近々帰れるかなぁなんて思いながら朝の面会へ。。。車の中でも歌なんか歌っちゃえて。ハイなテンションで病院へ向かった。入るなり先生のところは大混雑。。やっぱりみんな先生を慕っているのだなぁとかのん気に思ってると、奥から看護士さんがニコニコしてやってきて「ちぃちゃん普通のうんちがでましたよ!ほらぁ」と見せてくれた。私の顔はきっとニヤニヤして気持ち悪かっただろう
先生が、「バスケットとか持ってきた?今日無事退院だよ!」って。すごくうれしぃため息がでた。たった五日の入院だったけれど、私にとっては一ヶ月にも二ヶ月にも感じた。そして本人のちぃちゃんはもっともっと長く苦しい五日だっただろう。ちぃちゃんは病院のゲージの中で大暴れしていた。我が家に来た日に戻ったように感じた。「早くここからだせよぅ!」なんていってるのかな?朝からちぃちゃんが帰ってくることを想定して、パパがゲージを消毒し行ってくれている。パパは一度も面会には行かなかった。だけど、毎日私が話すちぃちゃんの話しを聞いて、大丈夫奴は元気で帰ってくるからと言っていた。言葉少なくぶっきらぼうのように見えるが、きっと弱っているちぃちゃんを見たくなかったのだろう。かわいそうでしようがなくてね。見た目はイカツイけれど、実はすごく涙もろいんだ
きっと仕事から帰ってきてちぃちゃんの元気な姿をみたら、またデレデレの顔になるのだろう。
点滴を外してもらい、帰り支度。ネットでいろいろ調べていたが、パルボの治療費はかなりかかるようだった。五日も完全介護してもらったちぃちゃんはまぁ10万位はゆうにかかるだろうと、にわか知識によって思っていた。看護士さんも、「一回で払わなくても大丈夫ですからね。」とか超良心的に言ってくれるもんだから、やっぱ冷蔵庫買えちゃうかなぁと覚悟して、「お幾らですか?」と聞くと先生がすごく申し訳なさそうに、「三万五千円だけど、大丈夫?」って。。びっくりだ
だって最初の病院は一泊三万だったのに。思わず先生に「マジですか?安すぎませんか?」と聞いてしまった。そしたら先生は、「なになに、もっと払ってくれちゃうの?」と笑いながら言っていた。本当はこの位が当たり前なんだよって。もぅあたしは世間のわんこやにゃんこを持つママ・パパ達に先生を紹介したいよ!!!!み~んな渡辺先生にかかればいいのになぁ。。
帰り際までみんなでちぃちゃんをあやしてくれていた。先生まで。。。なんとお礼をいったらいいかわからなかったけれど、何回も何回も頭を下げて病院を後にした。車の中でもちぃちゃんは大暴れ。運転してんだから遊べないんだよぅと言ったってわかるわけもなくって。終いにはギャンギャン吠え出すし。なんとか家へ帰ってくると、兄貴のむっくがすごい速さでかけよってきた。入院前まではビビッてしまって自分からなんて一歩も近づかなかったくせに。ちょっとは寂しかったのかな?パパが帰ってくるまでの仮住まいのダンボールハウスに入れられると、周りが見えなくて不安なのかギャンギャンバタバタ。。。。もう大人しくしてくれないと、また低血糖になって具合悪くなって大変なことになるんだからぁ!といってもやっぱりうれしいなぁ。また元気な姿でここにいることが何よりうれしい。。このまま何事もなくおっきくなぁれ!なんてったってパルボに勝った奇跡のわんこなんだからさ。今は諦めて熟睡中。毎日朝を普通に何気なく迎えて生きてきたけれど、それってすごいことだなぁって30才近くなってから気づいた。これから私は朝が無事来ることに感謝しながら生きていこう。むっくもちぃちゃんもパパもみんながまた明日を元気に迎えられますように・・・・・