ひらた100km徒歩の旅

~ひらた100km徒歩の旅~
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社会が企業が求める人材

2012-12-04 10:35:19 | 第6回日記
2014年春に卒業する大学生の就職活動が本格的にスタートしました。
ひらた100km徒歩の旅の学生は、現在100%教育学部で教員志望なので、
2014年の就職戦線のあまり影響はないと思いますが、
以前のブログでも若干大学生の就職について触れました。

私は地元ケーブルテレビの役員も兼務しておりますが、昨年まで毎年新入社員募集しており、
毎年10名から20名の大学生の面接に携わっておりました。
といっても所詮小さな町のローカルケーブル局ですから毎年採用するほどの会社ではありません。
ではどういうことか…、ここ近年採用したい該当者がいなかったということです。
少数精鋭を目指し、会社経営をしておりますので、たった一人の採用枠をとても大切に見極めます。
ですから、必ずその年に無理に採用をしないということ、人材がいなければ見送りということです。

試験は、会社説明会と同日、受験希望の方はその場でテーマを発表し論文提出。
論文と履歴書と成績証明を基に書類選考の後、1次面接に最終面接を経て採用となるわけです。
ここで一番の難関は履歴書の中身と面接。成績は重視しないわけではないのですが、
普通にまじめにやれば単位はとれるわけで、企業が重視するのは何か?。
よく履歴書にアルバイト歴やそこで培ったことが結構書かれていますし、
面接でも延々それをセールスポイントとして懸命に話をしてくれますが、
重要視する面接官はあまりいないのではないでしょうか。(私もそう)
むしろ今まで部活動でどのくらいきつい思いをしてそれを乗り越えたか、
勉強やアルバイトや部活のほかに、人の為に役に立つ活動をし、そこでどんな苦労をしたのか云々。

では企業は人材に何を求めるのか、見極めのポイントは何か?
これは10月100km福岡会議の講座の中でもでてきた話で、
実際企業にアンケートをとった結果、求めるポイントはコミュニケーション能力に粘り強さやストレス耐性。
実際わが社の面接でも大変重要視しています。
この「コミュニケーション能力に粘り強さやストレス耐性」は逆に大学側にとったアンケートで、
学校で教えることのできない能力に最たるものとして挙げられているそうです。
その中で100km徒歩の旅は事業を通して社会に必要とされる人材育成を目的に、学生をスタッフに据える訳です。

実際文部科学省の方でも、ボランティアや自然体験活動などに取り組む大学生に対し、
第三者が評価した上で修了証を発行する制度を創設する方針のようで、将来的には企業などと連携し、
就職時の判断材料として活用することも想定しているとのこと。

島根大学教育学部も、教育実践力を養うのに1000時間体験学習を義務化しており、
その中の一体験事業としてひらた100km徒歩の旅は登録させて頂いているわけです。

学校も多種多様な子供たちや親に囲まれ、様々問題を抱えているのは言うまでもなく、
実際心身を患われる先生も多いとか。
学校の先生も企業と同じで、コミュニケーション能力に粘り強さやストレス耐性が必要とされる時代ではないでしょうか。

我々もニーズに答えるべくプログラムにも磨きをかけ、
社会に必要とされる人材育成を目指し切磋琢磨せねばなりません。

団長 松浦






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