読んでいて当たり前の事しか語っていないと、本書には少しばかり落胆しました。伊藤忠商事の社長時代
に不良債権を一気に処理して、大リストラを断行、自身は給料全額返上を宣言し、2000年3月期決算では
1630億円の赤字を計上しながら、翌年に連結で純利益705億円という過去最高益を達成という実績を持ち、
日本では数少ない中国とのパイプを持つ財界人として活躍し、歯に衣着せぬ発言で注目していました。
しかし読後の感想はほとんど何も残らなかった。「生きることには苦労が伴う」とか「目先の損得にとら
われるな」とか何処かで聞いた話だし、身の丈で生きるように諭しながら、懸命に働くことを推奨すると
いう矛盾は、現在先進国で最低水準にある日本の生産性に対しての答えになっていないと思います。あま
りお勧めできない。
人間の本性 丹羽宇一郎 幻冬舎新書
に不良債権を一気に処理して、大リストラを断行、自身は給料全額返上を宣言し、2000年3月期決算では
1630億円の赤字を計上しながら、翌年に連結で純利益705億円という過去最高益を達成という実績を持ち、
日本では数少ない中国とのパイプを持つ財界人として活躍し、歯に衣着せぬ発言で注目していました。
しかし読後の感想はほとんど何も残らなかった。「生きることには苦労が伴う」とか「目先の損得にとら
われるな」とか何処かで聞いた話だし、身の丈で生きるように諭しながら、懸命に働くことを推奨すると
いう矛盾は、現在先進国で最低水準にある日本の生産性に対しての答えになっていないと思います。あま
りお勧めできない。
人間の本性 丹羽宇一郎 幻冬舎新書