千代の日記

鬱病を抱えたお師匠さんの奮闘記 (千代の会のHPはhttp://www.chiyonokai.com//)

初めて知った!マイクって2種類あるんだぁ

2009年06月30日 | 音楽

いやぁ~、今頃、目からうろこでお恥ずかしいのですが、今の今までマイクって
「無指向性マイク」と「単一指向性マイク」の2種類あるって知りませんでした。^^;

今まで、個人的にマイク使ったって言ったって、カラオケくらいのもので、あとは、
狭い所でマイク無しでしか唄ったことがありませんでした。
唯一、横浜のにぎわい座でおさらい会がある時は、マイクを使いますが、それって、まるで噺家さんの使われているように、体からずいぶん離して、三味線の音も唄も音を拾ってもらう形式で使われていました。
これって、「無指向性マイク」だったのですね。これが普通だと思っていたから、
TVで見る歌手って、なんであんなにマイクを口にくっつけて歌っているんだろう??
よっぽど声量がないのか??って、ずっと心の中の小さな疑問でした。(大笑)


先日、ライブハウスのキャンドルナイトのイベントで初めて唄った時、リハーサルで
口をマイクから遠ざけると、全然集音してくれないのに、びっ.くりしてしまいました。
これって、雑音が入りにくいような、「単一指向性マイク」だったのですね。。。

いやぁ~、相変わらず、機械音痴というか、時代遅れというか、やっぱり私は江戸な人間です。
 
今日、藤沢での、イベントのためのマイクをどうするか?という質問をされて、はじめて知りました。知ってよかったぁ~!!

私達、新内流しは、立って弾き語りの時、三味線を着物の腰紐に結びつけた、糸一本で支えています。ギターの様にバンドで肩から吊るしてないので、片手をちょっと離すのがせいぜいです。ステージに立てば、もうマイクの高さの微調整は自分では出来ません。
リハーサルでのマイクの種類の確認、スタンドマイクの高さ調整など、あらかじめのスタッフの方との 打ち合わせが とても大切だと言うことがわかりました


「浮かれ三亀松」研究

2009年06月10日 | 芸能ネタ

 富士松延千代のホームページ

柳屋三亀松という人の名前をご存知の方は若い方では、めったにいないんじゃないかしら?

私だって、まったく聞いたことがなかったんだけど、新内の世界に入ってから名前を聞くようになったの。5,6年前かな?本屋で吉川潮さん著「浮かれ三亀松」という一代記を書いた本を買ったのは。 

三亀松とは、戦中戦後の一世を風靡した「都々逸&新内」を色っぽくて、風刺が利いてちょっと毒のある漫談を織り交ぜておもしろおかしく聞かせた人、とでも言おうかなぁ?

まだ、世の中の人が、新内の一部を聴くと、「ああ、あの話の一部ね」ってわかってくれる良き時代の事。
本の冒頭部分から「粋と言うのは他人(ひと)様に対する気遣い、気働きだ。てめぇだけ粋がっている野郎ほど野暮天はいねえ」と来た。

他人(ひと)様って他人に様をつけてるってあんまり最近聞かないね。。「世間様に顔向けできねぇ」とか「お天道様に合わす顔がねぇ」とか、そういう道徳観が、統一した宗教のない日本人を律して来たのではないかしら?
ところで、三亀松はその生き様も「粋」が歩いている様な人だったらしい。お師匠さんから三亀松の舞台のテープをお借りした。芸の参考にと言う事で。ん~~ん・・・三亀松ワールドはこれは男の芸だねぇ。。。。おんなの私にどこか取り入れるって。。。具体的には難しい。芸風は好きだし、心意気も好きだけどね。笑いのネタ的には、かなり時代がずれているから今笑えるかというと難しいけど、流れとか雰囲気は面白いと思う。

私は、もともと三味線弾きで、新内語りだし(だしって、あくまで目標ね。 )そんなに漫談風にはしなくてもいいのだけれど、お客さんを飽きさせないために、ちょっぴり、笑いとお色気を加味したいとおもっているのよねぇ

(*^^*)ふふっ
でも、実際、自分でしゃべってると、上沼恵美子風になってくるって自分で思うの。「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」見てるからかしら??(笑)
まだまだ研究は始まったばかり。

♪明けの鐘、ゴンと鳴る頃仲直りしたら、すねた時間が惜しくなる

「どうだい? いい唱だろう?」