昨日の夕方、母から電話が
「何したの?」
すると、
「すぐに渡辺先生(我が家のワンコ達の救世主スーパー獣医さん)にでんわして」
「なんでモモに何かあったの?」
「おかあさん仕事から帰ってきたら、ジャンプしてチョコレート棚から取って食べちゃってて、中毒起こしたのか家中吐いて下痢しまくって、そして苦しくってもがいたのかカーテンにしがみついて暴れたみたいで、そのままカーテンにぐるぐる巻きになって首を吊っていたの。もう呼吸がおかしくって・・・。今からすぐお母さん連れて行くって電話しておいて」
・・・何?首吊ってた?どういうこと?なんで?どうして?
頭の中がぐるぐるいろんなことが駆け巡ってしまって。
しかしすぐに我に返って、先生に電話。
状況を説明するけど目の当たりにしてないせいか上手く説明できなくって、涙がボロボロ溢れ出て。
「とにかくすぐに連れて来て」
先生に言われ、お風呂に入る準備をしていてスパッツだけになっていた美月に慌ててTシャツだけ着せて車に駆け込みました。
パパに電話すると、
「なにぃ~!!今日は泊って来ていいぞ何かあったらすぐ電話しろ」
運転中、いろんな悪い事を想像してしまって涙が止まりません。
そんな様子を察してか、美月も車で大泣き。
なんとか美月をなだめながら運転して病院へたどり着きました。
すると母はすでに到着していて、いつもの診察台ではなくって、奥の手術用の診察台で処置を受けていたモモ。
物凄い荒い「ゲェ~ゲェ~」
という呼吸を全身でしていたモモ。
その姿を見たら、ラッキーの最後を思い出してまた涙が溢れた。
あの時、あの最後の日、ラッキーもこんな呼吸をしていた・・・。
父にも電話すると、すぐに病院へ来るというが、まだきちんとした状況もわかってなくって家に帰って待っていて欲しいと言うと、
「そうやって二度と会えなかったらどうすんだ」
・・・。
職場から父はすぐに病院へ駆けつけました。
処置が終わってレントゲンを見ながらの説明。
「ん~全体が白くなっているでしょ?これはね、肺に水が溜まってしまっているんだよ。肺水腫っていうんだけど。心臓も肥大してしまってるんだね。胃の中は多分嘔吐して全部出しちゃってるからからっぽなんだよ。だから中毒とかは無いんだ・・・。
ん~首を吊っていたっていうのがねぇ。今薬で肺の中の水を出すように点滴しているんだけど・・・。まだ7歳だし、モモちゃんの生命力にかかってるかな。まだ若いから持ちこたえてくれると思うんだ・・・。今晩持てばその後は大丈夫って言えるけど・・・。」
物凄い呼吸をしていたモモ。
処置が終わるといくらか呼吸が静かになったように思えたけれど、先生は今晩が山だと。
すぐにモモは酸素室に入れられ。
全身で一生懸命呼吸をするモモは、かろうじて意識があるように思えました。
兄も病院へ到着し、まいこさんに状況を報告すると、
「まいこも行けばよかったぁ」
と泣いていたそう。
父と母は、モモの入れられている酸素ゲージの前でずっと付き添っていました。
「お母さん悪かったねぇ。ゴメンネぇ。」
涙を流す母。
父も涙こそ見せないけれど、母と同じ思いでいたのでしょう。
夜9時を過ぎ、美月も抱っこしたままで寝たり起きたりしていてかわいそうだったので、先に帰ることに。
きっとちっちも助けてくれた先生だからモモも助けてくれると信じて・・・。
そして今朝、一番に病院へ。すると母も来て病院が開くのを駐車場で待っていました。
ドキドキして中へ入ると、病院の一番奥の酸素ゲージをガリガリと引っかくモモの姿が。
「目が普通の目になってる」
昨日は充血して視点が定まらなかったモモの目が、しっかり私と母を見つめていたのです。そして、
「クゥ~ン、クゥ~ン!!」
声まであげられるようになっていました。
思わず母と顔を見合わせて、
「良くなったね」
微笑み会ってしまいました。
でも、以上に水を欲しがる様子や落ち着きの無い様子が見られ、まだ安心しきれないということを先生に言われました。
「夕方まで様子を見てみましょう。」
ちっちの時も病院から電話が来ない事を一日中祈っていたことを思い出しました。
そして夕方・・・
雨がひどく、寒さが増してきて、美月を連れて歩くのはちょっと無謀だったので、病院へ向かう母から電話をもらうことにしていた。
電話が鳴って、即行出ると・・
「モモね、金曜に退院できるってまだ胸のレントゲンで胸は白いままだけど、もう命の心配は無いって」
力が抜けました
思わず抱っこしていたみっちゃんを躍らせてしまった
取りあえず一安心。
でも考えられないような今回の事件。
いつ何が起こるかわからないってこと、改めて思いました。
むっくもちっちも電気コードやら何やら気をつけてはいるけれど、もちろんみつきもですが、これからはもっと慎重にならねばと思わされた今回の事件。
我が家の家族の絆の強さ。
改めて感じた二日間でした。