会った 見ず知らずの大男を取り囲み握手会が始まった・・・
「龍馬じゃ 龍馬じゃ!坂本龍馬じゃ!」
ギャーギャー騒ぐ声を聞きつけ 周辺の家のカーテンがチラリと動く
言わずもがな 我家のカーテンが一番に反応した。
高揚した気分を抑えきれず 我家に飛び込み 妻と娘にこの事を告げる
妻「何を 騒ぎよったとね?喧嘩でも始まったのかと思ったとよ・・・」
私「見た?見た?さっきの人 龍馬に似とっただろうが?」
娘「キモッ!パパ おかしい・・・」
妻「ヘー 似ていないと思うよ・・・思い込みじゃない?」
私「!・・・・・」
ふと 頭を冷やし・・・2人の身内に諌められると術が解けたのか・・・
私「そうだよな・・・どうかしている ま!まさか 俺って・・・・・」
寒くも無いのに 幾重にもダウンジャケットを着重ねた 白髪頭の男と
山ちゃん似の青年が ニタリとした顔で 見ず知らずの大男を取り囲み
「龍馬じゃ 龍馬じゃ!」と子供の様に はしゃいでいるのを 他人の目は
奇異に捉えたのかも知れない・・・時は それも春先にだ。
娘の「キモイ!」は正しかったのだ・・・
だから 娘に、こう諭した。
「春は気をつけるのだぞ 恋愛とは このような勘違いから起るのだよ」
とね・・・
令和6年 1月追記
今年は あらゆる分野 大勢の人が 大変革の年と言う・・・・
わたすも そう思う。 幕末で言えば 新しい文化が花開く
明治維新の様なものだろう。
初っ端 出鼻を挫かれたようになったが
(今も苦しんでいる方達は大勢いる 早い救済をしてほしい)
なんとしても 今までの カオスに包まれた 訳ちゃ わからん 餓鬼政治に支配された
世の中ではなく 本当の民主主義の世の中が来ればいいなぁ~
と 前向きに考えまひょう・・・
今まで 潜んでいた 悪のカラクリも表沙汰になってきている・・・
例えば 摩訶不思議な消費税増税の理由もwwww
誰の為のものだったのか(イヤイヤ~まだまだ 深い事情が絡んでいそうな)
後は 庶民の反応次第だろうな・・・無反応であれば あるほど 魔物は手をたたいて ほくそ笑み
テレビ・マスゴミは相変わらず猫騙し側だが・・・・
旧体制が崩れたら 天も地も 晴れぬれて 穏やかになってくれれば 良いのに・・・・