メス鮭 「金子(きんこ)」のひとり言

サケ釣り没頭の釣キチさん・・、私を釣り上げるための秘策「シーズンオフのメンタルトレーニング」を教えちゃいますっ。

「針先」の秘話

2005-11-14 | 仕掛のお話

サケ釣りが終わる頃、全道的に「チカ」のシーズンに入ってますよね。

「たとえ」がちょっと違いますが、チカ釣りは針数が多い分、どうしても衣服とか帽子に針が引っ掛かります。針には「返し」があるので、刺さった針はずしには苦労しますよね。

だましだまし取ったけど、なんとなく喰いが悪くなった・・と感じた事はありませんか?

あの細い針を布などの刺さりからはずす時、実は「返し」が折れて「抜けやすく」なり布から抜けている事が意外と多いんです。ラインが切れずに良かった・・などと喜んだものの、その後チカは「返し」のない針の「さし」や「擬似餌」をくわえ、釣果は極端に悪くなってしまいます。

さて、ブッコミ・サケ釣りに話題を戻しましょう。

塩水に長時間さらされた針は時間とともに侵食されます。そして数多い餌替えによる砂との接触も増え、針先が磨耗し刺さりが悪くなってきます。

サケはフロートや餌を一気に食わえる訳ではなく、観察後に試し喰いに入りますが、フロートをいじっているうちに餌から出ている針に接触し「チクッ」と刺されば釣果につながるし、サケの方が運良ければ、いずれ生物ではない物体と気づき去っていきます。

ここで一番のポイントは「チクッ」と口の中の皮膚に接触するか否か・・。

「ブッコミ釣師・銀太郎」の首にはいつもラインカッターとヤスリがぶら下がっています。カッターはハリスと棚の調節、ヤスリはもちろん針先研磨のため・・。

針を右手に持って左手親指の「爪」を刺してみて下さい。新しい針はしっかり刺さって白く線が付きますが、先の磨耗した針はツーッと爪の表面を滑ります。

サケが釣れるか釣れないか・・、物理的に考えてもサケの口の中の皮膚に針が刺さるか刺さらないかにかかってます。

「安売りの針」は要注意!信頼あるメーカーの針は値段も張る分「質」も研究されています。

「人より釣る!」「確実に釣る!」と言う事は「大雑ぱな釣り」では釣れる確率が確実に減るって事です。 (銀太郎・秘策より)

 


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