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杉板の床の10年後 (3)

新年早々に施主のお宅で新年会。完成してから約10年と6ヶ月。約10年経っていい感じに落ち着きが出ています。

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家族4人の小さな家 マニハウス

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この家の床材は杉板。

「床に杉板使って10年経つといったいどうなる?」

使ってみたくても不安に思う人もいることでしょう。

1枚目2枚目は現在。つまり10年後。

新しい時から比べれば色はずいぶん変わるし、傷も凹みもたくさん。

2枚目にある凹みは、筋トレ趣味のご主人がダンベルを落とした跡。それでもこんな程度だし言われなければ気にもならないのです。数ある凹みのひとつでしかないから。。

( ↓ まん中の大きな凹みがダンベルを落とした跡 )

↓ 現在・・つまり完成から10年後のリビング。

昼過ぎの写真です。晴れていればこんなに日が入ります。杉板にとっては苛酷な環境ともいえますが・・。

1枚目の写真を見てもらえばわかりますが、変色もあるし汚れもあるし表面はデコボコしてますが、板の深みが増してると感じられます。反射する光も、影の色さえも味わいが増してるように思います。

↓ こちらが完成時・・つまり 10年前。(完成時は夏)

杉板は、こんな色で初々しくて神聖な気持ちにもなります。

↓ これは、完成から約半年後にうかがった時の写真です。

お子さん達の遊び場でもありましたから、すでに床が傷だらけ。。

でも、決してイヤな感じではないんです。

住み始めて最初はすごく気になるそうです。杉板の床にした人はみなさんそう言われます。

でも、「これ・・気にしてもしょうがないんだ!」と気づくそうです。

そのとおりで、気にしても凹みや傷がつく事は避けようがありません。それは、悪い事か?イヤになる事か?というと、決してそうではなくて、そういう経験によって「暮らしって、思っているよりタフ(激しい)なもの」という事に気が付くんです。逆に言えば、そういうタフな行動に耐えられる材料を使わないと、気持ちが安らがない、という事です。

私は床に木を使うなら”無垢の木”を使う事をお勧めします。表面だけが木または木っぽいシートが貼ってあるものは、最初はよくても時間が経つと耐えられなくなります。2枚目の写真のように、ダンベルを落としても少し凹むだけで床はなんともないんですから!

家とは信頼 だと思います。それが裏切られる材料は、使いたいくないんです。

↓ 完成から半年後のリビング。半年ですでに床の色が変わっている事がわかります。

これらの写真を見て嫌じゃない人には杉板をお勧めします。

使いたいけどまだ不安の人はご連絡いただければ、不安や疑問にお答えしますよ!

こちらにも詳しく書いていますのでご覧になってください。

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杉の床の暮らし

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杉の床の10年後(1)

杉の床の10年後(2)


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