ひまわりてんびんへの道

会社は変われど、一貫して企業法務に携わってきました。思いつくまま、気の向くまま、気長に書き続けます。

昔、読んだ詩や絵本を無性に読みたくなって。

2006年08月15日 | 昔、読んだ・・・・・
今は、ほんとに便利になったもんだ。

昔、読んだ詩や絵本や小説が無性に読みたくなって、記憶の片隅にある一節をネットで探してみると、案外、見つかることに驚く。

むかし、龍角散か浅田飴のCMで、記憶が定かじゃないが、山崎努さんのナレーションで、「泣くときは、ハンカチ出して泣きなさい」という詩を朗読していて、その後、作者が、辻征夫さんという詩人の方だということはわかったんだけど、其のころは、それ以上探しもしなかった。

探してみた。あった。

CM周りのことは、わからなかったけれど、オリジナルの全部がわかった。

どうも間違って覚えていたよう。「泣くときは、ハンカチ出して泣きなさい」じゃなく、「なくときはくちあいてはんかちもってなきなさい」だった。

 「桃の節句に次女に訓示」  辻征夫詩集「かぜのひきかた」書肆山田 所収
なくときは
くちあいて
はんかちもって
なきなさい
こどもながらによういがいいと

ほめるおじさん
いるかもしれない
ぼくはべつだん
ほめないけどね


ねむるときは
めをとじて
ちゃんといきして
ねむりなさい
こどもながらによくねていると

ほめるおじさん
いるわけないけど
とにかくよるは
ねむりなさい

全編、ひらがながいい。
題名がいい。


このエントリーは、シリーズ化するかも。





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1 コメント

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ありがとうございました! (T-top)
2014-05-10 22:53:38
大好きなCMで、長年、何の詩だろうかと折にふれ思い出していました。
謎がとけて、すごく嬉しいです。
本当にありがとうございました!
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