マゾヒズムに花札を!

Female Domination & BDSM …とは殆ど関係ない花札に関する四方山話です。

猪神

2006年07月12日 17時48分48秒 | 萩 - 7月
7月花札は7月萩の種札は猪、この猪は山の神様とされますよねえ。
そこらの理由としては、投稿日付に拘らず昨日紅葉カテゴリに書いたことと同様です。
食料は天からの授かりもの、よって猪は神様という訳、昔の日本人の謙虚な感謝心が感じられます。

この猪神の話を下敷きにした映画といえば、言うまでもなく「もののけ姫」ですよね。
出てきました、山の神様が。
ところで、「もののけ姫」の主人公は?
サン(=「もののけ姫」)ではなく「アシタカ」。

うーん、似たようなケースはありますね。
某国営放送では2005年、大河ドラマに先立つ30分の時間帯、「雪の女王」をやってました。
「雪の女王」の主人公は、「雪の女王」ではなく「ゲルダ」。

そうそう。
赤塚不二夫漫画は、脇役を題名にしてるものが多いですよ。
殆ど全作品がそうじゃないかな?
……
ねえ。
例えばですよ。

「もーれつア太郎」の主人公も、「ア太郎」じゃなくて「デコッ八」或いは「ココロのボス」、「くーだらない、くーだらない」が口癖の。
あ、最近知ったのですけど、くだらない、いうのは古代史に関係があるんですよ。百済。

さて、当時の日本にとって、百済とは。
シルクロードを通じて集まってきた世界の品々はすべて百済を通じて日本にわたってきたわけです。
百済物でないのは粗悪品、くだらない、という言葉はここからきたのですね。
まあ、日本人の舶来品信仰を如実にあらわしてて、あまり愉快ではないのですが。

と、この言い回し、



日曜ぐらいしかテレビを見なくなってしまいました  65日目
くだらないお話を

を丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!



食欲の秋

2006年07月11日 12時17分49秒 | 萩 - 7月
ぶたさんさて、投稿日付では後日10月になってますが昨日、紅葉の話題で鹿の肉のことをもみじということを書き込ました。
で、イノシシの肉は? の答え。
萩ならぬぼたんです。
綺麗なぼたん色をしてるから、ぼたん。
残念ながら、この件に関しては花札は関係がありません。

ま、ともあれ、旧暦の7月はもう秋、色気よりも食い気の食欲の秋であります。
江戸の風流人たちもその辺は同様だったようで、狂歌師・大田蜀山人は、百人一首・大江千里の

  月みれば 千千に物こそ かなしけれ 我身ひとつの 秋にはあらねど

をもじって

  月みれば 千々に芋こそ 喰ひたけれ わが身ひとりの すきにはあらねど

と、やってます。
昔から焼き芋は秋の味覚だったようで。

そして、このようなパロディ百人一首もまた昔からあったようです。
こんなのはどうです?
ちょうど去年の新旧7月にかけてだったですかねえ? 某ライブドアのブログの大幅仕様変更がうまく機能せず不具合の連続、ブーイングが殺到したのは。
その折の一首です。

    やすらはで 寝なましものを さ夜更けて 片付くまでの 次を見しかな

元歌はこれ。

  やすらはで ねなましものを さ夜更けて かたぶくまでの 月をみしかな


食い入るようにディスプレーを見つめ、今終わるか今終わるかと状況を見守る。
どうも損な気性の方のようで、「決まりがつかない」のは気になって気になって仕方ならしいんです。
別に画面に張り付いて、いつ再構築が掛かり終わるか見てても早くなるわけでないのにねえ。
ま、そんな作者自身を皮肉ったパロ狂歌です。

そうそう、最初は、

    やすらはで 寝なましものを さ夜更けて 片付くまでの 画面見しかな

だったんですけど、標記に改作したとのことです。
画面をプリントアウトした「」の挿絵CGが必要になりましたけど、そのぶん音は元歌に極めて近くなったでしょう。

    やすらわで ねなましものを さよふけて かたぶくまでの つきをみしかな
    やすらわで ねなましものを さよふけて かたづくまでの つぎをみしかな

更に、清音濁音の区別のなかった明治以前の表記に従えばもっと近くなりますよ。

    やすらはて ねなましものを さよふけて かたふくまての つきをみしかな
    やすらはて ねなましものを さよふけて かたつくまての つきをみしかな

ね?
たった1文字換えただけですよ。
いやー、この人って…

と、この言い回し、



先月の積み残し~

を巧みに丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


国訓

2006年07月10日 07時55分53秒 | 萩 - 7月
萩壁紙昨日に続き、萩に連続投稿です。

画像をお借りした頁に興味深い記述がありましたので引用するとしましょう。

>ハギは日本の秋の訪れには欠かすことのできない植物として古くから親しまれ、万葉集では140首も詠まれている人気ブランドです。
>秋の七草では筆頭に数えられ、名前も木へんではなく草かんむりに秋の“萩”という和製漢字ができたほどですが、実はマメ科の、れっきとした樹木なのです。
>株から多数の芽をだすことから「生え芽」、ここから「ハギ」と呼ばれるようになったそうで、別名「ヤマハギ」とも呼ばれます。
>
>山野に自生するヤマハギは日本原産で全国に分布しており、花は紅紫色で地味ですが気品があり、花言葉は「思案・内気」。
>根が横に広がって張るので、斜面に植えると地崩れ防止になるだけでなく枝先がきれいに垂れて見栄えがします。
>ハギは秋の季節感をあらわす代表的な題材のひとつですが、花札の図柄にもあるのをご存じでしょうか?
>花札にはトランプのように数字は記されていませんが、12種類の季節の木や花があらわす「月」から数字が読み取れるようになっています。

はい。はい、です。
今迄お話してきたことが、ちゃーんと載ってますですよねえ。
いやいや、これを見て書いていたわけではありませんぞ。
その証拠に少し補足してみましょうか。

「和製漢字」と言うのは少しニュアンスが。
萩という字には、ちゃんと「シュウ」という音読みがあります。
ただし、シュウというのはヨモギのことなんですよねえ。
ハギとは似ても似つかない、つまりは日本と中国では萩の意味が違うわけです。

これを国訓と言います。
おっと、もっと正確に書きましょう。

こっ‐くん【国訓】
1 漢字に、その意味を表す日本の言葉を当てて読むこと。また、その読み。訓。「水(スイ)」を「みず」、「侵(シン)」を「おかす」と読む類。 2 漢字本来の意味と一致しない、日本独自の読み方。また、その読み。アユに本来はナマズの意味の「鮎」の字を当てる類。

そうです。2 の方の意味の国訓ですね。
1 の国訓は訓読みと同義というわけです。
投稿日付に拘らず、前に音読みの話はしましたので、今日は訓読みといきましょう。

さてさて、7/7は七夕。
さて、なんで七つの夕べと書いて「たなばた」と読むのか?
答え。そういう風に決まってるから。
一口に(漢字の)訓読みと申しましても、普通の訓読み(正訓)のほかに、こうした意味をあてた読み方、義訓がありまして。

団扇 = うちわ なんてのもそう。
他に、訓読みしかない漢字もあります。畑だとか裃だとか。
これらは、日本で出来た漢字、国字といいます。

音読みには3種類あり、そして訓読みもある意味3カテゴリがあるわけですね。

と、この言い回し、



げにチンケなるは陰暦なり、、、

を丸写ししました。
転用が禁じられてない企業広報だけの丸写しにすればよかったのに…つい…

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


証城寺の萩は

2006年07月09日 20時37分01秒 | 萩 - 7月
萩さて何時もの如く投稿日付を無視したところで本日、また一件ブックマークを加えてみました。
まあ、再三話題にしてることがその中にも書いてありますよねえ。
そうなんですよ。月数とその月のテーマ植物が必ずしも一致しないのが花札なんです。

例えばこの月、萩も、どう考えても7月では早すぎますよねえ。

  証 証 証城寺
  証城寺の萩は
  ツ ツ 月夜に花盛
  己等は浮かれて
  ぽんぽこぽんのぽん

かの有名な野口雨情・『証城寺の狸囃子』にも歌われてます。
ところで、この証城寺ってのは、僕の家の…
あばばば! 余分なことを口走らないうちに話題を振りましょう。

朔の話の繰り返しですが、やはり萩の見ごろは月見の季節と重なります。
そういった意味でも7月は『月ミスマッチの月』でして。
そして、証城寺に限らず月見の場所はお寺さんの庭がベストと相場が決まってるようです。

  三井寺の 門たたかばや けふの月 (芭蕉)

雑談集(ゾウダンシュウ)に出典する名月の句です。

今宵、琵琶湖のほとりで眺める名月は、ことさら趣深い。自分もこれから三井寺に出かけ、故人の詩にあるように、「月下の門」をたたいて風雅にうち興じたいものだ。
という意味になりましょうか。
「推敲」の語源になつた賈島(カトウ)の詩ですね、「李疑ノ幽居ニ題ス」中の「僧ハ敲(タタ)ク月下ノ門」の句をふまえ、この詩句を引く謡曲『融(トオル)』の世界が念頭にあったという解説を見ました。

そして、詠まれた場所は大津の義仲寺。
例の木曽義仲ゆかりの寺、このCGなんですけどね。
なーんでバナナの木が!?

どうやら、三井寺の名物は残念ながら萩ではなかったようです。
何をばなな…

と、この壁紙CG付「ツマンネエ」言い回し、



カレンダー壁紙つき

を丸写ししました。

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わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
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牽牛のナキ

2006年07月08日 06時02分13秒 | 萩 - 7月
カブ札 7さて、七夕の翌日。極めて投稿日付に近いところで本稿を書いています。
残念ながら僕の地方では、今年の七夕もお天気には恵まれず、織姫と彦星はデートをすることができませんでした。
無理もありません。一年のうちで最も晴れの確率が低い時期ですもの。
やっぱ、ここでも新暦の欠点が暴露されましたか。

7。花札はおいちょかぶの世界では、これを『しちけん』または『ナキ』と呼びます。
うーん、牽牛のナキといったところですね。そのくせ涙雨とはいかず、はっきりしない天気ばかりが続いています。
…っといけません。はっきりしないの糸瓜のと泣き言ばかりならべていると、それこそ泣きっ面に蜂ということになってしまいます。ここらできりあげましょう。

てな感じで、よく、(消極的な意味での)エトセトラ、って意味で、「○○の糸瓜の」、って言いますよね。
これは何でなぜ?
たぶんなら、ヘチマはスカスカで中身がないから。
同義で「蜂の頭」。
こっちは簡単です。
虫ってのは大概口で噛み付くのに蜂はケツで刺す、だから頭は役立たずってことで。

では、「酢の蒟蒻の」の語源は?
これは存じません。。。

と、この言い回し、



これは必ずしも9/19〆後扱いにする必要はないのですが

を丸写ししました。

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わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
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いけない僕をイヂメて、イヂメて!
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不揃いの美学、花札

2006年07月07日 20時25分56秒 | 萩 - 7月
文月この月の話題に相応しいかは不明ですが、7/7は五節句の一つ七夕ですね。
残念ながら、花札にはその痕跡もありません。
強いて言うならば、前に話した隠しテーマ・風が微かに掠る程度でしょうか?

日月星辰というくらいですから、星祭が入っていてもいいんですがねえ。
ここらもやはり花札と言うものが、室町に宣教師の持ち込んだトランプの代用品として古来よりあった『花鳥あわせ』をベースに試行錯誤的に作られていたものであるがためでしょう。
花札と言うのは本当に不揃いなカルタです。
そこらがまた楽しいところなんですけど。

さて、七夕。
花札にはいってないというものの、日本でもかなり昔から行われていたイベントのようですよ。
万葉集にも出てきます。

天地の 初めの時ゆ 天漢(あまのかわ) い向ひ居りて 一年に 二度会はぬ 妻恋に もの思う人 天漢 安の川原の あり通ふ 出での渡に そほ船の艫にも 舳(へ)にも 船(ふな)装ひ 真楫繁貫(まかりしじぬ)き はたすすき 本葉(もとは)もよそに 秋風の 吹き来る 宵に 天の川白波しのぎ 落ち激(たぎ)つ 早瀬渡りて 若草の 妻が手枕くと 大船の 思ひ頼みて 漕ぎ来らむ その夫(つま)の子が あらたまの 年の緒長く思い来し 恋を尽さむ 七月(ふみづき)の 七日(なぬか)の宵は われも悲しも

反 歌

高麗錦(こまにしき)紐解き交(かわ)し 天人(あめひと)の妻問ふ宵ぞ われも偲はむ 彦星の川瀬を渡るさ小船(おふね)のえ行きて泊てむ川津し思ほゆ

中国の七夕伝説では、七月七日の夜、牽牛と織女とを逢わせるために、鵲が翼を並べて天の川に橋を架け、それを織女が車で渡って牽牛のもとに赴くという話になっています。ところが『万葉集』の七夕歌では、天の川を渡るのは大部分が織女ではなく牽牛であり、織女が牽牛のもとに赴くとするのは、七夕歌130余首のうちのわずか2首に過ぎません。これは、当時のわが国の妻問い婚の風習に合わせて中国の伝説を改変したからであると考えられます。また、『万葉集』には鵲も一切登場しません。牽牛が織女のもとに赴く歌の場合は、牽牛は多くは船を用い、時には徒歩で天の川を渡っています。ただし、『懐風藻』には、織女が鵲の橋を渡ることがよまれていて、『万葉集』とは顕著な対称を見せています。これは『懐風藻』が漢詩の影響を強く受けていることに由来すると考えられます。和文脈の作品に鵲の橋が登場するのは『拾遺集』あたりからです。

と、どこぞからコピペして、そして、

七夕まつりと言えば、平塚のものが有名、本日の各稿を書く上で同市のHPを大いに参考にしたことを申し上げておきましょう。
それによりますと、「懐風藻」 の七夕詩には「仙車鵲の橋を渡り、神駕清き流れを越ゆ」とある、と記されています。

「懐風藻」。日本最古の漢詩集ですね。
万葉集(759)よりも成立が早い(751)のは意外です。

と、この言い回し、



また通い婚の話ができるなあ

を丸写ししました。
だって元々が殆どコピペ…

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わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
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いけない僕をイヂメて、イヂメて!
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鹿鳴草 (しかなくさ)

2006年07月06日 21時22分00秒 | 萩 - 7月
萩ゾロはぎ【×萩・芽=子】
1 マメ科ハギ属の落葉低木の総称。山野に生え、葉は三枚の小葉からなる複葉。秋、蝶形の花を総状につけ、ふつう紅紫色。ミヤギノハギ・マルバハギなどがあり、特にヤマハギをさす。古くから庭園に植えられ、秋の七草の一。歌に鹿や雁と取り合わせて詠まれ、異称も多く、鹿鳴草しかなくさ・鹿の花妻・風聞草(かぜききぐさ)・月見草・庭見草などがある。胡枝花。からはぎ。《季 秋》
2 襲(かさね)の色目の名。表は蘇芳、裏は萌葱または青。秋に用いる。萩襲。
3 紋所の名。萩の花・葉・枝を図案化したもの。

今日はのっけから丸写しで始めましょう。
これが、花札は7月・萩の辞書引き結果です。

ねえ? ありましたでしょう。
木、秋の季語、風を聞く、そして、別名 鹿鳴草。
古くから庭園に植えられて親しまれてきた証拠がまたあります。

明治の初めに建てられた日本初の洋風社交館と言えば?
そうです。鹿鳴館ですよねえ。
このネーミングが端緒に物語っていると思えます。

ほんと、明治の人は偉かった。
進取の精神の元、どんどんと新しい文明を創っていきましたよね。

  牛飼が うたよむ時に 世の中の あらたしき歌 おほいに起る

詩歌のように古き佳き時代への復古を「新しいもの」としたものもある一方で、
なんとあの鹿鳴館では、あのウイーンフィル恒例ニューイヤーコンサートでお馴染みの、ウインナワルツ・ポルカが演奏されていたんですよ。
演奏メンバーはといえば、宮中雅楽と軍楽隊との混成、そして楽器名もドイツ語読みがあればフランス語読みもありという具合にてんでんまちまちだったそうです。

と、この言い回し、



鹿鳴館完成は明治16年ですけど

を丸写ししました。
辞書の丸写しなら…、、、

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わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
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もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


萩すすき

2006年07月05日 06時56分18秒 | 萩 - 7月
萩かす 萩すすき 来年あはむ さりながら

今日はのっけから俳句です。
これ、誰の句だと思いますか?
明治の大文豪・夏目漱石の句なんですよ。
そして、彼はロンドン留学するおり、松山の中学教員時代から親しい交友を続けてきた同年の友、正岡子規にこの句を送りました。
そうです。近代俳句の創始者である子規に。

萩すすき…
花札の光景が目に浮かびます。

来年あはむ さりながら…
思えば子規は、漱石が英国へ旅立つ時すでに重いカリエスの病にあったんですよねえ。
子規が死期を悟ったのは、花札では萩の月である旧暦七月あたりだっんでしょう。

 痰(たん)一斗 糸瓜の水も 間に合はず

 糸瓜咲いて 痰のつまりし 仏かな

 をととひの へちまの水も 取らざりき

この三句が子規の辞世と言われてますね。
その命日9月19日は「糸瓜忌(へちまひ)」です。

と、この言い回し、



漱石と子規、そういえば

を丸写ししました。

………
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わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
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いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

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風の音にぞ

2006年07月04日 16時25分32秒 | 萩 - 7月
猪旧暦というのは結構画一的なものでして、一年をきちっと春夏秋冬4等分するのです。
ということですので、7月は初秋ということになります。
感覚的には、新暦とふた月はズレがありますよね。

まあ、初秋は大げさだとしても、

   秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬ

この程度の季節ではあるのでしょう。
さて、僕は花札7月・萩のもうひとつのテーマは、風だと思うんですよ。
花鳥風月で唯一目で見ることができないものですね。
ただ、萩の揺れる様子から視覚認識ができるということです。

もう一首、今度は百人一首の歌を見てみましょう。

    有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする

58番大弐三位、後拾遺和歌集<恋二・七○九>です。
個人的には、この歌の挿絵として使うなら、花札の萩以外にないと思うんですよねえ。
おあつらえ向きに『猪』まで入ってまして。

「風吹けば」までは「いでそよ」を導き出すための序?
だから、「そよ人を 忘れやはする」だけにしか意味のない恋歌?

いけませんねえ、こういった教科書的な理解は。
序の部分もちゃんと独立した意味があるのです。
まずは叙景的に物悲しさ切なさを歌い、それから惹起された自己の内心を切々と歌う、
ですから季節明示のないこの歌の季節は秋でなければなりません。

「男心と秋の空」…んなとこでして、当時流行っていた序の使い方の典型です。

その「流行っていた」ではないですが(=序詞の教科書的訳し方)~
そよ風を清純な♀に見立てるのが、昭和後期歌謡曲では流行っていたようです。
こんな歌でも聴いてくださいな。

そうそう、すっかりダーティイメージに染まってしまってしまった統○教会のあのおばさんも、かつては「そよ風○ゅんちゃん」と呼ばれていたとか。
メーテルリンクの有名戯曲にちなんだあの歌を歌詞に関連するのでしょうが。
 
と、この言い回し、



ああ古き佳き昭和の日々 - 後期昭和歌謡第二弾

を丸写ししました。

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わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
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    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


秋の七草

2006年07月03日 17時53分46秒 | 萩 - 7月
萩カス猪との取り合わせで描かれる花札の萩。
和歌の世界では、鹿や雁と取り合わせて詠まれることのほうが多いようです。
別名『鹿鳴草』と呼ばれるくらいですからね。

そして、もう一つおもしろいのが、草に分類されていること。
競技で、藤、菖蒲、萩の5点札を集めると出来役『くさ』になる、藤のところでお話しました。
そういえば、萩は秋の七草ですものねえ。
万葉集を開きましょうか。

  萩の花 尾花葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花

ハギ(萩)、オバナ(尾花=ススキの花穂)、クズ(葛)、ナデシコ(カワラナデシコ、河原撫子)、オミナエシ(女郎花)、フジバカマ(藤袴)、アサガオ(今のキキョウ、桔梗)、秋の七草を歌った山上憶良の歌です。

さて皆さん、この歌の文字数を数えてみてください。
五七七五七七、
あれ? 歌と言うのは五七五七七じゃなかったっけ? すごい字余り!
と感じた方がいるかもしれません。

別に字余りではありません。これは旋頭歌という歌体です。
万葉集には、今で言うとこの和歌、五七五七七の短歌以外にもこうした別歌体の歌もあるんですよ。
そういわれりゃ長歌なんてものあったな、
と思い出したひともあるでしょう?

奈良時代以降は長歌や旋頭歌は殆ど詠まれなくなり、和歌といえば短歌を指すようになりました。
ちょうど将棋みたいなもんですか。

ご存知?
元々将棋には、大中小の3種類があったんですよ。
今の将棋は「小」。
銅将だの鉄将だのって駒があったようで。
そうそう、太子なんて駒もあって、玉をとっただけでは勝ちにならなかったらしいですよ。
太子がいるかぎり国は滅びない…

と、この言い回し、



こうなりゃ何でも構わないから旋頭歌を

を丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
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もっと、イヂメて~!!

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