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テレビっ子のひとり突っ込み

『あなたのお気に入りになります』感想・あらすじ(ネタバレ注意)

2021-10-06 23:57:13 | 中国ドラマ
       

2020年 中国

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
令尋尋(リン・シュンシュン):ジャン・モンジェ
成励(チョン・リー):リウ・ター
周全(ジョウ・チュエン):ミー・ルー
恵一往(フイ・イーワン):リー・チンティエン
王棟(ワン・ドン):リウ・イェン


◆感想・あらすじ(ネタバレ注意)

U-NEXTで1話無料の時に1話だけみて、特に課金してまで見るドラマじゃないなとしばらく放置。
先月から全話無料になったことを知って、見てみたら2話目からちょっと面白くなってきて3日くらいで全部見ちゃったドラマです。(全16話と短いんだけども。)

タイトルがちょっとねー。1話だけだと、主人公のチョン・リーの良さが全く分からず、なんでコイツのお気に入りになるために努力しなきゃいけないんだよ、って
思っちゃって全く興味をそそられなかったんだけど、1話目でヒロインがメイドコスプレしちゃうシーンがちょっと好きで(ヒロイン的には屈辱に悔し涙を流す場面
なんだけども・・・)それで2話目以降も見てみようかなと思ってしまいました。


ざっくりとしたあらすじとしては、

ヒロインのリン・シュンシュンは、成績優秀で優等生、さらにミスキャンパスになるほどの才女で眉目秀麗・・・だったんだけど、大学卒業と同時に結婚、子供も
生まれて専業主婦生活を送っていたが、夫に浮気され、慰謝料も貰わずに離婚。しかし無収入のために子供を別れた夫に奪われ、子供を自分の元で育てるために、
職探しを始めます。(ちなみに、この部分はナレーションでさらーっと終わります。)

そんな崖っぷちの生活の中、シュンシュンは老舗化粧品会社の若い社長チョン・リーの乗る高級車に衝突してしまいます。

事故の対応について話し合うためにチョン・リーの会社に出向いたシュンシュンは、そこで社長の24時間対応の個人秘書を募集していることを知り、面接に飛び入り。
失うものなんて何もないシュンシュンは、捨て身でどうにかこうにか試用採用してもらうことに。

チョン・リーの家に住み込みで家政婦の仕事兼秘書の仕事を始めたシュンシュン。初めはチョン・リーの嫌がらせや無理な要求に黙って耐える日々を送ります。

ある日、シュンシュンは人気化粧品メーカー英樹と代理店契約を結ぶ大役を仰せつかります。
英樹の担当者を偽る偽担当者にセクハラされそうになりながらも、なんとか担当者に会うことができたシュンシュン。その担当者とは、シュンシュンの親友
ジョウ・チュエンの古い友人フイ・イーワンだったことが功を奏して見事、英樹と代理店契約を結ぶことに成功。

その報告に、素直に喜ぶチョン・リー。(この時点で、お?実はいい子?って感じになります。)

チョン・リーの会社でシュンシュンがいじめられていないか心配するジョウ・チュエンは、シュンシュンの地位を上げるためにフイ・イーワンにお願いして、
シュンシュンに気がある素振りをしてもらいます。

それを目の当たりにしたチョン・リーは、ちょっとずつシュンシュンとフイ・イーワンの仲に嫉妬し始め、シュンシュンに対し独占欲を出していきます。

        

そして、四六時中チョン・リーのお世話をしてだんだんとチョン・リーの優しさも感じ始めるシュンシュン。

やがて二人は恋仲に。(まぁ既定路線ですね。)

しかし、子供がいることを言い出せないシュンシュンは、最悪な形でそれをチョン・リーに知られてしまうことになります。
さらに、チョン・リーには子供の頃にあった事故がきっかけでそれ以前の記憶がなく、さらにPTSDで暗所恐怖症という秘密があり・・・。

           

◇◆

キム秘書はいったい、なぜ?」とか「キルミーヒールミー」と似たような感じで、主人公が子供の頃ある事件があり、記憶がない、かつトラウマがある、そして
その時にヒロインと運命的に出会っている、っていうパターンのドラマです。

ただ、その謎が解けた時に感じるうすーいエピソードがちょっと微妙な感じでした。煽るだけ煽っときながら・・・。(「キルミーヒールミー」の作りこまれ感を
見たばっかりだったって言うのもあったので。)
ひょっとして打ち切りで急にあと2話で完結させてー、とかだったんだろうか・・・。

チョン・リー役のリウ・ターが全然タイプじゃなくて、最初は経験浅いくせに強がってるやな男って印象なんですが、回が進むにつれどんどん可愛くなってきます。

        

ちょっとやりすぎな感じもある甘々ラブラブな日々も許せちゃいます。(前髪おろしたリウ・ターがちょっと若い頃の瑛太ぽい感じでいい。)

「最初は経験浅いくせに強がってるやな男って印象」も、後半そういう自分を認めるような発言もしていて、これが演技でそう見せてたっていうんならすごいなー
ってちょっと思いました。(そういう演出、もしくは後付けのセリフかもしれませんが・・・)

        

序盤、リウ・ターよりも王秘書役のリウ・イェンて俳優さんの方が顔的にはタイプだなーって思ってたらわりとすぐ退場しちゃいます。
これ、この前やってた「あしたの内村」の韓国ドラマ制作現場的には、最初の台本読み合わせで演技力がなかったって判断されたってことになっちゃうんですけど。
(いや、中国ドラマではあるんですが。)なぜ王秘書がいなくなる必要があったのか・・・。ちょっと悲しかった。

         

シュンシュンの親友ジョウ・チュエン役のミー・ルー。「マイ・サンシャイン」でも似たような役やってた女優さんです。その後、「最高の元カレ」と「招揺」でも
見かけたけど、どっちもやな女役で、このドラマが一番好感度高いしきれいに見える役でした。
ジョウ・チュエンとフイ・イーワンのカプリングのエピソードもまぁまぁよかった。

         

シュンシュンがチョン・リーにうまく挑発されてバスケやるシーンがあるんですが、その時に自分のことを「赤木晴子って呼ばれてたんだから」っていうシーンが
あって、え?これ翻訳の人がうまいこと日本のバスケマンガに当てはめてくれただけかな?と思って何度かリピートしてみたけど聞き取れず・・・。

けど、次のシーンで着替えてきたら、シュンシュンのウェアが湘北のレプリカユニホーム・・・。

      

さらに、よくみたらチョン・リーが来てるユニホーム、「神奈川」って入ってる!
これ、全国大会向けのユニホーム・・・。

      

気になって調べてみたら、中国ではスラムダンクが知らない子供がいないってほどめっちゃ人気だとか・・・。それでかー、「私の隣人は不眠症」でバガボンド
読んでたの。その流れかー。なるほど。

中国ドラマみて、ずーっとなんでこんなに街にバスケのコートがあるんだろう、なんでこんなバスケのシーンがやたら出てくるんだろうって思ってたら、その
バスケ人気を牽引してたのがスラムダンクと言っても過言じゃないとか何とか・・・。すごいなー。






コメント (2)
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