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彫刻家のつれづれ日記2

彫刻家・田中等のつれづれ日記をお送りします

New window of the Waterfront

2014-09-09 22:50:17 | シンポジウム
☆今日は火曜日で作業休養日です。

実は宿舎に大勢の宿泊者が泊まる会議が予定されており、私たちは午前のうちに部屋の移動を余儀なくされました。

新しい部屋はトイレもバスも無く、何よりもインターネットの接続が最悪の環境です。

おそらく、元の部屋に戻るまでは、このブログの更新もママならないと思います。

☆午後からランチを摂りに、女性陣とWaterfrontへ出かけました。

宿舎の周りには何もないので、食事を摂るには車で15分から20分走ってWaterfrontへ出なければなりません。

車をシンポジウム会場へ止めて、しばらく作品の点検をしました。








この背面の側面は、この割肌のまま残すことにしました。

割肌を落としてしまうと作品のスケールが小さくなるし、曲面との対比が効果的だと思います。






☆女性陣4名(Karin, Fetiye, Nana, Alison)と出かけました。







シンポジウムのスポンサーで、私たちにギフト券を発行してくれている”BRITT'S”というパブ・レストランへ入りました。



テラスでの優雅なランチでした。







私が摂ったのは、懲りずにロブスター・ロールに、念願のビール。



Karinたちは大きなビーフステーキ。





これで、ギフト券オーバー分の5ドルちょっとを支払っただけ。

☆食後はBRUSWICK SQUAREを中心にプラプラ。

寿司ショップを発見!




その後、私とFetiyeはMarket SquareのMuseumへ行きました。

色んな分野の展示の中で、鯨の標本に圧倒されました。




鯨ウオッチングでは、写真のように上半身を見せることもあるようです。



☆再びシンポジウム会場へ戻りました。

背面の高さは、このままでバランスが取れていると判断しました。




☆夕刻5時から、シンポジウム会場でスポンサーとのレセプションが開かれました。

私の作品を大変気に入ってくださったご夫妻です。


















☆Waterfront DevelopmentのKentさんも来ていただきました(右)。左はDianaさんのご主人。

Kentさんには、作品を大変気に入っていただき、作品の仕上げ等についても了解していただきました。

作品のタイトルは、”New window of the Waterfront”と決定しました。








☆私の作品の前で、作家全員との記念写真撮影となりました。





☆留学生のSayaさんもWaterfront DevelopmentのFranさん(Sayaさんのホストファミリー)と一緒に顔を出してくれました。






Saint John 29日目 立つ Stand up

2014-09-08 19:36:50 | シンポジウム
☆今日は快晴の一日でした。

午後からは風が凍てつくような冷たさでした。

☆朝一に、作品を立てました。














☆今日も大型客船がやってきました。



☆11時前にWaterfront DevelopmentのKentさんが来訪。

設置場所の打ち合わせでした。

設置場所は第一候補のこのwaterfrontではなく、第2候補のハイウエイ真下の遊歩道沿いでした。






いろいろ見て廻り、このベンチの場所に決めました。

丁度、停泊している大型客船が真向かいに見えます。

ここは最初にフランス人がSaint Johnを発見して上陸した記念碑的な地点です。

窓の向こうに、waterfrontのアップタウンが見えるように配置してもらうことにしました。






☆午後に、ランチの後にcity marketに行って見ました。



中国人のお店の前に中華系の食品のコーナーがありました。

残念ながらうどんはありませんでしたが、色んなものがありました。








煮なければならないインスタントラーメンは面倒ですので、他の韓国人のお店で辛ラーメンのカップ麺を買って帰りました。

☆午後の様子です。











☆私の作品は上部に削岩機の穴が通っていました。

アール本体の穴は落としましたが、背部の穴はそのままにしてありました。

設置場所が湾を見渡す水際になったので、この穴から湾を覗いてもらうのも楽しいなと思い、このまま残すことにしました。






☆大型客船が出航します。

湾内で180度方向転換します。




この右方向が私の作品の設置場所になります。







☆ビデオの撮影がありました。



☆私の作品の夕刻の状態です。

残り、制作期間は9日のみです。










Saint John 28日目 ちらし寿司 

2014-09-07 22:18:11 | シンポジウム
☆朝のうちはまだ雲の多い天候でしたが、じきに雲は切れ快晴となりました。

午前のうちは、まだ空気が冷たかったですが、午後からは暑い陽射しとなりました。






☆私の作業は、台座部の仕上げとそのほかの仕上げでした。

台座部は、大きなクラックがあったので、その部分を半円形の凹形のフォルムとして成形しました。

違和感は無いと思います。








☆今日のワークショップは木工でした。

このワークショップの素晴らしさは、設備と道具をプロの仕様そのままに作業させてもらえると言うことです。

日本では考えられません。














☆おおよその成形作業が進みましたので、出来るところからカップ砥石を掛けようと思いました。

ところが、シンポジウムで準備したカップ砥石はすでにすべて消耗してしまい、シンポジウム予算も底をついて追加購入ができないと判明。

それでセラミカの50#で研磨すればカップ砥石は必要ない、というJo(ヨー)の説得で、いきなり研磨作業に入ることになってしまいました。










☆夕食時にManamiさんと娘の沙羅さんが、ちらし寿司、お味噌汁、アップルパイ生地スイーツを差し入れてくださいました。









ありがとうございました!


Saint John 27日目 一日濃霧 Fog

2014-09-06 18:42:19 | シンポジウム
☆今日は一日中ずっと濃霧のなかでした。

霧雨混じりの鬱陶しい天候でしたが、幸い強い風が無かったので冷え込みはありませんでした。




☆今日は子供たちのワークショップが開かれました。



右の3人は兄弟です。お揃いの色違いモヒカン・ヘアーでした。







☆私の作業です。

そろそろ7インチブレードとUFOも最後の一枚に変え時となりました。




今日は台座部の側面落しと背面フォルムの側面落しを進めました。

形が出てくると、かなり大きな作品だと感じます。






夕刻の様子です。







☆夜は、前回のシンポジウムでインターンだったアリス(Alice)とFudge夫妻のアパートメントに招待されました。



















☆Fudgeは映像制作の仕事をしています。

これはまだ編集中のシンポジウム映像。

音響効果抜群の作品です。






☆アパートメントにはいろんな人が次から次に訪れて、最後はダンス大会になりました。

もちろん、私も老体に鞭打って踊りました。






Saint John 26日目 Sussex Balloon Fiesta

2014-09-05 22:21:01 | シンポジウム
☆今日も一日快晴の好い天気でした。

陽射しは強いですが、午前は風がとても冷たく寒かったです。

午後後半からはむっとする蒸し暑さとなりました。

☆午前の様子です。
















☆子供たちの見学がありました。

海外のシンポジウムでは必ず先生に引率された子供たちがやってきます。

ところが日本のシンポジウムでは、教育委員会が関わっているにもかかわらず、年間スケジュール決まっているからと言う理由で、学校は絶対に子供たちを引率してきません。




☆私は方形のフォルム出しを進めました。

朝一の作業で、先端をクサビで飛ばしてしまい、予定より背丈の低い方形になってしまいました。










☆午後は3時半過ぎで作業を終了し、夕刻から50kmほど東へ向かったSussexという町で開かれているバルーン・フェスタへ出かけました。









☆ところが、バルーンが飛び立つところを見る前に、町内の小さなギャラリーでのレセプションへ向かいました。

このSussexはフォン(Fong)の作品の設置場所で、コミュニティーの方たちによるレセプションに出席するのが目的で、バルーンはたんなるこの日の日程の動機付けに過ぎませんでした。

疲れた体で、バルーンを楽しみにしてきたので、作家たちは半ばうんざりでした。




料理はとても美しくレイアウトされたものでしたが、私の口に合うものはありません。

このレセプションでの食事が今夜の夕食ですので、ほとんどお腹を満たすことなく、空腹のまま宿舎に帰ることになりました。








コミュニティーの方の中に、3年前のSchoodicを訪れて、私から石片にサインをしてもらったと言うご婦人が居られました。

この後、フォンの作品の設置場所を見に行きましたが、ビルの間の空間で、広々とした緑の空間が相応しいフォンの作品にとっては最悪の場所だと、みんな驚きの表情でした。




この後再びギャラリーへ戻りましたが、私がトイレに行っている間に、半分以上の作家たちは私に声をかけることも無く、疲労困憊で宿舎に戻ってしまっていました。

バルーンを見ないのなら、私だって一刻も早く宿舎に帰ってゆっくりしたかったのに、みんな薄情ですね。