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メス鮭 「金子(きんこ)」のひとり言

サケ釣り没頭の釣キチさん・・、私を釣り上げるための秘策「シーズンオフのメンタルトレーニング」を教えちゃいますっ。

波をよむ

2005-10-30 | 自然観察

メス鮭「金子(きんこ)です。

「波」は私たちの回遊に大きな影響を与えているのは皆さん既にお気づきでしょうが、「同じ場所の竿だけが釣れる経験」はお持ちでしょうか。

だからといって他の釣り師がそこに入っても釣れない・・。これまた不思議な話。そんな秘密は金子たちサケや「ブッコミ釣師・銀太郎君」達、こだわり釣師の方しか解明できないのよね。今後ひとつひとつ解明していきますのでお楽しみにネ!

沖の同じ場所で「白波」が立っているのは釣り師ならば皆さん見た事があると思います。

「底が急に浅くなっている所」ということも想像されていると思います。遠浅の海岸では沖からの「うねり」は波が消えるまで同じ状態で砂浜まで上がってきます。

 オホーツク海の砂浜の多くは、浜辺から少し沖に進むと「急に深くなるポイント」があって、沖から進んできた「うねり」は底が急に浅くなったことにより生じるエネルギーを上方向に変えて、それが波打ち際まで届く「波」に変わります。

 かんたんな事例で言えば、遠浅の海岸(海水浴場など)は波がどこまでも消えないし、「かけ上がり」と呼ばれる段差のある波打ち際では「ドボン」と波が起きてそこで消えるでしょ・・。

お解かりのように、波は海底をよむ貴重な資料となり、サケ釣りにとっては「魚道」をよむ貴重な財産であることもご理解いただけると思います。 他人が入ると釣れない理由の1つにはこれら「ポイントのズレ」が原因と言えそうですね。

波の大きい日、沖から寄せる波を左右で比べて見て下さい。「ふっ」と波が変わる場所が発見できるかもしれません。なぜ変わるかって?前に説明した波ができる「逆」の発想で悩んでみてください。

なぜ深いポイントにこだわるのか・・これは大漁につながる大切なポイント、私たちの身体にもその大漁の原因がありそう・・。