作って遊ぼう&学校の応援

 小学校でオモチャを身近な材料で作っています。また、最近プログラミングで学校支援アプリを制作しています。

牛乳パックで「輪投げあそび」づくり

2022-05-23 21:13:55 | 作って遊ぼう教室
<パソコンページ>
 小さな子どもと一緒に遊ぶのに[輪投げ]はどうですか。
 牛乳パックをハサミで切るのが子どもにはチョッと難しいですが、大人と一緒に作るのはどうでしょう。
 底のところを台として、4つの角(かど)のひとつを輪の入る柱にします。残りの側面は四角柱状になっていますので、それを輪切りにして、四角い投げ輪をつくります。

 ハサミで切るところを青い線で表しています。破線(点線)は見えないところです。
 黒い線は牛乳パックの輪郭です。破線(点線)は見えないところです。



 寸法は厳密なものはありませんから自身で決めてください。
 私の場合は、ケガキもしないで直接ハサミを入れて切っていきました。
 子どもに作らせる場合は、マジックで書いてあげたらいいですね。(ボールペンや鉛筆では、きれいな線は引けません。)

 では、底の方からハサミで切っていきましょう。



 写真を大きくしてみました。切るところはわかりますか。どこからハサミを入れるか計画を立ててから始めます。立体ですからそこが重要です。



 柱にするのは、側面の四方の角のうち、ひとつだけ固いところがあります。つなぎ目のところです。ここを柱にするのがベストです。
 角を活かして角の両方の面を幅1cmほどを残して切っていくと、折れない固い柱になります。
 
 次に、柱の角と反対側の角からハサミを入れます。写真では底近くからハサミを入れていますが、立体にハサミを入れるのは難しいです。もっと上の方からハサミを入れると、角を折って平らにできるので切りやすいです。まずは輪切りにしてペン立てのようなものをつくって、そこから線のように切ってください。



 柱の出来上がりです。


 上の部分で四角い輪を作っていきます。



 写真を大きくしてみました。複雑に見えますが、平らにつぶすとまっすぐハサミで切るだけです。
 幅は1cm程度で切っていきます。厚いですから力がチョッと必要です。子どもにはマジックで線を入れて、ゆっくり切ってもらうといいですね。



 こんな風にハサミで切っていきます。

 これだけつくることができました。



 10個つくることができました。


 これですべて完成です。さあ~ 遊びましょう。

 1m離れて投げてもなかなか入れるのは難しいです。練習もなしにですから1つ入るのがいいところです。皆さんだったらもっともっと入ると思います。親子で、ジ~ジ・バ~バと孫とで楽しんでください。



 輪は、5つまでは柱に入ります。しかし、なかなか入らないので、10個持って10点満点で競っても5点まで取ることはできないでしょう。しかし、回を重ねて上手になったら、5つ持って5点満点で競ってください。
 四角い投げ輪は不安定です。軽いし空気抵抗が大きくて予測のつかない飛びかたです。
 もっと折り目を増やして円にしてやると、回転させて投げると安定して飛びます。



 投げ方・飛び方を四角と円で比較した図です。回転の有無もやってみました。
 安定して飛ぶのは円の投げ輪を回転させて投げたものだけでした。
 四角いものを回転さててもすぐ回転しなくなります。そのあとは回転させないものと一緒で、向きや方向を変えてヒラヒラ予測不能な動きで落ちていきます。



 図にするとこんな風です。面白いですね。

 四角い投げ輪、円の投げ輪のどちらにするかも面白いですよ。 


作り方ダウンロード

写真クリックでPDFファイル




追伸
 我が家も、この夏は息子家族が帰省すると連絡がありました。孫娘二人と作って遊びたいと思っています。楽しみだな~。

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。参考になりましたら幸いです。