ひまわりてんびんへの道

会社は変われど、一貫して企業法務に携わってきました。思いつくまま、気の向くまま、気長に書き続けます。

依頼者の呼び方

2008年08月24日 | 仕事
今日の日経の医療面に、医師の患者の呼称についての記事があった。「様」から「さん」へ

弁護士は、「さん」だよなぁ、と思う。

昔、某事務所の新人弁護士、入ってくる新人さんに、いつも「○○様」と言われて、いつも抵抗をおぼえて、「○○さん」か役職名で呼んでくださいと、言っていた。

「様」と言われるほど偉くないし、距離感があるような気がしたものだ。

弁護士は、医者とはまた違った関係が依頼者との間にあるように思える。

時には、依頼者に対して意見し、注意もしなければならない。

また、依頼者の側も、弁護士には、言いたくないこと、隠しておきたいこともあるかもしれないが、究極的には自分の利益を図るためには、真実を打ち明けておく必要がある。

とはいっても、医師も弁護士も、落ち着いて考えれば、こんな議論もあるのかもしれないが、現場では、そんなことは気にもしていられない、ということなのかもしれないけどね。


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