ひじきごはんを食べましょう(sorry, this blog is UNDER CONSTRUCTION←おー

どうもひじきごはんです。ほんとに食べちゃだめですよ、俺のことをね。

一万年と二千年経っても

2007-10-04 15:55:02 | Weblog
ウィンドウでーなーいー♪

さておき

『あかいくつ@2ちゃんねる』

222 名前: 1/2 [sage] 投稿日: 2007/10/03(水) 22:41:10
 冒頭ではなく中盤の回想エピソードです。酷評お願いします。

 あれは四年生の秋、日曜日の夕暮れ時のことだった。

 僕は近所にある公園の砂場でひとり、一心不乱に黒砂と水をこねて遊んでいた。あたりには誰もいなかった。
 どのくらいの時間砂場と格闘していただろう。最初はたしか山か城に似たものをこしらえたかったはずだが、目的はとうに途中で見失われ、もはや自分が何を作りたいのかも判然としなくなり、それでも、いやそれゆえに、僕はただひたすら両手で砂と水をつかんではかき回し、すくい上げてはまた
ぶちまけることに熱中していた。頭を空っぽにして行為そのものに没頭することの快楽に我を忘れて身をゆだね、地中に突っ込んだ手首から先をすっぽりと包み込む泥砂の冷たく粘りつく感触に、ほとんど陶然となっていた。夕方の肌寒さが刻々と増してきていることにすらまったく気づかなかった。
 ふと顔を前に上げると、砂場を囲む木枠のすぐ外側に恭一が立っていて、じっと僕を見つめていた。
 目が合うなり、いつもと変わらない両頬をくしゃくしゃにした笑みを作り、気さくな調子で、
「なーにやってんのよシンちゃん。ひとりっきりでさ」と声をかけてきた。
 ふいうちを喰らった僕が言葉を発せないでいると、
「まぜてよ、おれも」と言いながら木枠を踏み越えすぐ隣に来てしゃがみ込み、恭一は僕がぐしゃぐしゃにした砂にずぶずぶと両手を挿し入れた。
 そしてその中で、僕の手を握った。
 水気を多く含んだその部分の泥の冷ややかな感触とともに、恭一のてのひらの温かさがたしかに伝わってくる。
 
223 名前: 2/2 [sage] 投稿日: 2007/10/03(水) 22:44:09
 それから恭一は十本の指先をあまさず僕の指にからめ、ゆっくりとなで回すように動かした。
砂場の内部で僕たちふたりの小さな手指が、それ自体何か明確な意志を持つかのように、けれどもその意志がよく見えないままにきつくからみ合った。
 凍りついたかのごとく身動きがとれなくなり、僕は自分の顔が赤くなってきているのがわかった。
 どれだけのあいだそうしていたのだったか。
 とうとういたたまれなくなって僕はからまった指を強引にふりほどき、砂場から手を引き抜いて無言で恭一に目を向けた。こめかみがずきずきと疼き、口の中がからからに渇いていた。
 その視線を受けとめた恭一の顔は、僕と同じく見る見るうちに赤みを帯びていった。
 そしてひとり泥砂に手を浸したまま、ほとんど痛ましいような、それでいて込み上げる喜悦を抑え切れぬような曖昧な表情を浮かべたあげく、恭一は無理に笑おうとしていびつに口許をひきつらせた。
 その顔を見ているのがなんだかたまらなくつらくなってきて、僕は思わず、
「ごめん恭一」とつぶやいて立ち上がった。
 見下ろされる形になり、それでも恭一は腕の先を泥砂の外に出そうとはせず、しゃがんだ姿勢のまま首を上向けて僕の動作を目で追った。その手を出すのが恥ずかしいかのように。その手の中になにか見られたくないものを隠しているかのように。
 そこにいるのはまるで、恭一の顔をしたべつの誰かだった。
「ごめん恭一」ぼくは繰り返した。その言葉を繰り返すことしかできなかった。
「な、なんだよう、謝るなよシンちゃん。そうじゃないんだよ、そうじゃないんだってば」
 恭一はいまにも泣きだしそうに顔をゆがめていた。あるいは本当に泣いていたのかもしれない。
 逃げるように公園から立ち去った僕には、それ以上はわからなかった。 

224 名前: 名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日: 2007/10/03(水) 23:17:26
>>217

>文章に個性的があって
>誰でも書けるような文章でオナニー丸出しの文章やってっから

まず自分の日本語をなんとかした方がいいな。荒らしでも書き込む前に読み返すぐらいしろや。

>>220

>読み手の目からすれば、主人公に「君」呼ばわりされてんのは読者ってことになってしまう

あんた前も根拠のない二人称否定論振りかざしてた人?
その思い込みの一般化、なんとかならないのかね。
>>215を読んで「君」が自分のことだなんて真っ先に思うか普通?
現にあんただってちゃんと「君」がPCの中にいるって読み取れたわけだろ?
つまり、単に語りかける相手がいるってだけじゃん。それが「誰」なのか読み進めるうちに判明する、という構成なわけだろ。
ま、作品の出来自体はまったく擁護する気にはなれんが。

225 名前: 名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日: 2007/10/03(水) 23:51:39
>>222-223
結構上手いと思う。文章のテンポも滞ったりしてないし、よく描けてていいんじゃないかな。
一カ所だけ、
> そしてひとり泥砂に手を浸したまま、ほとんど痛ましいような、それでいて込み上げる喜悦を抑え切れぬような曖昧な表情を浮かべたあげく、恭一は無理に笑おうとしていびつに口許をひきつらせた。
ここの恭一の表情がちょっと思い浮かべづらかった。
ここでは僕の視点から見て「痛ましい」と感じたことと、恭一が「喜悦を抑え切れ」ないでいる様子が同列で語られてるんだと自分は捕えた。で、どちらも「恭一の表情」を描写する形容詞的な部分だけど、前者は僕の感覚で後者は恭一の感情だから、並列されて混乱してしまった。実はまだ混乱している。
我ながらちょっとイチャモンに近い気がするんだがもうよくわからない。因縁だと思ったら無視してくれ。


>>224
前にもあった指摘だったのか。そっちはたぶん自分ではないと思う。良ければいつ頃のどのレスか教えてほしい。

鍵括弧で括られた会話文で「君」と使われている場合に、その「君」を己のことと勘違いする読者は確かにいないと思う。普通は二人以上の人物同士が互いを指して呼び合っているということは明白で、読者の立ち位置は透明人間的な視点におさまれるし、それで自然なわけだから。
でも地の文で使われると、会話文を聞いているっていうより会話そのものに巻き込まれているような錯覚が起きてしまう。
少なくとも自分は一瞬、他人が会話してるのを聞いてるんじゃなくて呼びかけられてるように思ってしまう。
何故なら日常で実際に呼びかける/呼びかけられる場合と同じ形式で書かれているから。
でも、そんなことはあり得ない。普通筆者は読者としてある特定の個人を想定して書いたりしないしできない。
それが余計きもちわるい。自分ではない別人を想定しつつ「この自分」に話し掛ける形式で書いているのが違和感通り越して気味が悪い。そういう気味悪さを描こうとしてわざとやってるんじゃないところがなおまずい。
人物をあらかじめ伏せといて、話が進むごとに明らかにしていくという手法を、こういう呼びかけの形でやる気ならあんまり成功してないように思う、ということだ。

226 名前: 名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日: 2007/10/04(木) 03:24:02
>>222-223
>どのくらいの時間砂場と格闘していただろう。
以下の段落が、文章のリズムに乗れず、印象も不鮮明。
他の部分はそうでもないので、いっそばっさりと切ったほうがいいようにも思う。
↓こんな感じになる。

  僕は近所にある公園の砂場でひとり、一心不乱に黒砂と水をこねて遊んでいた。あたりには誰もいなかった。
  ふと顔を前に上げると、砂場を囲む木枠のすぐ外側に恭一が立っていて、じっと僕を見つめていた。
  目が合うなり、いつもと変わらない両頬をくしゃくしゃにした笑みを作り、気さくな調子で、
 「なーにやってんのよシンちゃん。ひとりっきりでさ」と声をかけてきた。

つまりは、まずは具体的な描写から入ったほうが、読み手も入り込みやすいし、印象がくっきりすると思うんだよね。抽象的な描写はそのあとということで。
なので、切った部分をどうしても書きたければこのあとに持ってくるのもひとつの手かと。

227 名前: 名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日: 2007/10/04(木) 04:37:37
>>222-223
これはまったくダメ。
大人の視点のままで、過去の自分に憑依するという失敗例。
初級者がやりがちなんだけれど、一人称でこれをやると時系列と人格が混乱するので、非常に気持ち悪く読みにくくなる。

一人称での回想シーンは、客観的に、現在から過去の自分を振り返る形にするのが基本。
「あの時ぼくは○○と思ったのだ」とか「○○だったのを覚えている」とか過去形で過去の自分の内面には直接入らずに、外側から説明する形になる。

228 名前: 名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日: 2007/10/04(木) 05:28:19
>>227
ああ、そういうことなのか、と納得。

>どのくらいの時間砂場と格闘していただろう。
とか、
>どれだけのあいだそうしていたのだったか。
とか、
どうも違和感があったのだが、回想だから仕方ないのかと思っていたけど、
理由がわかってすっきりした。

尚、
>あれは四年生の秋、日曜日の夕暮れ時のことだった。
これもどうなんだか。
小学四年生の出来事にしては、幼すぎないか。
下手すりゃ毛も生えている年齢だぞ。
幼稚園から小二くらいの感覚のように思う。

229 名前: 名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日: 2007/10/04(木) 11:20:00
>>227

>大人の視点のままで、過去の自分に憑依するという失敗例

海外だけど、スティーブン・ミルハウザーなんかでそういう例はあるよ。
高度に観念的な文体で子供時代を回想するという手法。
もちろん>>223>>224とは完成度が格段に違うけどね。

230 名前: 229 [sage] 投稿日: 2007/10/04(木) 12:38:36
あ、>>222>>223の間違いだった。失礼。
ついでに言うと、一人称の回想シーンで内面に立ち入るのがダメだとは必ずしも言い切れない気がする。
またミルハウザーの話になっちゃうけど、大人視点だからこその精緻な情景描写とあいまったねちっこいまでに言葉を重ねた内面描写が読んでて痺れるんだよね。
ありがちな回想を異化する力業というか。あまり作者の参考にならなかったらスマソ。

新着レス 2007/10/04(木) 15:23
231 名前: 名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日: 2007/10/04(木) 15:06:58
過去の確定した事柄なのに、未確定のように書くからおかしくなっているのだと思う。

>どれだけのあいだそうしていたのだったか。
もう答えは出ているのに、問いかけられても、ただの思わせぶりにしか見えない。
この一節を書くことでなにか効果が挙がっているわけでもない。
「長いあいだそうしていたが」とか、
「どれだけのあいだそうしていたのかは覚えていないが」とか、素直に記述すべきだ。

232 名前: 名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日: 2007/10/04(木) 15:22:52
>223の続き

"Was die sieben?"
栗色のおさげの女の子が、いつのまにか立っていた。何を言ってるのかわからない。
「は、はろー」
"Fruh ins Bett und fruh heraus, frommt dem Leib, dem Geist, dem Haus."
小さな形のよい鼻をつんと上に向けて人指し指を立ててその子は言った。ハウスだけわかった。
「家が作りたいの」
"Was?"
わかってもらえない。このこもそうなんだ。相手にしないで砂山に戻って、トンネルを掘り始める。
"Wohlgeschmack bringt bettelsack."
「ブリン?…プリンが食べたいの。そうなの。」
"Was?"
「ちがうの。」掘り続ける。
"Freut euch des Lebens, weil noch das Lampchen gluht!"
「きみ、おかしなこだね。」
"Was?"
「…。ば…う"ぁすう"ぁすって それきみのなまえ。」
"Was?"
「やっぱりそうなんだ」でも訊いてる。名前なら訊かない。
女の子は怒ったみたいで、喋るのをやめてしまった。そして、怒った顔のまま真向かいにしゃがみこんだ。
「やめてよこわさないでよ…!」女の子は違うことをした。向かいから、砂山を掘り始めた。
怒った顔のまま、黙って掘っている。よそいきの紅いワンピースなのに。
「…う…う"ぁす?」えっ、と顔をあげた女の子に上目遣いに見られる。
"Solju Aaska Runglie"なんでこんなときに
車の名前を二つ言うんだろうと、思った。掘ることに戻った。女の子もそうした。
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As Keen× Kinky◎ As Naughty Empress

2007-10-04 13:02:10 | Weblog
こったにトーシロくせー番組観たのはじめてですよ全国ネットで!

ぐだぐだなのに加えてコノオ

ハラハラしどおしですがな!砂利道走ってるバスですか。俺経験あるお。龍泉洞訪れた折未舗装どおろがあつたのす。VTRゆくとほっとするお。





夕ニャンみてーでおたのもしいだが
あかねタンハァハァになつてしまうでないかー!である。この際【検閲済】には目をつぶるっつーかあかねタンには弱いおれちゃんである。首尾一貫どこの話ある。
コメント (7)
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