クリニックに入ると、まず体温と血圧を測定。
それからエコーで下肢静脈をスキャンし、静脈の走行に沿ってしるしがつけられます。また静脈瘤の外縁にもしるしがつけられました。
手術台に上がると点滴、血圧、心電図など必要な処置が施され、準備が整うと最初に足の付け根に局所麻酔を注射されます。これはあまり痛くなかった。
それから先に付けられた静脈のマークに沿って、何か所も局所麻酔が打たれます。これはちょっと痛かった・・・最初のうちだけですけどね。そのうち何も感じなくなります。
これらの痛み止め処置が済むと、もう後はほとんど何も感じません。
レーザーチューブはひざの内側の静脈に太めの針(といっても献血の針よりは細いそうです)を刺し、そこからエコーで位置を確認しながら静脈内に送り込まれてゆきます。そして目的の部位まで届いたら、レーザーで静脈壁内面を焼きながらチューブを戻してゆくのです。つまり静脈1本つぶすわけですね。そこの静脈がなくなっても、血液は他の経路で流れてゆくので問題ないそうです。
今回はレーザー治療に加えて静脈瘤の除去も行われました。昨年左脚の治療をしたときはレーザーだけでしたが、今ではレーザー治療 + 静脈瘤除去がスタンダードな治療のようです。私の場合目立つ静脈瘤が太ももと、ひざ下の内側にあったので、それぞれについて除去術が行われました。
どうやって静脈瘤を除去するかというと、静脈瘤のどちらか一方の端の皮膚を切開し静脈を露出させ、その中にかぎ針みたいなものを突っ込んで、力任せに引っこ抜くのです。他方の端は切るのではありません、引きちぎるのです。手術中に自分の太ももあたりに医師がかなり体重をかけているのがわかりましたが、そんなことをしてたんですね。
昨年はレーザーだけだったので30分ほどで終わりましたが、今日はそんなこんなで1時間近くかかりました。
手術の後は1時間ほど回復室というところで休憩をとります。
手術前に付けられた静脈の走行と静脈瘤のマーク
手術後止血のための棒を患部にあてられて1時間休憩
1時間経ったら包帯を取り、太ももまでカバーする加圧ストッキングをはいたら、歩いて帰ることができます。
手術後の注意事項は・・・
今晩はお風呂に入れない。
明日の夜までは加圧ストッキングをはいたままでいること。
明日以降は夜寝るときはストッキングを脱いでよいが、日中ははいていること。
スポーツはOK。
・・ということで、案外自由度が高いですね。昨年は手術後1週間は24時間ストッキングをはいていなければいけなかったんですが、現在は緩和されたみたいです。
現在の右脚の状況ですが、ひざ下の静脈瘤を引っこ抜いた傷口が少し痛いのと、脚の内側に違和感を感じるくらいです。
ではまた明日。