面影

日々の中で心に感じたことを綴ってゆきたい

ばかばかしい・・・!?

2009年01月30日 07時23分35秒 | Weblog

 真冬なのにミニスカート、オーバーコートはヒョウ柄。スポーツ紙は、「悩殺」という言葉でそのファッションを表現した。「謹慎明け会見」のイメージとはかけ離れたいでたちに、思わずズッコケた人も多かったのではないか。ここまでくるとあっぱれ、という感じも。

 不倫騒動で所属事務所から謹慎処分を受けていた山本モナが、ラジオ番組で現場復帰した。当日の放送によると、復帰については約200件の意見、問い合わせがあったという。「反対」という声は、性別でみると、女性の方が多かったとか。騒動が騒動だっただけに当然か…。

 ワイドショーやスポーツ紙のカメラが待ち構えた会見場への登場。当然何らかのイメチェンをして登場するのかと思ったら、くだんの「悩殺」ルック。いろいろな意味で「モナ健在」をアピールした。個性派揃いの芸能界で生き残るには、こうしたキャラクターの確立こそ大切なのだろう。

 番組では、さまざまな報道に対する気持ちや、謹慎中の生活も本人の口から語られた。何でも、経営学修士号の取得をめざして大学院へ通ったという。「経営の役にも立つし、ビジネスマンにも役に立つ。自分の知識の浅いところを見直そうと」

 そういう勤勉な一面もあったのか。やはり、人を見かけで判断しちゃいけない。いけないけど、ヒョウ柄ミニスカが頭に浮かぶと、まじめに耳を傾けているのがバカバカしくもなってくるのだった。(井上雅雄)
(MSN)


後藤真希

2009年01月30日 07時02分47秒 | Weblog

新たなプロジェクトの下、後藤真希がついに動き出した。しかし、再び我々の前に姿を現わした彼女には、以前と何も変わっていない部分と同時に、我々の想像をはるかに超える大きな変革があった ── 。

“好きなことで、生きていく” 女の子を応援するプロジェクト、「SWEET BLACK」。最初に断っておくと、このプロジェクトの主役は決して後藤真希ではない。“自分に正直に生きていく” “自分の幸せは、自分で決める” “好きなことで、生きていく” という気持ちとともに今を生きる女性ひとりひとりこそが、このプロジェクトの主役。後藤真希や、彼女が今回コラボレーションした短編小説「マンボ」を執筆した金原ひとみは、そんな女の子たちを応援する役目を担っているとともに、彼女たちもまた、ポジティブ(=SWEET)な希望と、ネガティブ(=BLACK)な本音が共存しつつも “自分に素直に生きたい” 女の子たちのひとりである。

『mixiをベースとして、音楽、小説、J-WAVEのラジオ番組など様々な展開をはかっていく「SWEET BLACK」プロジェクトに、後藤真希が「SWEET BLACK feat. MAKI GOTO」名義で参加し、楽曲「Fly away」を配信する』というのは、以前BARKSでもお伝えしたとおり。同楽曲はすでに1月21日より着うた(R)配信が開始されており、同時にYouTubeの「avexnetwork's Channel」では、楽曲のPV映像もフルサイズで公開されている。

「Fly away」の作曲・アレンジを手がけたのは、倖田來未やBoA、Crystal Kayなどに楽曲を提供している新進気鋭のクリエイター、HIRO。そして作詞を担当したのは、後藤真希本人。攻撃的なビートのA、Bメロ(=Black)とメロウなサビ(=SWEET)が共存するこのR&Bテイストのダンスチューンに、小説「マンボ」に出てくる“妄想しながら現実社会でのバランスを取っていく女性”からインスパイアされた言葉を乗せた後藤。あえて書くまでもないかもしれないが、小説を受けての作詞だからといって、“妄想”と“現実” というテーマで彼女が並べた言葉たちはフィクションである、というわけではないだろう。“好きなものほど妄想する一方で、好きなものほど冷静になれる” “望みすぎているわけじゃない、普通でいたい、ただそれだけ” というメッセージやフレーズ。それは少なくとも、この小説と後藤真希の内面がシンクロすることで湧き上がってきた、23歳の彼女のリアルな感情でもあるはずだ。

そして今回の楽曲、プリプロダクションからトラックダウンという曲の制作過程の最初から最後まで彼女は関わった。これは彼女がデビュー10年目にして初めてのことだという。

また、ベッドの上で目隠しされ怯えている姿と、深夜の街で激しくダンスする姿を映した「Fly away」のミュージックビデオ。このアイディアは、中島美嘉や倖田來未、安室奈美恵など、数多くのアーティストのミュージックビデオを手がけた川村ケンスケ監督と後藤真希自身によるものだ。楽曲や小説で描かれている “現実” と “妄想” を映像化しているこの作品の撮影は、2008年のクリスマスに早朝から深夜までかかって行なわれた。

この「Fly away」の制作段階からの後藤真希を記録した、オフィシャルサイトほかで公開中のWeb番組「Unrecorded」にも触れておきたい。この動画に映し出されているのは、酔っ払ってごきげんな後藤真希、楽曲の打ち合わせで自分の表現したいことを意見する後藤真希、ひたむきにレッスンに明け暮れる後藤真希、悩みながら歌詞を何度も書き直す後藤真希…。ここまでリアルな後藤真希を克明に映した動画というのも、10年目にして初めてだろう。当たり前のことだが、“23歳の彼女もまた、「後藤真希」という存在である以前に、同年代の女の子となんら変わらない普通の女の子なんだ” と、改めて思うはずだ。

ところで、mixiの「SWEET BLACK」プロジェクトのページで掲載されているインタビューの中に、実に後藤真希らしい発言があった。“憂鬱=快感” というコンセプトの小説「マンボ」に関連して、「ネガティブな妄想」について訊いたときのコメントである。紹介しよう。

<(逆に、)ネガティブなことを妄想してどんどん落ちて行くってことはない。逆に笑えちゃう(笑)。落ち込んだ時は放心状態なんですよ、なんも考えてないみたいな。>

同年代の女の子と後藤真希との違いがあるとするならば、このフレーズ。ネガティブなことを考えて内に内に入ってしまうのではなく、そんな自分の状態を見て、思わず笑ってしまう。これこそが “後藤真希らしい後藤真希の姿” であり、同時に(本人が自覚しているかどうかは定かではないが) “後藤真希の持つ強さ” にほかならない。芸能界を辞めようかとまで思ったという彼女が、それでも輝きを失うことなく、再度、我々の前に姿を現わしてくれたのは、 “いつまでも後藤真希を待ち続けよう” というファンの気持ち、そしてその声に応えんとする彼女の責任感、使命感の高さはもちろんのこと、“好きなうたで、いきていく” という彼女の決意、そして彼女が持つ “しなやかな強さ” によるところが大きいはずだ。

さて、最後に告知をひとつ。1月28日に公開された「Unrecorded」第2回の映像の中で行なわれていたスチール撮影。この自然の中で撮影された写真の中から数カットを、来週、BARKSで完全独占公開したいと思う。

新曲「Fly away」、そして今後順次公開されていく映像、画像。今の後藤真希をさまざまな方向から感じ取ってみてほしい。そこには、巷の23歳の女の子と何ら変わらない、しかし新しい後藤真希の素顔があるはずだ。
(livedoor)
http://rhythmzone.net/maki/index.html(後藤真希オフィシャルサイト)


後発医薬品

2009年01月30日 05時50分10秒 | Weblog

 調剤薬局を訪れた患者が、先発医薬品と後発医薬品(ジェネリック)のどちらも選べる処方せんを持参した場合、後発品について常に患者に説明する薬剤師は7人に1人程度に過ぎないことが、後発品メーカー「沢井製薬」(大阪市)の調査で分かった。後発品の情報提供体制などに不満な薬剤師が多いことが背景にあるとみられる。

 厚生労働省は安価な後発品の使用を進めるため、薬剤師に対し、こうした場合は常に後発品の存在を説明するよう省令で義務づけているが、実際は説明が進んでいない現状が浮かんだ。

 同社は08年10月、全国の薬剤師300人にインターネットを通じてアンケートした。その結果、国の求める「常に説明」は14.3%(複数回答可)にとどまった。最も多かったのは「患者からたずねられれば」説明するとの回答で約51%。ほかに「患者の負担金が大きく減る場合」の説明が約17%、「時間に余裕のある時」が約13%。「説明していない」は約22%だった。

 一方で薬剤師に対し、後発品に関する製薬会社からの情報提供体制に満足しているかを聞くと、「満足」の約32%に対し「不満足」は約39%に達した。

 同社が同じ時期に全国の患者400人に行った別の調査でも、「後発品について説明を受けた」との回答は約15%だった。

 厚労省は、現状約17%の後発品の数量シェアを12年度までに30%以上に高め、医療費を約4300億円減らす目標を掲げている。しかし、今回の調査で薬剤師が患者に後発品を渡した割合は、処方せん全体の約11%だった。【渋江千春】

 ▽内田享弘(たかひろ)・武庫川女子大薬学部教授(臨床製剤学)の話 薬剤師は時間的余裕がない上に、後発品メーカーの数が多いため、何を基準に薬を選んで薦めたらいいのか分からず、患者に説明ができないのではないか。国が後発品使用を促進したいなら、もっと積極的に後発品を評価したり、安全性をアピールするなどして責任を果たすべきだ。後発品メーカーも具体的なデータを提示して信頼獲得に努めてほしい。

 【ことば】▽後発医薬品(ジェネリック)▽ ある製薬会社が新規開発した医薬品(先発医薬品)の特許が切れた後、同じ有効成分で、別の製薬会社が作る薬。価格は安く、製薬会社によるが、平均で先発品の半額程度とされる。一つの先発品に30社以上が後発品を出す例もある。
(YAHOO!JAPAN)


週に7分の運動で効果

2009年01月28日 13時26分38秒 | Weblog

 たった数分間でも激しい運動をすれば、血糖値をコントロールし糖尿病を予防するのに役立つ可能性があるとの研究結果を、英国の専門家らが28日、ジャーナル「BioMed Central Endocrine Disorders」で発表した。

 ヘリオット・ワット大のエクササイズ・バイオロジスト、ジェームス・ティモンズ氏の研究チームは、20代前半の男性ボランティア16人のグループを対象にした実験で、週当たりわずか7分間の運動がインスリンの管理に役立つことを確認した。

 どちらかというと体調が良くない以外は健康という男性らに、エクササイズバイクで約30秒の全力疾走を含む運動をしてもらったところ、2週間後には体内の血糖値を下げるインスリンの働きが23%改善したという。
(YAHOO!JAPAN)


バレンタインデーを前に便乗スパムが!

2009年01月28日 13時04分26秒 | Weblog

 2月14日のバレンタインデーを前に、告白メールを装ってユーザーを悪質サイトへ誘導する便乗スパムが今年も出回っている。セキュリティソフトメーカーのTrend MicroやPanda Securityが伝えた。

 それによると、スパムメールは「I give my heart to you」「Wanna kiss you」などの件名で届き、本文に記載されたリンクをクリックすると赤いハートの画像が並んだサイトにつながる。

 サイトで画像をクリックすると、「youandme.exe」「onlyyou.exe」「you.exe」「meandyou.exe」などの名称が付いたファイルがダウンロードされ、ワームに感染する。

 この手口を使っているのは「Waledac」というワームの亜種だという。これまでにもオバマ大統領就任に便乗した偽ニュースサイトや、クリスマス、新年などのeカードを装う手口で感染を広げた。

 注目のニュースやイベント、季節行事に便乗する手口は、2007年から2008年にかけて猛威を振るったマルウェアの「Storm」に酷似しており、セキュリティ各社はWaledacとStormの関連を指摘している。
(nifty)


首脳の報酬

2009年01月28日 07時42分06秒 | Weblog

 麻生首相がこだわる「日本の総理大臣」の年収とはどのぐらいのものなのだろうか。世界各国の首脳の報酬と比べながらみてみたい。

「あと20年、総理ができるかな」――。麻生首相は14日、山口武平・自民党茨城県連会長の米寿を祝う会に参加した際にこんな「冗談」を言ったようだ。この「20年」発言は68歳の首相が山口会長にあやかり、米寿でも現役を続けていたいとの願いが込められていたということだが。

 支持率が20%以下に落ち込み苦しい立場の首相だが、可能な限り長く続けたいというのは本音だろう。では麻生首相がそこまでこだわる日本の総理大臣の年収とはどのぐらいのものなのだろうか。世界各国の首脳の報酬と比べながらみてみたい。

 総務省の資料によると麻生首相の年収は4022万円。08年9月に就任し、まだ半年にも満たないが通年で換算するとこの額になる。日本の上場企業の取締役では年収が1億円を超えるケースも少なくないので、メディアに叩かれ激務にさらされる国家のトップの報酬としては見合わないと麻生首相自身は思っているかもしれない。

 しかし世界の政治リーダーの1年間の報酬をみてみると退任を間近に控えた米国のブッシュ大統領は40万ドル(3600万円)、英国のブラウン首相は34万ドル(3100万円)、フランスのサルコジ大統領は32万ドル(2900万円)と軒並み麻生首相よりも下回っている。またインドネシアのユドヨノ大統領は2万7000ドル(240万円)、フィリピンのアロヨ大統領は5800ドル(52万円)と日本のサラリーマンの平均年収より低い。これらの額は政治家としての報酬で、個人の資産運用や会社経営などの副業の収入は加算していないが、麻生首相の給料は世界の政治家の中ではトップクラスと言うことができる。他にも各都道府県の資料によると日本の国会議員の報酬は2193万円(08年)、東京都の石原都知事は2736万円(07年)、宮崎県の東国原知事は1482万(07年)となっている。

 ちなみに英政界を引退したブレア前首相は07年6月の首相辞任後に大手銀行の非常勤顧問や講演旅行で推定収入600万ポンド(約7億9800万円)を得たと報道されたことがあった。米国の08年のCEO(最高経営責任者)の平均年収も1420万ドル(12億7800万円)となっており政治家と比べると「超」がつくほど高収入だ。やはり政治家という職業は国家、国民のために働くことに充実感を得られるような人でないと務まらないのかもしれない。
(nifty)


彗星「ルーリン」

2009年01月28日 03時26分10秒 | Weblog

 新顔の彗星「ルーリン」が接近しつつある。来月には地球のそばを通過するとみられるが、その後は二度と戻らないかもしれない。

 ルーリン彗星は現在、内部太陽系を通過中であり、地球に最接近するのは2月下旬と予想されている。肉眼で見るのは難しそうだが、市販されている望遠鏡で容易に観測できるようになるはずだ。運が良ければ双眼鏡でも確認できるかもしれない。方角と高度がわかっていれば、現段階でも小型の望遠鏡で観測可能だという。

 ルーリン彗星は、放物線のような軌道を描いて太陽系のはるか向こうから近づいてくる。「突然の訪問者が無限のかなたからやってきて、次の当てもないままに立ち去っていくようなものだ」と専門家は話す。

 つまり、ルーリン彗星が太陽付近を通過するのは今回が初めてだと考えられる。だとすれば、この彗星は原初の氷で覆われていることになる。太陽系外縁部の凍てついた環境で生まれ、はるか昔の氷をそのまま保っている可能性があるのだ。

 その氷が初めて太陽の熱にさらされて気化するので、ルーリン彗星はひょっとすると急激に明るくなるかもしれない。場合によっては、分裂する可能性すらあるという。

 ルーリン彗星は地球の軌道に近い平面上を周回しているが、移動する方向は地球とは逆だ。そのため、この彗星の動きは異常なほど速く見える。また、逆方向にも尾が伸びるという珍しい視覚効果も観測できる。

 ルーリン彗星は、2007年に台湾の鹿林(ルーリン)天文台で中山大学の学生、叶泉志(イエ・チュアンジー)によって発見された。

 2009年1月10日には太陽に最接近し、その後、徐々に光度を増している。今後数週間は、てんびん座からおとめ座にかけて西向きに移動する姿が見られ、2月中は明け方、2月下旬からは夕方が観測しやすい時間帯だという。

 地球に最接近するのは2月24日で、約6100万キロまで近づく。明るさは最大になり、見かけの移動スピードも最も速くなる。この時期には北半球、南半球のいずれでも、一晩中観測できることになりそうだ。都市圏から離れた非常に暗い空の下などでは、肉眼で見える可能性もあるという。

 ほかの彗星と同じく、ルーリン彗星も氷とちりで構成されている。太陽系外縁部が形成されたときの名残であるちりの粒子が、氷の中に閉じ込められた状態にある。

 彗星は通常、太陽の近くを通過する際に尾を形成する。氷の一部が太陽の熱で気化して、放出された気体やちりが太陽とは逆の方向へ押し流される仕組みだ。しかし地球との角度によっては、太陽方向に向かって短い尾が確認されることがある。これは実際には尾ではなく、地球が彗星の軌道面を通過するときに彗星の両端に尾が突き出しているように見える珍しい視覚効果だ。

 ルーリン彗星には、45億年前の太陽系形成時からほとんど変化していない氷が大量に含まれている。今後の研究で初期太陽系の姿知る手がかりが得られるのではないかと期待が高まっている。

Victoria Jaggard National Geographic News
(YAHOO!JAPAN)


正論

2009年01月26日 09時57分59秒 | Weblog

 ≪明快な米国の「刺激金」≫

 昨年の春から夏にかけて、アメリカ国民はひとりの例外もなく政府発行の「刺激金」という名の小切手を受け取った。金額はひとりあたり300ドル。事情によっては倍額の600ドルということもあるが、とにかく全員に小切手がとどいたのである。所得にも年齢にも関係はない。とにかくこれを使ってすこしでも景気を刺激しましょう、というのがその趣旨だから単純明快である。

 小切手は社会保障番号のケタ数の順序で整然と郵便でとどいた。ひとり300ドル。いまの為替レートでいえば3万円たらずだが、それでもちょっとした買い物ができる。小旅行もできる。それがどの程度、アメリカ経済に影響したかは知らない。しかし、政府発行の小切手が郵送されてくれば、それだけでかなりの心理的衝撃になったことはたしかだ。

 基礎になっているのが社会保障番号だから、年収数億円の富豪にも、裏町に暮らす失業者にも平等に配られた。ブッシュ前大統領だって、ビル・ゲイツ氏だって受け取ったはずである。


 このことを日本の報道機関はほとんどとりあげなかったが、いま論議沸騰の「定額給付金」というのも、もともとはアメリカの「刺激金」とおなじ性質のものであったのではないか。さいしょからその趣旨をはっきりさせて、おカネの流れを「刺激」するためのものであることを周知徹底しておけばよかった。ほんのちょっとだが、これをみんなが使えば社会的な血行不良がよくなるだろう、という金融政策の一部なのである。

 ≪辞退論議のばかばかしさ≫

 はっきりいって、これはもともと「バラまき」が趣旨なのである。バラまけば、ひとはよろこんで使う。「バラまき」おおいに結構。ひとり1万2000円。バラまきにはそれなりの経済効果がある。どう使おうと自由である。べつだん非難するにはあたるまい。貯金にまわるだけだ、という意見もあるが貯金すればそれだけ銀行の資金がふえるのだから、これまたまわりまわって、わずかながら経済貢献になる。

 おもしろいことに、アメリカでは高額所得者は「辞退」すべきだ、といったようなバカげた議論はなかった。閣僚や要職にあるひとが、オレはもらわないよ、などとはおっしゃらなかった。なぜなら、余裕のあるひとは受け取った300ドルにしかるべき上積みをしてそのまま慈善団体などに寄付したからである。

 「寄付」というのはじぶんの手もとにあるいささかのおカネを自発的に提供して社会的な再配分をする、ということである。そうすることによっておカネはちゃんと良識にしたがってうごくのである。そういう伝統がアメリカにはある。だからだれもおどろかなかった。

日本にだって互助の精神はある。じっさい、他のおおくのひとびとと同様に、わたしのような人間だって赤十字、ユニセフ、点字図書館などいくつもの団体や基金にわが身相応の寄付を何十年もつづけてきている。貧者の一灯。たいしたことではないが、いくらかは世の中の役に立っていると信じているからである。

 ≪社会貢献に思い至らず≫

 その点で「定額給付金」は、まず名前がよくない。「給付」などというからおカミがくださるおカネという権威主義的なイメージになってしまう。その結果「もらう」「もらわない」といった乞食のような下品なことばが国会でもやりとりされて、だれもそれを不思議におもわない。あの応酬をきいていて、わたしは情けなくなった。

 ひとりでもいい、もしも「寄付」ということばを口にしてくれていたら、どれだけ世の中が明るくなったことであろうか。

 せっかく既存の団体や基金のほか、全国いたるところにNPO法人という団体ができて、世のため、人のため、さまざまな事業をすすめておられるが、ほとんど例外なしに資金不足で困っている。たとえ5000円、3000円であっても「寄付」をもとめている。

 「要らない」とか「辞退する」などとおっしゃらずに、しかるべき医療福祉、学術文化振興、その他もろもろの財団や団体に「寄付」なさることこそ為政者、指導者の姿勢というべきなのではなかったのか。

 それだけ単純なことが、ゴタゴタになってしまった。日本版の「刺激金」の説明と広報はまことに稚拙だったのである。すくなくとも、それによってうまれるはずのわずかな景気対策の効果は半減したとみるべきではないか、とわたしはおもっている。政治献金の「寄付」を「うける」だけでなく、タマには「寄付する」心をみせていただきたかった。(社会学者・加藤秀俊(かとう ひでとし))
(MSN)


風とインフルエンザ

2009年01月26日 08時29分43秒 | Weblog

~風邪・インフルエンザの性質~


●風邪・インフルエンザは乾燥が好き

風邪の原因のほとんどはウイルスによるもので、約200種類ものウイルスが「風邪の原因」として確認されている。特に悪質なのが、ご存じインフルエンザ・ウイルス!そのウイルスが好きな環境が「乾燥」。
さらに人間の側にとって都合が悪いことに、ウイルス侵入を防ぐ第一の門「のど」が乾燥すると、異物(ウイルス)を排除するはたらきが弱まってしまうのだ。


●どのように人の体に侵入してくるのか

風邪は人の体でどのように進行していくのだろうか。その様子を見てみよう。

<鼻・のどの奥に
ウイルスが取り付く>

 自己免疫力(自分のことを守ろうとする力)がはたらいているうちは、鼻やのどの粘液分泌細胞から粘液が出て、ウイルスを洗い流してくれる。さらに、そのウイルスを含んだ粘液(たんなど)をせん毛細胞がほうきのようにはたらいて外に掃き出してくれるのだ。この自己免疫力が弱ってくると、ウイルスを外に掃き出すことができず、風邪にかかってしまう。
 
<弱みに付け込んで
進行>

 たいていは、何種類かのウイルスが取りついている。1時間後には100個、さらに1日経つと100万個に増え、細胞を破って外に飛び出す。それを体は外へ流そうとするため、鼻水がひどくなる。つまり鼻水が多く出るようになっている時には、すでにウイルスは細胞にまで侵入しているのだ。
 
<発熱サイン!>

 血液中のマクロファージ(白血球)は、入ってきて爆発的に増えたウイルスを食べ続け、なんとか数を減らそうとする。同時に視床下部の体温中枢に「発熱してくれ!」のサインを送る。
 
<体を休ませろ!
サイン>

 ウイルスが好きなのが、35~36度なので、それ以上の発熱で増えなくなってくる。同時に熱が上がると、ウイルスに対抗する免疫物質が活発になり、ウイルスをやっつける。また発熱で関節などが痛くなるが、これで体が動かない=休むことができる。
 
<回復へ向かう>

 ここで順調に回復すれば、再びかかることは少ない。インフルエンザの場合、1回目の感染では体の中に抗体ができるのに約1週間かかる。しかし一度そのウイルスに感染した後には、体の中を抗体を作るリンパ球がパトロールし、2回目にはたった1日で抗体を作ってしまうので、同じ型にはかかりにくくなっているというワケ。ただし、別のタイプの細菌が侵入してくると、また風邪をひいてしまうのだ。


●風邪とインフルエンザはどこが違う?

風邪といえば、鼻水、せき、くしゃみ、のどの痛み、頭痛、悪寒、だるい、体の節々が痛い、などが主な症状。それに比べ、インフルエンザは急に高い熱(38度~40度程度)が出て全身に悪化症状が出るのが特徴だ。重症化すると気管支炎や肺炎に発展してしまう。普通の風邪が流行しても死亡者はあまり増えないが、インフルエンザが流行すると特に65歳以上の高齢者で死亡率が高くなる。


~予防接種はどうする?~


●インフルエンザの予防接種とは?

予防接種は1回で終わりではない
インフルエンザの感染の予防、また、万一感染しても軽くすむのに有効なのが予防接種だといわれている。しかし、インフルエンザの予防接種は1回で一生効果があるものではない。インフルエンザのウイルスには多様な種類があり、すべてに対抗できるワクチンは作れないからだ。現在インフルエンザのワクチンは、毎年、“その年にはやりそうなウイルスの型”を予測し、それに対抗するものが作られているのである。つまり、予防接種でインフルエンザを防ごうとするのなら、毎年接種する必要があるのだ。
もちろん、予測した型と実際に流行するインフルエンザの型とが異なることもある。しかし、毎年予防接種を受けている人は、免疫が蓄積するので、かかった場合でも軽くすむケースが多いようだ。

(予防接種の前に相談が必要と思われる人
・たまごアレルギー  ・妊婦
・発熱をしている人  ・体力が低下している人
・重症の急性疾患にかかっている人   など)


●治療が無理なら「予防」をしよう!

市販の風邪薬は風邪の諸症状をおさえることはできても、ウイルスを直接やっつけてくれるものでは全くない。かかってしまったら、もう休むより仕方がないのだ。手立ては「予防」しかない。
しかし忙しい働き盛りは、疲れている時や、睡眠不足の時にも、人ごみ行かなければならない時もある。うがい・手洗いを敢行したくても、できない条件もあるだろう。
ならばひとつの手段として予防接種を受けよう!予防接種は子供や高齢者だけのものではない。


●効果80%!?

働き盛り層がインフルエンザ接種をあまり受けない理由のひとつが「忙しいから」 の他に、保険がきかず、完全に自費払いだということかもしれない。子供や高齢者ならば命に関わることもあって、ためらいは少ないが、自費でお金を払ってそれで、接種したものとは違うタイプにかかっては意味がないではないか?と思えるからだ。特にこの層は子供の時、そうしてインフルエンザにかかったという経験者が多い。
しかし、人間側もウイルスに対して、ずっと手をこまねいていたわけではない。WHOの指導のもと、世界各国の専門機関が協力を進めた結果、流行タイプの予想はここ10年では当たっている!つまり、作られているワクチンも有効ということだ。しかも、その効果は大きく、約8割ともいわれている。

(MSN)

 


絶滅の危機

2009年01月25日 23時56分09秒 | Weblog
 平均気温が1度高くなるごとに絶滅の危機にひんする生物種の数が10%ずつ増え、今後30年間に東南アジアのサンゴ礁の88%が失われる可能性があるなど、地球温暖化が生物多様性に大きな悪影響を及ぼすとする報告書原案を、生物多様性条約の専門委員会が25日までにまとめた。原案は「世界中の熱帯林が破壊されれば、100年間に4000億トンの二酸化炭素(CO2)が大気中に放出」と指摘した。
(nifty)