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マゾヒズムに花札を!

Female Domination & BDSM …とは殆ど関係ない花札に関する四方山話です。

みなす

2006年11月11日 17時35分21秒 | 柳 - 11月
雨5今日は競技花札の話です。

八八 (合わせ) 競技の出来役で、『六短』或いは『七短』というのがあります。
説明せずとも分かるでしょう? 短冊の配された札、全部で10枚ある5点札を6枚若しくは7枚集めた役ですよねえ。
ところが元々のルールでは、柳 (雨) の5点札は対象外なんですよ。
即ち、残りの5点札、9分の6 (9分の7) を揃えなければならないわけです。
柳の札は全てカス札とみなすことができる、この優待とのバランスでしょうか?

ところが、手役の方にはこの縛りはない。柳5点札+任意のカス札×6 でも手役『短一』は完成します。
ただし~
そうですよねえ。投稿日付では後になる過去投稿を読んでくれた人は「あはっ!」と言ってるでしょう?
柳5点札はカス札とみなすことができるのですから、(そうみなして、全部カス札の高位手役) 『からす』にしたほうが得になります。
事実上有名無実の縛りだったわけです。

時に皆さん。
「みなす」と「推定する」の違いは解ります?
まあ、普通に話す分には大した話ではないのですが、これが法律用語の世界になるとちゃんと区別しとかなければならない。
有罪無罪がひっくり返ってしまいますものねえ。
「みなす」というのは、白いものを黒、とくるめること、「推定する」というのはそれをデフォルトとする、ということ (反証を挙げたらひっくりかえる) です。
なぜか僕、最近になってこうした法学の基礎講義を受ける機会にめぐまれてましてねえ、ちょっと凝ってるところです。

法律用語の別の特色はといえば、漢字を独特な読み方をする場合があるということでしょう。
例えば、遡及。これは「さっきゅう」と読みます。
同音の別用語「訴求」と区別するためにそうしてるのであって、別に奇をてらってる訳ではありません。
ましてや、一部ネット掲示板で用いられている意図的誤字や符牒のように、波長のあう人間だけで排他的馴れ合いをする目的で独特な読み方をしている訳でなどあろう筈もありませんから、念のため。

そうですね。者、物、(抽象的な)もの、
これらを区別するためにわざと、シャ、ブツ、と読むことがありますものねえ。
え? こんなの社会常識レベルの知識じゃないですか。
しっかりしてくださいな。

と、この言い回し、



では季節感を出して

を丸写ししました。
番頭なんて物が…

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


燕と隼

2006年11月10日 00時08分09秒 | 柳 - 11月
燕11月・柳(雨)の10点札に描かれますのは、燕です。
花札に燕がいることはあまり印象に残りませんよねえ。前にも言いましたか?
これも、20点札の道風のイメージが強いせいでしょう。
今日は再び、この目立たない燕を話題にしましょうか。

燕、燕。
1 スズメ目ツバメ科の鳥。全長一七センチくらい。上面が黒く下面は白、額・のどが赤い。翼が細長く、尾も長くて先が二またに分かれており、敏捷に飛びながら昆虫を捕食。日本には夏鳥として渡来し、人家などに椀形の巣を作る。ツバメ科の鳥はほぼ全世界に約七五種が分布。日本では、ほかにショウドウツバメ・イワツバメ・コシアカツバメなども繁殖する。つばくら。つばくろ。つばくらめ。《季 春 子=夏》

  大津絵に 糞落しゆく 燕かな (蕪村)

「つばむ」からきてるようですね。それから、やっぱり夏鳥…
なになに? 2の意味は?
2 年上の女性にかわいがられる若い男

…話題を振りましょう。辞書にはない3の意味を。

3 2004年(平成16年)3月以降、九州旅客鉄道(JR九州)の九州新幹線新八代駅~鹿児島中央駅間を運行している新幹線列車の愛称を指す。「つばめ」の名称はその起源を1930年(昭和5年)10月まで遡り、戦前・戦後を通じ国鉄を代表する特急列車の愛称とされてきた歴史がある。

と、その敏捷な動作から九州内の特急の愛称として用いられ、長いこと親しまれているのが燕なのです。
面白い話があったらしいですよ。
やはり今はなくなってしまった、東京-西鹿児島 の寝台特急「はやぶさ」、
「つばめ」は大牟田の駅でこの「はやぶさ」を追い抜いてしまうのです。
「はやぶさがつばめに食われてたんじゃ洒落になんねぇ」なぜか散々聞かされている僕です。

こうした国鉄時代の逸話には古き佳き日々の匂いが感じられますよねえ。
言うまでもなく、今はJRという民間会社。
お役所仕事を脱皮するための民営化は、果たしてよい結果をもたらしているのでしょうか?
いいとこ両取を目論んで、その結果は? という事態にならなければいいのですけど。
訓話としてよく用いられる話を紹介します。皮肉屋で知られるバーナード・ショウが某女優からプロポーズされたときの逸話があるでしょう。

♀「貴男の明晰な頭脳と私の豊満な肉体を兼ね備えた子供が生まれたらどんなに素晴らしいことでしょう!」
♂「(スカサズ、ニャットワライ)しかし、私の貧弱な肉体と貴女のお粗末なオツムを持った子供が生まれたとしたら、こらまた悲劇でしょうな」

優性遺伝もあれば、劣性遺伝もあり、、、

と、この言い回し、



えっ!? BBSを覗くと、、、

を丸写ししました。
これまた2度目。
どうやら彼女、同人のことを当てこすってるみたいね、…って…

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


雨など降るもをかし

2006年11月09日 21時03分12秒 | 柳 - 11月
雨光今更繰り返すもなく、花札11月・柳の別名は雨です。
空から降ってくるものは、なんで雨なんでしょうか?
地球は水の惑星、すべての生命体の命の源たるその水は天から降ってくるのです。
よくよく考えれば不思議なものでして。

そして、我々日本人の祖先たちはそれを風雅として楽しむこころを持っていました。
雨など降るもをかし、枕草子にもありますよねえ。
ああそうだ。この記事を書いているのは6月で真冬の話をしたあの日の翌日なんですよ。
バランスをとる意味で、今度は11月で晩春から初夏の話を書きましょう。
ということで、「香爐峰の雪」の続編です。
傘を持たず雨にあったとき、彼女たち一部女子高校生は「今日は山吹(の花)」というらしいでよ。

江戸城を築城した、あの太田道灌の逸話からきてるとお分かりになるかたも多いでしょう。
この話をするためにはまず元逸話である、「後拾遺和歌集 」兼明親王の話をしなければなりません。

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兼明親王(914-987)が京都の小倉に住んでいた頃、雨の日に蓑を借りたいと言う来客に、代わりに山吹の枝を折って持たせて帰らせました。
後日、その客が山吹を渡された意味が判らないと聞いて来たので、親王はこの歌を返したそうです。

  七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞあやしき

そこには、一重の山吹は実が成るけれど、八重咲きの山吹はいくら花が咲いても一つも実は成らない。
それから引いて、貸すべき蓑のひとつも無いのは心苦しい事だという寓意が含まれていました。

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その元逸話を引いたとこで道灌の逸話になります。

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あるとき、道灌は遠乗りに出ました。そこに降ってきた突然の雨。
困った道灌は、近くの民家を訪ね蓑を所望しました。
すると、応対に出た一人の娘、道灌をじっと見つめたのち、すっと外に。
やがてずぶぬれになって戻ってきた娘は、蓑ではなく「一輪の山吹の花」をそっと差し出し、無言でひざまづく。
何のことか分からない道灌は、憤慨して帰路に着きました。

その夜、道灌が近臣にこのことを語ったところ、近臣の一人、中村重頼が進み出て謎解きをしたのです。

  七重八重、花は咲けども 山吹の みの一つだに なきぞ悲しき

これを聞いた道灌は、名もなき少女ですら知っていた逸話を知らなかった不明を恥じ、詩歌の道を勉強することになるのです。

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と、まあ、こんな話でしたね。
正直僕は、少女がこの歌を詠んだのだと思ってたのですが。

馬鹿にしないでくださいよ。
胡桃沢耕史さんも同じ勘違いしてたんですから。
『夜明けを奔る旗手』読んでね。

と、この言い回し、今更断るまでもなく、



山吹の花

を巧みに丸写ししました。
ま、いつものパターンを崩したくないから、いきますか。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


カエルの歌が…

2006年11月08日 07時16分18秒 | 柳 - 11月
変り雨柳 (雨) の20点札に登場する動物は蛙です。
あの姿や泣き声は、まあ、お世辞にも雅とは言えませんが、なかなかどうして、僕たちの先人たちはこれを楽しんでいたようです。
古今集の序を見てみましょうか。

やまと歌は、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。
世の中にある人、ことわざ繁きものなれば、心に思ふことを、見るもの聞くものにつけて、言ひ出せるなり。
花に鳴く鶯、水にすむ蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける。
力をも入れずして天地を動かし、目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ、男女の中をもやはらげ、猛きもののふの心をも慰むるは歌なり。

そう言われてみれば、鳥獣戯画なんてのもありましたね。
古来より日本では親しまれてきた動物といえるでしょう。

本格的に詩歌にしたのは、江戸時代の俳人・小林一茶、痩せ蛙の一茶ですよねえ。
彼は、ありとあらゆるものに慈しみをもっていたのでしょう。

  やれ打つな 蝿が手をする 足をする

ねえ? いかにも一茶らしい慈しみの心のにじみ出た代表作ですね。
ただ、
ハエが足のすっているような動作は、付着した細菌を落としてるのですから油断は禁物ですぞ。
って、さいきん(掛詞)ハエなんかいないか、

と、この言い回し、



"Yare utsuna hae ga te o suru ashi o suru."

を丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!



唐寺の甍にふる寒き雨

2006年11月07日 23時54分32秒 | 柳 - 11月
柳短さて、ああだこうだと言いましても、花札の11月は柳、通称雨。
この決まりは動かせません。
11月に相応しい雨の光景を探してみるとしましょう。

こんなのはどうです?
医学と短歌の二つの道に名を残した斉藤茂吉の歌です。

  あはれあはれ ここは肥前の 長崎か 唐寺の甍に ふる寒き雨

花札の完成期は江戸時代、その江戸時代唯一外国との交わりのあった長崎に降る氷雨です。

外国との交わりのあった長崎だから、(欧米系統)の外人が多い。なんせ、『長崎(=名が先)の女』というくらいだから。
などと、いってはふざけてたんですけど。
今あらためて調べてみると、『長崎の女』は~

2 海を見下ろす 外人墓地で
  君と別れた 霧の夜
  サファイヤ色の まなざしが
  燃える心に まだ残る
  ああ 長崎の 長崎の女

本当に外人さんだったんですね。。。

と、この言い回し、



女と書いて『ひと』

を巧みに丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!

風神・雷神

2006年11月06日 07時16分33秒 | 柳 - 11月
水木 花札はい、また柳(雨)のカス札である鬼札の話をしましょう。
図柄をよく見てください。あっと。今日のCGではなく、前に使った正当の鬼札です。
稲光に雨、鬼の手足に太鼓。
これ、雷様ですよ。

そういえば日本では、雷神や風神は鬼の姿に描かれますよねえ。
自然天然の脅威もまた人智でははかり知れない存在、ということで鬼だったんでしょう。

このように色々な物を現す『鬼』の字ですが、元々は幽霊・死人って意味だったらしいです。
『墓場の鬼太郎』なんてのは、元々の意味に使われてますよねえ。
鬼楽官とは葬式カンパニーのこと、前に話題にしました。

もうひとつ漢文の例を見てみましょう。
論語の有名な一説です。

 季路問事鬼神。子曰、未能事人、焉能事鬼。敢問死。曰、未知生、焉知死。

ね? 鬼 = 死人 の意味ですよねえ。
そうそう、これのパロで面白いのがありましたよ。

> 子曰く、未だ2chに事うること能はず、焉んぞ能く番頭グループに事えんと。
>
> 敢てatを問うと。
>
> 曰く、未だ番頭を知らず、焉んぞatを知らんと。

なんか有名な集団のようですけど、因みに僕はこの人たちとは考え方を異にします。
煎ずれば、どこのどなたともわからない方を、特定の実在人○○氏と決め打って、或いはそこまでいかないまでも実在人と同質のネット人格を作り上げて、あたかもその方と接するがごとくに感情移入して言動する気にはなれません。
ただこれを逆に言えば、『どこのどなたともわからない方』とでも情報交換することができる、と云うことになりますね。

と、この言い回し、



『番頭グループ』とは?

を丸写ししました。
しかも、この記事はと…いえば…

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!



雨が小粒の真珠なら

2006年11月05日 20時51分53秒 | 柳 - 11月
雨花札の11月は、柳(雨)。
投稿日付に拘らず随分前に書きましたが、どうも季節感が沸きません。
そうですよねえ。雨と言うのは一年中降りますもの。

鬱陶しい雨降り。
でもそれはそれで、情緒があるものです。

 雨が小粒の真珠なら ~♪

なんて、昔ながらの歌謡曲の一節などを。
ロマンチックですよねえ。

千年以上も昔の万葉人たちも、雨をロマンチックと感じていたようですよ。
万葉集巻7は壱千九拾晩、の作者未詳の歌を見ましょう。

  我妹子(わぎもこ)が 赤裳(あかも)の裾の ひづちなむ 今日の小雨に 我れさへ濡れな

「妹」、これも何度も出てきてる単語ですよね。
書かなくてもお分かりと思って、触れなかったのですが、いもうと という意味ではありません。
古語においては、恋人、妻という意味です。

「わぎもこ」は、「わがせこ = マイダーリン」の反対、マイハニー、犬養博士流に言えば「可愛いあのこちゃん」ということになりますか。
それにしても、赤スカートの裾と雨は、殿方の気を引くための小道具であるようで、

と、この言い回し、



常に見直しはしてますので過去稿もお目通しのほどを

を丸写ししました。

………
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わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!


鬼か神か

2006年11月04日 07時14分21秒 | 柳 - 11月
鬼札再び、柳(雨)のカス札=鬼札の話をしましょう。

投稿日付に拘らず前に話した『むし』競技ではこれがトランプのジョーカーに相当する札になります。
そう、むしでは鬼札は雨のカス札ではなくなり、(逆に雨以外の)どんな札とも合わせてとれる万能の札になるのです。
これに関連した用語もいくつか。
鬼付の場 (始めの場札の中に鬼札のある状態)、めくりの鬼付、鬼をかつぐ(逡巡して折角の鬼札を持ち続けてしまうこと) 等々。

一義的には悪である鬼も能力的には、人を遥かに凌駕する存在。
羅生門の下を散策していたら、すばらしい(漢詩の)対句が浮かんできた、これは自分に鬼が乗り移って創ったに違いない、『鬼の対句』だなんて。
人智を超えた傑物のことを『鬼』ということがありますよね。

「小次郎将門、鬼か神か?」
大昔の某国営放送大河ドラマで、山口崇ふんする平貞盛が吐いた台詞です。
小次郎将門とは、主人公・平将門、西暦三桁の時代にわずか2ヶ月で関八州を平定し坂東の地に独立国家を築きあげた武将ですよねえ。

ほんと、これ、神業ですよ!
いや、将門という人の肉体に鬼が乗り移ったんですか。
はい、鬼神将門の子孫である僕が申しておるのですから間違いはございません。

こういうのご存知ですか?
直系尊属、父母は二人、祖父母は四人、と、固めにみて一代30年で計算すると…
1705年、赤穂浪士時代あたりかな、には1000人超の私のご先祖がいると計算できます。
そして、更に300年遡った一休さんの時代には100万人。
という具合に、10世紀まで遡らないうちに当時の日本人口を超えてしまうのです。

このお遊びは、先祖は誰々というのはバカみたい、というアイロニーに用いられますよね。
殿だかなんだかといわれてやに下がっていた、いつぞやの総理大臣、

と、この言い回し、



土佐日記ですよ~

を丸写ししました。
……女鬼平……鬼ミユ

………
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わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!



文化の日

2006年11月03日 21時25分11秒 | 柳 - 11月

おりがみ雨のち『紺碧の空』 と書いてから随分たったような気がしますけど、なぜか同じ日の投稿です。
いやいや、ちゃんと種を明かしましょう。
実際にこれを書いているのは、折りしも雨の季節、それに相応しく本州全般に渡って梅雨末期の大雨に見舞われています。

雨、花札11月・柳の異称。雨も柳も、稲光も燕も、小野道風も蛙も11月のイメージではない、何度も繰り返してきました。
今日はそうですねえ? 投稿日11/3に因んだ話でもしましょう。

  文化の日 昭和は遠く なりにけり

そうです。11/3、文化の日。
おっと、旧称は明治節ですね。
「明治は遠くなりにけり」、本当に偉い人たちが揃ってました。
鹿鳴館の話は前にしましたでしょう? 進取の精神の元、どんどんと新しい文明を創っていきましたよね。
ただ鵜呑み猿真似をするのではない、ちゃんと日本の文化として取り入れていく、
室町江戸の人たちが、トランプから花札を創っていた、あの気風が残っていました。

それから、もう一つ、学問もそうでした。
例えばですよ。「経済」という言葉は江戸時代にはありませんでした。
仏教の「経世済民」から、これを造語したのは福沢諭吉です。
これからの世の「経世済民」はこれしかない! とひらめいたからですね。

明治の人は偉かった。
外来語の概念をちゃんと咀嚼して、日本語を作ろうとした。
それに引き換え、平成の世のIT関連のおえらいさんたちは…

とまあ、こんな嘆きをよそに小学校英語必修の話が。
英語かぶれの僕が言うのも意外かもしれませんけど、これには大反対です。
でもね、世の反対理由と僕のとはちょっとニュアンスが違うと思うんですよ。

ほら、今出てる反対理由の大半は「国語力が落ちる」ってやつでしょう。
なんて言ったらいいんだろう? 「英語力」と「国語力」とは別物、へたすりゃ相対立するものって前提で考えている、って言えば言いのでしょうか?
僕は両者は同じものだと思うんですよねえ。「言語力」って意味の「国語力」ってことで。
ならば、少なくても初等教育の段階では母国語を使って鍛えたほうが効率いいに決まってます。
幸いなことに我が日本には、これだけ美しい古典があるのです。

万年英検落第生の僕が言うのも説得力がないのですが、でも言う。
国語が出来れば、英語だってヘブライ語だって出来るようになります。
逆に国語が出来ないのなら、英語もスワヒリ語も出来やしませんよ。

と、この言い回し、



50歳にならないと19歳を演じられないとな?
これも長篇歌謡浪曲の世界

のもうせんとは違う部分を丸写ししました。
それに。
どっかで同じような演説をしたような気…が…

………
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わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
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雨のち『紺碧の空』

2006年11月03日 06時55分49秒 | 柳 - 11月
雨開口一番に使った柳(雨)の20点札。
花札中、唯一実在の人物が配されている札です。

小野道風、平安時代の書家ですね。
そして道風が見つめているのは、蛙。
雨の中必死に柳に飛びつこうとしている蛙を見て、努力することを学んだ道風と伝えられます。
投稿日付に拘らず、随分前にタイトルにしました。

今だから言います。
僕は、あのタイトルでトリノ五輪の日本選手団に応援を送ったんですよ。
然るに結果は…
雨降り続きでしたねえ。もう土砂降りといっていい。
けど、この世に止まなかった雨はありません。

敢えて言うまでもないでしょう。
フィギュアスケート女子が、見事雨雲を吹っ飛ばしてくれました。

僕は女子フィギュアには注目していたんですよ。
いやいや、別のアダルトブログで記事にしたような

  い や ら し ~ ~ ~

意味でばかりではありません。
荒川・村主の両選手は早稲田大学出身。僕の後輩なんですよねえ。
僕も競技当日はテレビの前に釘付けになり、早大第一応援歌・紺碧の空

 紺碧の空仰ぐ日輪 
 光輝あまねき伝統の下
 すぐりし精鋭闘志はもえて 
 理想の王座を占むる者我等
 早稲田 早稲田
 覇者 覇者 早稲田

を歌ったりして。
勿論声に出してではない、心の中でですけど。
それはそれとしても、変態マゾ男の僕も、かろうじて早稲田マンの端くれではあったようです。

さて、僕は優勝した荒川選手よりもむしろ、4位の村主選手のほうに感動したんですよ。

ここで早慶野球戦の話をしましょう。

花の早慶戦。
俗に、投の慶応、打の早稲田、と言われています。
この『打棒・早稲田』とは決して「スラッガーをずらり集めたチーム」という意味ではありません。
見るも無様な構えから、それでもここぞというときに生み出す集中打…
これが他の5校の好投手たちを震え上がらせた打棒・早稲田なのです。
「戦前には成田高出身の選手がよく中心打者になっていたが、打席に立った彼等の背中の後ろには(成田山新勝寺の)不動明王像の如き炎が上がっていた」
オールドファンは回想してます。

日本時間2月24日未明。
スルツカヤ選手に負けるものか、
コーエン選手に負けるものか、
そして、同僚の荒川選手にだけは絶対負けるものか…
村主章枝選手は闘志の塊となって挑みました。
ええ、僕ははっきり見ましたよ。銀盤に焔(ほむら)が立っていたのを。

結果は負けてしまった、でもそれはそれでいいではありませんか。
村主さん、貴女こそ名五輪代表、伝統の稲門体育会正当中の正当です。

日本国歌『君が代』を送られた勝者・荒川選手。
村主選手には、『紺碧の空』作詞:住治男 作曲:古関裕而 のこの名曲を送りたいと思います。

と、この言い回し、



日本野球の生みの親

を巧みに丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!