福岡の看板屋 独り言(看板.・カワムラ)TEL092-935-7058

皆様に生かして頂いてる看板屋としての呟きです。内容は独り言なので、万が一気分を害された方が居られましたら何卒ご容赦。

子供の成長に思う

2009年04月21日 | Weblog

 

日曜日の天気は雲一つない快晴・・・。

日頃、子育てで大変な妻を気遣い 子供を連れ出し 

近くの東平尾公園に行きました。これだけ快晴であれば、駐車場は満杯の筈。

有難い事に 家の近くの、陸上競技場の中を通って 山越えをすれば、公園は直ぐそこなのです。

(わざわざ 遠くから、来られた他の家族を思えば、なんちゅう贅沢な話しです。金のかかる贅沢とは 相変わらず無縁なのですが・・・

案の定、活発な我が子(息子、娘)はテンションが上がりまくり

庭駆け回る子犬のよう・・・「帰ろう」と言っても なかなか 言う事を聞かず 

大変でした。 

故事に習い 三回諌めてこれを持ちいじは(言う事を聞かなければ) 山林に交わる

(ここでは 山道を帰る)と決め、「帰ろう」と催促。 無視!

されば これまで!プイッ!と 背を向け 二人を置いて帰る真似をしました。

普段、甘やかしてばかりの父親ですから 普段見ない私の態度に驚き 二人とも

驚き顔で追いかけてきました。

心臓がバクバクしそうな 急な階段を さっさと上り 二人の様子を木の陰に隠れ

ジッと見守っていました。長男は私に追いつくように必死でしたが 半泣きの妹の

所まで 駆け戻り 肩を抱きかかえて 階段を上がってくるではありませんか・・・。

普段は喧嘩ばかりしている二人ですが 親の庇護が無ければ無いでしっかりする

ものです。健気な二人をギュッと抱きしめたくなる気持ちをこらえ よくぞ真っ直ぐに

成長してくれたと涙が溢れそうでした。

恥ずかしながら

世界平和を本気で考える様になったのは 子供を持ったからかも知れません。

子供の寝顔を見た時(この子らの未来に暗闇を置かないで欲しい・・)と願うのです

そして 愛する我が子が親になりその愛しい、孫の時代の平和迄も願う・・・。

こうして 平和への想いが受け継がれて行くのかもしれませんね。

だから 少子化という大問題は「国家の一大事!」解決しなければいかんと思い

ます。刹那主義が蔓延した一昔前を思えば 女性の社会進出が重要なキーワード

だったのかも知れません。世の男性はもっと女性に感謝して行かねばなりませんね

お釈迦様は 男性と女性の役割をきちんと分けていたのですから・・・。

 

単刀直入に言えば 「女性が働きに出なくても良い世の中」が 一番の少子化・景気対策なのでは ないでしょうかね・・・その方が子供の心が安定しますって!

 

 


濡れ衣

2009年04月04日 | Weblog



いやー春ともなると ぽかぽか陽気のせいか 面白い珍事に出遭いました。

此間、当店にある男性が電話してきて こう言うのです。

男性「もー!うちのカンパンなあ どげーなっとーとっ!」
  通訳(もう!うちの看板は どうなっているんだ!)

私 「失礼ですが どちら様でしょうかっ?」

男性「一昨年前 カンパンば 作ってもろうた ○○ですがっ!
   あーた!3年も経たんのに 剥げとるバイ!どげーなっとると!?」

地の底より 振り絞ったような 悲痛な訴えは個性派女優の「浦辺くめこ」を想起させる位の特徴ある声・・・・。

私「はあっ!?

今まで 注文して頂いた お客さまを忘れていない 忠犬ハチ公の様な私が、2年前の
お客さまを忘れよう筈がありません。わんわん!

増してや、ご高齢でいらっしゃる この特徴あるしゃべり方を忘れよう筈がない。

恐らく、この男性は人違いをなさっておられるのでは・・・。

粗相があってはいかんと思い この男性に詳細を尋ねる・・・・。

私「いや やはり 心当たりがないのですが お間違えされているのでは
  ないですかね・・・。」

念のために、我が父にも聞いてみたが、知らないと言う。

押し問答が続き 兎に角、先様の現場に直行 

成る程、みた事もない コンピューター出力の看板の表面(ラミネート)部分が
バリバリになって ボロボロと剥離している。

私「こんにちは お電話頂きました看板屋ですが」

鬼の様な形相で、タタタタッと事務所から跳び出てくるなり

男性「なあっ!?酷かろうがっ!」

私「うちは しっかり ペンキで手書きするかカッティングシート施工しか
  やっておりません。やはり 思い違いされていますねっ!

何十年も看板屋やってて、こんなクレームはなかったので 確信はありましたが。

最先端の技術とはいえ、現場状況如何で こんな事もあるのかと驚きました。

確かに 店舗の向きは 南西向き 夏日になると 看板の上で目玉焼きが焼ける位の
過酷さ・・・。「今までペンキで書いてた看板が何十年ももっていたのに」という

この男性の立腹振りに同情しつつも 施工された看板屋さんの事を気遣い

私「でも、デザインは中々良い看板ですよ。写真看板はこういう方法じゃないと・・
  社長が写真入れるように言ったんやろう?」と、この場を終わらせました。

でも、ペンキまでとは行かず 場所によっては3年もっている所もあるんだよね・・・。

ひょっとすると、メディアの相性でも違ったのかな?

業界も、新しい技術(インクジェクト溶剤系)を導入して、まだ5~6年も経っていませ
んからね。

業者さん曰く、5年は持つと豪語しておりましたが、最近では
条件付で トーンダウンしてますな・・・おいおい!

やはり、結果重視で行かないと、野外は予想外に過酷なんですね。

数年先の事なんて 誰も、分からなかったのも仕方ありませんがね。

慎重派の私は、導入は「時期尚早である」とマッタをかけたのですが正解だったのかも・・・。


ところで、最近、店舗の入れ替わりが激しすぎて3年以上持ちこたえているお店は少ない

みたいですね。寂しい限りですが

でも、昔みたいに 耐久性は関係ないか・・・・残念


「政治」・「経済」・「戦争」・「機械化」・「科学」という 破壊の神は 人間を不要

にする世の中を好んでいるのでしょう・・・宗教が役割を成していない証拠ですね・・・