月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

198.2019.9.29播州屋台入魂式紀行(月刊「祭」2019.9月25号)

2019-09-29 16:48:06 | 屋台・だんじり・神輿-装飾の工芸、新調、改修、修復-

●宇佐崎屋台

間に合いませんでした。
 
●英賀神社 英賀西だんじり
 だんじりの購入に合わせて、一昨年新調した屋台も出していました。
 






 


 



↑写真にはほとんど写っていませんが、楼門の随神像と狛犬を平成天皇即位に合わせて修復しています。


↑拝殿は令和元年に新調しました。
 
●姫路市荒川神社 井ノ口屋台


彫刻
山下彫刻師によるもの。

↑仮狭間です。この時点で屋台の美しさは完成されているようにも感じます。


↑魚が入り組んだ籠彫りの彫り物
 
 

↑国生みの神話 露盤は四面日本神話のようにみえむした。 露盤という仏具に神話を配置するのは、今に残る神仏習合と言えるかもしれません。
 
刺繍
川村刺繍製の水引幕と高欄掛は今までにないテーマのものでした。

↑白澤(はくたく) 。文政期には旅人のお守りや病除けの枕守りの図柄として好まれていました。
参考



蛟(みずち)蛇(龍)頭に四肢がついたものです。

鳳凰

麒麟。これもあまり、他では見られません。


鷲退治
 
 

鯰退治。地震よけでしょうか。東日本大震災を経て、南海トラフの危険性が盛んに報じられてから、刺繍や彫刻などで用いられるところがいくつか見られます。


↑河虎(かわこ)退治 ウィキペ●アでは、河童の別名のように書かれていました。寛政十二年(1800)の「西播怪談実記」という本にも出ているそうですが、ここ(国文学研究資料館)では、「河虎(かわとら)の妙薬を伝へし事」という題名のみ見つけることができました。

狐退治
 
金具
金具は明石町もてがけた現代の名工北角師によるものです。
 うっとり彫かつ透かし彫の井筒端は見事なものでした。






総才には鷲がしつらえてあるそうでしたが、写真を撮れませんでした。
 
●井ノ口屋台を祝う町坪(ちょうのつぼ)屋台
 
今日の主役は井ノ口屋台なので、町坪屋台は擬宝珠も露盤もない状態です。また、正装のまわしでなく、私服にハチマキ、あるいは黒ズボンに白シャツにハチマキで、出席していました。

 
 

虎の透かし彫。デフォルメされた虎を彫っていました。


川村刺繍製の精巧な刺繍でした。
 
 


 


 
 
 




 
 


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