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最近伊坂さんばかりだったので、
ちょっと他のものも読んでみたくなって、図書館で借りてきました。
久々の森絵都さんです。
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「私は、“永遠”という響きにめっぽう弱い子供だった。」
誕生日会をめぐる小さな事件。黒魔女のように恐ろしい担任との闘い。
ぐれかかった中学時代。バイト料で買った苺のケーキ。
こてんぱんにくだけちった高校での初恋…。どこにでもいる普通の少女、紀子。
小学三年から高校三年までの九年間を、七十年代、八十年代のエッセンスを
ちりばめて描いたベストセラー。第一回本屋大賞第四位作品。
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すごいよかった!!一気に読みました。
それぞれの時代でいろんなエピソードがあるんだけど、
どれもすごいリアルで昔の自分を思い出しました。
こんな時代が私にも確かにあった!
そのときの気持ちを思い出してキュンとなったり、
これから子どもたちが通る思春期を想像して苦しくなったり。
子どもにとって耐えられないくらい辛いことや、
この先もずっと変わらない・・・と思ってたことも、
永遠なんてことはなくって(いい意味でも悪い意味でも)
周りも自分も変わって行くことを知って・・・
それが成長するってことなんだって。
そんなことを改めて感じました。
大人になった今だからわかることだけど。
そういえば私も中学時代は悩みばっかりだったような・・・(笑)
大人になっても悩みは尽きないけど、
それなりにやり過ごして生きる術をいろんな経験から得たんだろうな。
そう思うと思春期って必要な時期なんだと思えました。
この先子どものことで悩むことがあっても、
この本を思い出せば少しは気が楽になるかも。
ひめにも坊主にもいつか読ませたい名作です。
森絵都さん・・・伊坂さんとは全然違うタイプだけど大好きです
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