野球報道の果たす役割

野球ファンの「野球観」は、テレビ・新聞のスポーツ記事によって構成される。

観客増員を目指すには、野球報道の果たす役割は大きい。

もし、本物のスポーツジャーナリズムを目指すなら、「野球の魅力」を報道して欲しい。・・・スポーツは、現場で体感することが、原点であろう。

現状は、どうだ。
多くのスポーツ新聞は、選手個人のデータや、チームの成績を伝えるだけである。

スターの活躍した場合は、紙面全体に取り上げ・大ニュースとなる。試合の扱い方も、ヒーローを作り出す。
スターでないヒーローの場合は、扱いは、小さくなる。

人気チームの記事は、大きく、パリーグの記事は、小さい。

新聞社の経営方針のためか、客観的なスポーツ報道はなかなか難しい。しかし可能かどうか。真剣に考えて欲しい。

「真のスポーツ報道」に期待する。

①野球の魅力は、観客が球場で「歓喜の瞬間」を実感することであると思う。それを伝えて欲しい。

②我がチームの歓喜は、相手チームの苦渋であることを考慮し、歓喜の要因・苦渋の要因を、紹介して欲しい。
自分チームの勝利やヒーローだけを記事にするだけでなく、相手チームの敗因やチーム状況を伝えて欲しいということである。

③各チームは、それぞれの野球スタイルがある。
しかし主要選手の故障・不調により、野球スタイルを変化させる場合がある。このようなチームの動向を紹介し、試合の予想を読者にも出来るようにして欲しい。

④また各チーム状況を総括して、リーグ全体の動向を紹介して欲しい。

結果だけを取り上げるのでなく、良い結果のための努力プロセスなども紹介して欲しい。そして野球の魅力を、球場での体感したことを、伝えて欲しい。