筋金入りのパニック障害。
同じ所をグルグルして
生きてます。
親密に触りつつ物を抱くことが
霧の愛し方。
距離をとって物を見ることが
不得手。
ー 吉野 弘の詩 「霧」よりー
どうりでね、
まとわりつく、
威圧する、
傲慢な白。
白い恐怖のドン底に落とされて
それが霧の愛し方ー!
とか言われても
愛されたくないから
近くに来ないでよって感じだ。
また、
突然あらわれて、
突然きえてみたりして、
いつも翻弄される。
霧は幻想的で美しいって?
確かにそうかも知れないけど、
美しさになんて
惑わされないさ。
唐草模様のがま口のお財布
小銭はこっちに入れている。
スムーズに小銭を
取り出す為だ。
長財布に付いてる小銭入れ、
これがまた
取り出し難い構造のものが多い。
小心者の私は、
小銭でキッチリ払いたいのに
品物すべてがレジを通過しないと
支払額が出ないという焦りから
レジ前ではいつも緊張感で
パニくってしまう。
後ろには待っている人達がいる。
たとえ待っている人がいなくても
私がノロノロと
小銭を出していた日には
店員さんのイライラの吹矢が
全身に突き刺さる気がする。
そりゃそうだ。
店員さんだって小銭を待ってる間
何もできないもんね。
あー失敗したー、
そろばん習っとけば良かった。
って思う。
暗算できれば
前もって支払額を用意できるのに。
まさか電卓片手に
買い物っていうのもねー。
なるべく早く小銭を出したい。
なんだけど
長財布の小銭入れは
焦るとチャックが引っ掛かったり
マチ部分が無いので
下に硬貨が挟まって
なかなか取れなかったりして
結局、店員さんと待ってる人の
顔色を窺いながら
お札だけで払う羽目になる。
お札を出す。
店員さんが
これで宜しいですか。と聞く。
宜しくないとは言えないじゃん。
そして増え続けるお釣りの小銭。
財布パンパンで
チャックが閉まりゃしない。
という事でがま口買ったという
小心者の私の
ちっちぇーお話しでした。