4月8日が、『お釈迦さまの誕生日』という行事を知らない人が多いんですよね。名称は灌仏会(かんぶつえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、花祭りなどと呼ばれています。
私は、大学付属の専門学校に行っていたことがあり、その大学の方が仏教系なこともあって、承知していました。
『甘茶』が振る舞われるという認識で、この大学でも行われていました。
灌仏会とあるように、実際には、この甘茶を釈迦像に掛ける行事のようです。「仏に水を灌(そそ)ぐ」ということです。
甘茶は、紫陽花の仲間のアジサイ科のアマチャという植物の若い葉を蒸して乾燥させた物で作ったお茶のこと。注意点は、紫陽花の葉は大人なら死ぬことはないそうですが、青酸系の毒で、嘔吐やめまいを起こします。アジサイ>ヤマアジサイ>アマチャとよく似た容姿の植物ですが、葉の大きさが変わります。
おそらくですが、誤って紫陽花の葉を使わないように、ウリ科のつる性多年草であるアマチャヅルの地上部を使っているのだと思います。
そこそこ大きな寺なら、この日に行けば振る舞ってくれるはずです。4月8日は桜の季節でもあり、灌仏会の多くの別称の一つに「花祭り」があり、これが一番知られていると思います。
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