越中八尾 おわら風の盆「前夜祭」

【富山市 八尾町】

2010/08/20,8/21 20：00頃

毎年9月1日～3日に、八尾地区で開催される「越中八尾 おわら風の盆」。

残暑から初秋を感じさせてくれる、富山を代表するお祭りです。

そして、9/1から始まるお祭り本番からさかのぼること11日前。

真夏の暑い日差しが沈み今の時期、周囲もようやく酷暑から暑いに変わるかなと感じる刻...20:00頃から、
八尾地区にある11の支部が日替わりで実施される、お祭り本番にむけての練習を兼ねた「前夜祭」に行ってきました。

...いち県民としておわらを鑑賞するのは今回が初めて。
いつもはＴＶで放送されるニュースで開催を知る程度でしたが、意を決してのおわら鑑賞＆写真撮影。



町民ひろばの駐車場に自動車を捨て、禅寺橋を渡り坂を上りおわらの町へ。
両日とも、西町支部で開かれるおわら「前夜祭」を鑑賞しました。



祭り開始1時間前からすでに観客が西町ストリートの両側に陣取っております。
そして開始数分前から、西町地区の公民館前はあわただしくなります。
踊り手、楽器奏者、歌い手が、スタート地点へと移動。

そして20:00、西町公民館から西町地区のメインストリートで一番遠い場所から公民館へ戻るような方向でおわらスタート。
遠目から一行が訪れるのを待ちます。



　　　　

...お祭りは戦場でした...

普段、日の入り以降の撮影は夜景撮影しか行ったことが無く、薄暗い明りの元にしかも常に移動し動く被写体。
終始どのように撮影すればよいかわからないまま、半分パニックになりながらの撮影でした。

初日はテレビ局のカメラ用のライトが撮影場所近くを照らしていたため、それなりに撮影できたものの被写体はピンボケ状態。
２日目は多少街灯のある場所に陣取りつつも、撮影位置が悪かったため、他の撮影者のフラッシュ光（フラッシュは自粛するようパンフレットには記載されてます！！）を借りての撮影
まぁ、雰囲気があってこれもいいのかなぁなんて感じつつも、「よし！」と呼べる作品が撮れるはずもなく、２日間とも撮影終了。

踊り手さんたちの、繊細な舞と歌い手・奏者さんが奏でる哀愁ある音色が、現場ではゆっくり流れながら移動しているはずなのですが、
kumaから見れば嵐のように過ぎ去っていったような感覚でした。


お祭り自体もじっくり鑑賞するのであれば、平日に開催される「前夜祭」がお勧めなのでしょうか。
初日（金曜日）と二日目（土曜日）では、観客の入りが天地の差でした。

おおよそ同じ時刻に到着したのですが、駐車場の埋まり方が全然違う。
30分前で、町民広場の一般駐車場はほぼ満車状態。

お祭り自体の名が全国に広まっており、当日は富山弁でいう「ばやく」（訳：めちゃくちゃな状態）
「前夜祭」でこう感じてしまったkuma。お祭り本番はさぞかしすごい「ばやく」なんだろうなぁと感じつつ、前夜祭を後にしました。