面影

日々の中で心に感じたことを綴ってゆきたい

ダダ漏れ増殖中

2010年02月04日 18時41分28秒 | Weblog

 私生活の映像などをネット上にさらす“ダダ漏れ女子”が静かに増殖中だが、ウェブサービス企画運営会社「ソラノート」の広報担当、そらのさん(22)は、同社が運営する動画サイト「ケツダンポトフ」で、ブロガーへのインタビューや各種イベントなどをライブ中継している。動画配信サービス「ユーストリーム」を活用する“ダダ漏れ広報”としてネット上で注目を集めている。(大坪玲央)

 ダダ漏れのきっかけは、ソラノートが運営するサイトのPR。「お金をかけずにサイトを宣伝するには、ネットを利用するのが一番。(ダダ漏れ女子1号の)トミモトリエさんのサイトを見て自分も始めた」。そらのさんが「ダダ漏れ女子2号」と呼ばれる理由だ。

 「デートの時はスカートかパンツか」などの「決断エピソード」を閲覧者にチャットで質問する様子を中継したのが初めてのダダ漏れ。カメラ、パソコン、三脚など、5キロを超える重さの機材を携えて移動し、著名ブロガーらへの「決断インタビュー」などを中継してきた。

 亀井静香郵政改革・金融相の記者会見では、ユーストリームで中継しながらミニブログ「ツイッター」で視聴者から質問を受け、取材相手に投げかけた。「視聴者を現場に連れて行くような役割」と自負する。

 また、昨年6月に「iPhone(アイフォーン)3GS」発売前夜祭の行列を22時間にわたり中継したときは、ツイッター上で励ましの“つぶやき”が相次ぎ、視聴者の一人が現地に差し入れを持って現れるなど、心温まる交流も。

 動画配信サービスやツイッターといったリアルタイムコミュニケーションが盛り上がっている状況を「雑誌などの編集したものとは別の“編集なしの魅力”が注目されている」と感じている。無線通信「Wi-Fi(ワイファイ)」が整備され、アイフォーンでのライブ中継の画質が向上しつつあることに対し「自分と相手を交互に映したり手軽にダダ漏れできるようになるはず」と期待を込める。

 そらのさんの夢は、すべての動画配信サイトのライブ中継を紹介する「ライブ動画総合メディア」を作ること。「キャスターとして自分を映してサイトを紹介するつもりです」。また新たな「ダダ漏れコンテンツ」が生まれそうだ。

(MSN産経ニュース、http://sankei.jp.msn.com/science/science/100204/scn1002040742002-n2.htm