マゾヒズムに花札を!

Female Domination & BDSM …とは殆ど関係ない花札に関する四方山話です。

言葉で飾るな 言の葉に心を乗せろ

2007年05月15日 22時21分20秒 | 雑の話題
nintendoさて、各月に散らして花札占いの話をしてきました。
今日はそのまとめということで、占いの心得としゃれ込みましょう。

一般の占いでも、筮竹に召し使われている間は、大易者にはなれません。
花札占いもこれと全く同じで、札の言葉の真髄をよく呑み込み、的確に判断ができるかが占いの分岐となります。
占う人と占われる人との間が、花札を整理しその言葉を聞いているうちに、一本の糸で結ばれたとき、占いは成功するのです。

うーん、詩歌の心に通じますねえ。
言葉を飾っているうちは決して人のこころを打つことなど適いません。
万葉集は東歌でこんなのがあるんですよ。

  筑波峯の さ百合(ゆる)の花の 夜床(ゆとこ)にも 愛(かな)しけ妹ぞ 晝も愛しけ

うわっ! なんて露骨! 教育上よくない、18禁だ、18禁だ!
ってことになりますか?
あんまりそんな話は聞きませんよね。

ここで持ち出したいのが、有名な万葉学者である犬養先生が生前よくおっしゃってた
「エログロナンセンスというけど、エロはグロではない、芸術だ、表現の仕方が悪いからグロになってしまうのだ」
です。

件の筑波峯の歌は、田舎言葉丸出しで妻に対する性愛の情を直接的に出してます。
その素直な気持ちが、時間を超え、空間を越えて他人に共感を覚えさしむのでしょう。
いかがですか?
少なくても、エロ = 低俗ということなら、今日こんなものが省みられることはありえませんよね。

と、この言い回し、



本blogは決っしてノンアダルトではありません

を丸写ししました。

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わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


三十六計逃げるに如かず

2007年05月06日 20時41分08秒 | 雑の話題
牌今日はまた八八 (合わせ) 競技の話題を。
出来役で『フケ』というのがあります。
まあ、役といえるかどうかは分かりませんけど、3人のプレーヤーのうち1人の得点が20点以下となってしまうとこの勝負は御破算になってしまう、こういうルールです。
「フケる」なんて俗語がありますよねえ。結構知られている『役』です。

人生訓的な意味合いが感じられますよ、これ。
負けるが勝ち、三十六計逃げるに如かず、勝つと思うな思えば負けよ、等々思い当ります。
そして軍記で思い出されるのは、三国志は諸葛孔明さんの兵法。
彼を軍師にした劉備は負けて負けて、逃げて逃げて、泣いて泣きまくっているうちに蜀一国を取ってしまったような感じでして。

とはいうものの、天下の大軍師として名高い孔明ですけど、兵法の発明家というよりも兵器の発明家といて位置づけるのが妥当でしょう。
「損益連弩」「木牛流馬」…柴錬三国志では兵器の設計で息抜きする孔明の姿が描かれてますよねえ。

彼の兵法は周喩には勝っていたが曹操には劣っていた、兵法家孔明は曹操の追随者、という記載を手元にある本で見ました。
そして、操の編み出した屯田制も採用した孔明は五丈原で盛んに蕪を作らせていたようです。
蕪のことを一名「諸葛菜」というそうな、、、

と、この言い回し、



根菜、根菜、こっちにこんさい (by 三木のりへい)

を丸写ししました。

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わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!



引くべきか 引かざるべきか

2007年05月01日 21時34分25秒 | 雑の話題
カブ今日はまたカブ競技の話をしましょう。
八八 (合わせ) やこいこいと同じく点数の大小で勝負を競いますが、カブは札合わせではありません。
単純に引いた札の合計点で勝負を競います。

そして点数として使われるのは各札の月数、松ならば光札でもカス札でも1、藤ならば4、という具合に計算します。
手持ち札の合計値の一の位の数字が得点となり、これが大きいプレーヤーが勝ちと言うわけです。
ですから、カブ = 9 が最高という訳ですね。

大雑把にいえば、トランプのトゥー・テン・ジャック (ブラックジャック)のようなゲームなのです。
が、違うところといえば。トランプの方は21を超えてしまうと0点になってしまうでしょう?
カブは、それがないんですよ。
その分だけ単純、単純な分だけ奥が深くなり、多くの人々がこれに嵌っていくのです。

「思案六法」という格言があります。
なんか、非常に語呂がいい、して意味は?
前に話したように、カブでは6のことを気取って六法といいます。手持ちが6のときは後1枚引くかどうか迷う、こういうことなのです。

まあ、確率論の世界ですよねえ。
そんなものの影も形もない時代から、人はそれを経験的に感じ取っていたのです。
そうでしたよねえ。そもそも確率論というのは、ある博打好きの貴族が著名な数学者に博打の目について質問をしたのを機に発祥したのですから。
この数学者は誰だったか? 答えは書きませんゾ。
高校生以上の皆さんなら多分学校で習っている筈です。復習しましょう。

と、高等学校数学の復習ついでにもうひとつ。
こんな話はご存知?

ある不動産屋のセールストークに曰く「ここは平均所得の高い地域ですから環境としては…」
それに釣られて買ったところ、そんな風でもない。
どうしたことかと調べてみるに。
偶々大富豪の別荘が3件あったために、平均所得を押し上げていたと判明。

そうでしたよねえ。有限母集団の特性値として算術平均のみを使うのは妥当ではない。
このケースの場合なら、最頻値(モード)或いは中位値(メジアン)あたりで特性を掴むのが良し、ですね。
と、この言い回し、



CGは「蜀山人のみた(上野)松坂屋」だそうです

を丸写ししました。

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わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
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いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!